Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

ミステリ小説・ドラマ・映画のレビューと、フィギュアスケートに関する話題について。ド素人なので初心者にも分かりやすく、楽しくを心掛けていきたいです。

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2016年1月~2月読書まとめ

 05, 2016

しばらくお休みしていた読書まとめですが、今回からまた復活いたします。
今までは、読書メーターのサービスをそのまま利用していたので、
リンクは全て、読書メーターのページに誘導するようになっていました。
でも読んでほしいのは読書メーターのコンテンツではなく、当ブログの過去記事なので、
多少手間は掛かりましたが、オリジナルなものに改変してみました♪
見逃してしまった過去記事に、今一度興味を持っていただけたら幸いです。
なお、まとめの頻度は2か月に1度ぐらいで考えています。(読了数に応じて変動するかも^^;)

王冠 2016年1月~2月のマイベストBOOK

【刺青殺人事件】 高木彬光
高木彬光氏のデビュー作で、神津恭介初登場作。
終戦1年後の東京が舞台になっています。
背中に大蛇丸の刺青がある野村絹枝が自宅の浴室で殺害された。
死体はバラバラに切断され、胴体だけが消失していた。
浴室は内側から鍵が掛けられた密室状態。
密室トリックは陳腐ですが、当時としては画期的なアイデアだったのかも。
映像で実演シーンを見てみたい。
密室トリックよりも、現場の状況に巧みにミスリードを施しており、
さらに別の効果も狙ったトリックの上手さに目を瞠りました。
物語の前半の耽美な世界と後半の神津登場後のスタイリッシュさとの対比も面白い作品です。

三大名探偵の一人、神津恭介初登場作である本作。
東西ミステリーベスト100の32位にランクインしているので、ミステリー好きには外せない作品ですね。
読了日:1月28日

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Tag:読書 まとめ

2015年8月読書まとめ

 04, 2015

2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:2092ページ
ナイス数:88ナイス

よろず一夜のミステリー: 水の記憶 (新潮文庫)よろず一夜のミステリー: 水の記憶 (新潮文庫)感想
題材はオカルトですが、科学的アプローチで真相究明していくのは好印象。実在の科学理論なども取り上げられており、「水の記憶」論争などは興味深かった。ただ一部難解な理論もあり、理解が追いつかない部分も。キャラ造形などはライトノベル的ですが、作品の内容は、意外と重いテーマを扱っており、学術的要素が強いです。しかし科学的に立証できないという理由で有耶無耶のまま幕引きになっているのがスッキリせず残念です。主人公の父親は失踪しており、父親の消息も含めて、今後の展開が気になるシリーズではあります。でも続編は保留(^^;)
読了日:8月5日 著者:篠原美季


水の柩 (講談社文庫)水の柩 (講談社文庫)感想
いじめが原因の事件が多発している昨今、敦子が受けていたいじめは読んでいて辛く、少しずつ悲劇へ向かっていく予感がして読み進めるのが怖かったです。ただミステリとしての驚きはそれほどでもなかったのが残念。道尾さんは文章が上手いのですが、読者を嵌めるための描写が作為的で不自然だったのが気になる。もっと「やられた~」と唸るぐらい鮮やかに騙してほしかった。まあ多少肩透かしは喰らったものの、思っていたほど悲劇的な結末ではなかったのでホッとしました。タイトルは秀逸。ダムは過去の辛い記憶を葬る巨大な柩だったのですね。
読了日:8月10日 著者:道尾秀介


諏訪湖マジック (徳間文庫)諏訪湖マジック (徳間文庫)感想
水乃サトルシリーズ〔社会人編〕第二弾。テーマは武田信玄水中墓伝説。ハウダニットものです。容疑者はほぼ特定されているが鉄壁のアリバイがある。時刻表トリックは苦手なので、始めはやる気なかったのですが、時刻表はそれほど関係なく、サトルと一緒に推理していくうちにトリックが見えてきたので楽しかった♪犯人は何故こんな面倒な方法を取ったのか疑問でしたが、二重のトリックが隠されていて感嘆しました。ただ最後のどんでん返しは想定内だったのでちょっと残念。つっこみ所もありますが、メイントリックが素晴らしかったので満足です。
読了日:8月18日 著者:二階堂黎人


水の時計 (角川文庫)水の時計 (角川文庫)感想
第22回横溝正史ミステリ大賞受賞作。オスカー・ワイルドの童話『幸福の王子』をモチーフとしています。童話を現実の設定に置き換える工夫は見られますが、生々しい現実とファンタジー設定がちぐはぐな印象。臓器提供を受ける側にも様々な事情があり、ドラマがあったのは、物語に膨らみを持たせて良かったと思います。終盤に色々なことが繋がっていくのですが、昴と葉月の繋がりが思っていたより薄かったのが残念。臓器移植の現状、脳死問題、死生観など考えさせられるテーマが多く、難しい問題ですが、考える機会を得られたのはよかったです。
読了日:8月26日 著者:初野晴


火花火花感想
又吉さん自身が経験した苦労や、お笑いについて日々思っていることを作品に投影した感じで、日常を淡々と綴っており、物語にあまり起伏がない。徳永が何故そこまで神谷に心酔したのかも謎。また関西人のノリに全く付いていけず・・・。冒頭の花火大会でのインコネタは面白かったのだが、最後にあほんだらの芸風を真似てしまったのが腑に落ちない。模倣についてあんなに激高していたのに・・・。神谷が徳永に向けた言葉には感動したのに、最後になんて馬鹿なことを・・・。せっかくのいい話が全てぶち壊しです。もっと別な意味で驚かせて欲しかった。
読了日:8月28日 著者:又吉直樹


確率捜査官 御子柴岳人    密室のゲーム (角川文庫)確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム (角川文庫)感想
神永さんの新シリーズ。主人公の御子柴岳人のキャラが際立ってます。実は神永さんの友人がモデルなのだそうです。八雲と晴香もちょこっとだけ登場。八雲ファンにはうれしいコラボですね(^^)全体的に会話文が多く、平易な文章なのでサクサク読めます。ロジカルなミステリが好きなので、数学理論を駆使して事件の真相に迫る手法はとても興味深かったです。タイトルから事件現場が密室なのかと思ったら、取調室で行われるゲーム理論のことらしいと分かり、ちょっと期待外れでした。早い段階で犯人がバレバレなのがなんとも(^^;)
読了日:8月31日 著者:神永学

読書メーター

Tag:読書 まとめ

2015年7月読書まとめ

 03, 2015

2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2117ページ
ナイス数:182ナイス

探偵の探偵 (講談社文庫)探偵の探偵 (講談社文庫)感想
前から気になっていた作品ですが、ドラマ化と聞き、慌てて読む(^^;)玲奈役の北川景子さんがダブルカバーで登場。イメージピッタリですね(^^)探偵の調査能力の高さには驚かされた。ここまで調べ上げられるとプライバシーも何もないのでちょっと怖い。探偵のノウハウも興味深かった。しかし若い女性が何度も命の危険に晒され、ボコボコにされるのは正視に堪えない。玲奈の方もやられっぱなしではなく、相手もボコボコにしているけれど(^^;)ドラマと並行して読むつもりでしたが、暴力描写が多くて辛いので、とりあえずドラマを観るかな。
読了日:7月4日 著者:松岡圭祐


呪縛の家 新装版 (光文社文庫)呪縛の家 新装版 (光文社文庫)感想
横溝正史のようなおどろおどろしさとカーばりの不可能犯罪。そして「読者への挑戦」付き!やけに言い訳がましくて、挑発するなと思ったら、読者から酷評を受けたらしい(^^;)当時は犯人当て懸賞だったそうです。挑戦を受けましたが、犯人は当てられず・・・。第一の殺人のトリック、こんなの分かるか!と思ったけれど、当時完全正解した人がいたそうです。第二の殺人のトリックは見破りました(^^)v ラストのオチにはぞくり。本当の極悪人はやっぱりあの人でしたか!先日のドラマを観ましたが、ドラマは全く別物でした。
読了日:7月9日 著者:高木彬光


新潮文庫の100冊 2015 この感情は何だろう新潮文庫の100冊 2015 この感情は何だろう感想
脱Yonda?くん以降、著名人の似顔絵、謎のモンスター柄と迷走気味でしたが、今年から新キャラクター「キュンタ」が登場。う~んやっぱりYonda?くんが恋しい。100冊を「恋する本」「シビレル本」「考える本」「ヤバイ本」「泣ける本」の5つに分類。本の中の印象的なフレーズを見出しにしています。掲載ページが表示されているのが親切ですね。新潮とは相性が悪いのか、既読本が増えていかない・・・積読本は6+1(今回購入分)冊。頑張って読みたい。
読了日:7月16日 著者:新潮社


カドフェス 2015 発見!角川文庫カドフェス 2015 発見!角川文庫感想
各作品に「泣ける」「胸キュン」「どきどき、ハラハラ」などの特徴をマークで表示。大雑把な分類よりも作品の特徴がより分かりやすいので便利。かまわぬ柄のブックカバーをゲット。もっとかまわぬ柄を増やしてほしいな。既読本7冊(レーベル違いは除く)。積読本は9+1(今回購入分)冊・・・積読本多すぎるだろー!もっと読まなきゃ(^^;)
読了日:7月16日 著者:角川書店



踊れ、ココロ、ナツイチ。集英社文庫踊れ、ココロ、ナツイチ。集英社文庫感想
「恋愛!」「友情!」「涙!」「謎!」「挑戦!」「爽快!」「真実!」の7つに分類。各作品の「この本の"ココロが惑わされる"セリフ」を紹介・・・とほぼ新潮と同様の構成 ですが、各分類につき1~2作、お試し読みが付いているのがいいですね。集英社は他の2社と比べると新し目の作品が多いように思います。惹かれる作品も多かったです。既読本は4冊(別レーベルを除く)、積読本4+2(今回購入分)冊。
読了日:7月16日 著者:集英社文庫


崖の館 (創元推理文庫)崖の館 (創元推理文庫)感想
新本格派が台頭する前に、いわゆる館ものが書かれていたことに驚く。しかし少女趣味のリリカルで甘い文体はくすぐったくてちょっとキツかった(^^;)一方で哲学や詩、絵画についての芸術論は難解で全く付いていけず。涼子は高校生にしては幼くてイライラしてしまう。ミステリとしては意外に本格。ただ作中の日記を読めば自ずと犯人は分かります。絵の消失の謎は単純だけど感心しました。犯人の気持ちは分からないでもないけれど、嫌がらせをした上、殺してしまうのはあまりに心が狭く、醜い。結末も予想通りでやりきれない気持ちになりました。
読了日:7月17日 著者:佐々木丸美


いちばん初めにあった海 (角川文庫)いちばん初めにあった海 (角川文庫)感想
千波が麻子の記憶を封じ込めたのは、やや逆恨みのように思う。麻子には全く非はないのだから。途中までこれはミステリではないな、ただ中編が二つ収録されているだけと思っていましたが、二編はちゃんと繋がっていました!やはり加納作品らしい仕掛けがありました。謎解きがちょっとご都合主義な感もあるけれど、ほのぼのとした終わり方でよかった。この作品には──すべての母なるものへ──という献辞があります。本作に登場する母親たちは、いずれも母としては未熟ではありますが、子を想う気持ちはどんな母親でも同じ。とても感慨深かったです。
読了日:7月21日 著者:加納朋子


蛇行する川のほとり (中公文庫)蛇行する川のほとり (中公文庫)感想
四部構成それぞれ別の語り手によって進行。これにより登場人物の新たな側面を垣間見れたのは面白かった。登場人物は皆ミステリアスで、彼らが一つ屋根の下に集まったらきっと何かが起こりそうでハラハラドキドキ。しかし意外に健全で拍子抜け。彼らは10年前に「船着場のある家」で起きた事件について語ります。その直後に彼らを襲った思いがけない悲劇にはそれまでがまったりしていただけにショックでした。また終章の語り手から明かされる真実に驚愕。でも真相が明らかにされたのですっきり。ミステリ的な企みに富んだお話でとても好みでした。
読了日:7月25日 著者:恩田陸


プールの底に眠る (講談社文庫)プールの底に眠る (講談社文庫)感想
第42回メフィスト賞受賞作。一見、面映いような恋愛ものですが、主人公が過去の呪縛から解き放たれ、再生していくお話でした。雰囲気はあるものの、まだデビュー作とあって、文章はあまり上手くない。まわりくどい言い回しも気になりました。僕と老人の会話は心に響きましたが、老人の存在がスーパー過ぎて現実味がないのが残念。どうせなら最後にもう一波乱あった方がいい。終盤の展開はほぼ予想通りだったので、特に驚きはありませんでした。ところでこの作品の舞台になった場所に心当たりがあります。あの駅に掲示板は・・・ありましたね。
読了日:7月31日 著者:白河三兎

読書メーター

Tag:読書 まとめ

2015年4月読書まとめ

 03, 2015

2015年4月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1802ページ
ナイス数:88ナイス

虚像の道化師 (文春文庫)虚像の道化師 (文春文庫)感想
ガリレオシリーズ第7弾。文庫版は単行本の『虚像の道化師』と『禁断の魔術』(但し「猛射つ」は除く)の2冊が1冊に纏められてお得です。ドラマを観ていたので、既視感があるかと思いましたが、ドラマは随分アレンジされていました。原作は草薙の出番が多いのでうれしい。内海薫も出ています。湯川は『ガリレオの苦悩』の時は警察に非協力的でしたが、今回は自ら大芝居を打ったりして割と積極的。ドラマ逆輸入か、何と湯川が数式を書き込むシーンが!でもドラマのように所構わず書き散らすことはなく、お行儀よく(?)紙の上に書いてました(笑)
読了日:4月9日 著者:東野圭吾


ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件 (幻冬舎文庫)ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件 (幻冬舎文庫)感想
ドラマ化を機に読みましたが、ドラマと小説は全く別物ですね。ヒロインのマヤは高飛車で口が悪く、猟奇趣味だけど、ドSというほどでもない。卓抜した推理力の持ち主で、かなり早い段階で事件の全体像が見えているようだが、事件を解決しようとはせず。何故なら早く解決してしまうと死体が見られないから・・・オイオイ!人物描写が容姿の美醜に偏っているのが鼻についてしまい、中盤まで物語に入り込めずにいましたが、某有名古典ミステリの本歌取りだと分かると俄然面白くなってきました(笑)ただ犯人に対するマヤの態度は納得できなかったです。
読了日:4月14日 著者:七尾与史


猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数 (講談社文庫)猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数 (講談社文庫)感想
大学に探偵助手学部があったり、名探偵号という称号があったりと特殊設定だが、中身はコテコテのクローズド・サークル。しかし猫柳探偵が身を挺して殺害を阻止。うら若き女性が傷だらけになるのが痛々しく、読んでいてハラハラ。猫柳は従来の名探偵像の対極をなす存在で、出来る限り事件を未然に防ごうとする姿こそ、真の名探偵だと思えます。ただミッシング・リンクは今一つしっくりこない。伏線もあまりフェアとはいえず、一緒に推理できないのが残念。仄かにラブコメ要素もあり、猫柳探偵と語り手クンクンの今後を見守りたいと思います(^^)
読了日:4月21日 著者:北山猛邦


幻視時代 (中公文庫)幻視時代 (中公文庫)感想
物語の前半は西澤作品にしては珍しく青春小説かはたまた純文学といった趣き。後半になるといよいよ西澤作品の真骨頂、推理合戦が始まります。飲み食いしながら、誰かが仮説を立てては別の誰かが覆すという応酬は相変わらず楽しい。ただ当事者が亡き今となっては、いくら推理を突き詰めても想像の域を出ないのが少々弱いところで、最終結論の解釈では写真の女性の存在が不自然。ここは有耶無耶にせず、「幽霊」に真相を語らせるべきだったのでは?タイトルも「原始時代」を捩ったようであまりしっくりこない。作中作のタイトルの方が合っているかも。
読了日:4月27日 著者:西澤保彦


新装版 塔の断章 (講談社文庫)新装版 塔の断章 (講談社文庫)感想
見取り図があり、塔があるので館ものだと思いきや、乾氏お得意の叙述ものでした。時系列がバラバラな挿話がカットバック形式で綴られ、脈略のないエピソードも挿入されており、謎は深まるばかり。ある人物に関してわざとぼかした描写があったので騙されまいと心して読みましたが、見事に作者の術中にハマってしまった。読者が警戒してくることを見越して二重に罠を仕掛けてくるあたり、非常に巧妙です。しかし最後のオチには脱力。新装版では自作解説がカットされてしまって残念。読みたかったのに・・・。とにかく色々な意味で騙されました(苦笑)
読了日:4月30日 著者:乾くるみ

読書メーター

Tag:読書 まとめ

2015年3月読書まとめ

 02, 2015

2015年3月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1992ページ
ナイス数:80ナイス

占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)感想
御手洗はドラマではクールな感じだったけれど、原作はもっとエキセントリック。ホームズのことを散々こき下ろしていたけど、御手洗こそホームズっぽい(笑)ワトソン石岡とのコンビもいい(^^)途中の薀蓄話に付いていけなくなり、推理を断念しようかと思いましたが(薀蓄話は謎解きには関係なかった!)、犯人だけはどうにか当てました。分かりやすいヒントがあったのにな~。でも他所でネタバレされることがなかったので、純粋にトリックに感動できました。ラストはちょっとしんみり。御手洗も意外と優しい所があり、好感度upです(^^)
読了日:3月10日 著者:島田荘司


下鴨アンティーク アリスと紫式部 (集英社オレンジ文庫)下鴨アンティーク アリスと紫式部 (集英社オレンジ文庫)感想
女子が萌えるツボを押さえた設定ですが、舞台が京都のせいか、はんなりとした上品さが漂います。京都弁も柔らかくていい感じ。また、源氏物語やシェークスピア、能や俳句等の知識が謎解きに絡んでくるので、格調高さも感じますね。謎は全て着物にまつわるもの。着物の絵柄が突然変わったり、泣き声が聞こえたりという超常現象が起きますが、現象の科学的解明はせず、持ち主の思いとは何なのか、どうしたら元に戻るのかという視点に立って推理を進めていきます。ファンタジー要素が強いので、謎の解明がしっくりはまるという感じではないですね。
読了日:3月14日 著者:白川紺子


四季 春 (講談社文庫)四季 春 (講談社文庫)感想
「僕」という一人称に翻弄される。ミスディレクションが非常に巧妙ですね。一応殺人事件が起きますが(またもや森氏お得意の密室^^;)、もはやおまけみたいなもの。Vシリーズに登場した人もちらほら。あの人が四季と深く関わってくるとは!何やらきな臭い予感。四季はあまりに早熟な天才であったため、心と身体がアンバランスな状態に。次第に彼女は孤高の存在となり、心が壊れてしまう。「僕」の存在は唯一の心の拠り所だったのです。それを喪った四季がこの先、破滅的行動をとるのが目に見えていて怖いですが、最後まで見届けようと思います。
読了日:3月17日 著者:森博嗣


四季 夏 (講談社文庫)四季 夏 (講談社文庫)感想
四季シリーズ第2弾。S&MシリーズとVシリーズの主要キャラ総出演というファンには美味し過ぎる1冊。でも萌絵と練無、紫子は出てません。高校時代の犀川&喜多のレアショットあり♪ここで色々なことが明らかになります。初めて恋を知った四季。普通の女の子らしい一面にホッとしたのもつかの間、あの事件へと繋がっていきます。何故そこまで結果を急ぐ必要があったのか。今まで新藤のことを誤解していました。彼こそが本当の被害者だったのかもしれません。これで過去を埋める作業は終わり。妃真加島の事件後に失踪した四季を追う「秋」へ──。
読了日:3月21日 著者:森博嗣


四季 秋 (講談社文庫)四季 秋 (講談社文庫)感想
四季シリーズ第3弾。本作はS&Mシリーズの続編のような趣き。犀川&萌絵が再登場します。この2人の関係も何だか微妙ですねぇ。さらに保呂草&各務も登場。保呂草は新しいビジネスを始めたそうですが、相変わらず怪し過ぎ(^^;)四季が妃真加島を脱出する際に残したメッセージを読み解き、イタリアくんだりまでやってきた犀川達ですが、もっと凄い展開を想像していたのに、何だか肩透かし(^^;)少しずつパズルのピースが埋まっていく快感を覚えるのに、さらに新たな謎が浮かび上がってきて・・・。ますます目が離せなくなってきました。
読了日:3月27日 著者:森博嗣


四季 冬 (講談社文庫)四季 冬 (講談社文庫)感想
四季シリーズ最終章。時間軸がどこなのか始めはよく分からず。SFチックなので、何となく未来だと分かる。プロローグの犀川先生との再会シーンが印象的。四季は砂浜や遊園地の中を歩きながら、過去の様々なシーンを回想します。懐かしい場所、懐かしい人・・・そんな四季の様子から、もう誰もこの世にいないのでは?という不安を感じさせます。あの作品とこういう形で繋がっているとは驚きでした。想像以上に壮大な森ワールド。その中心にいるのが真賀田四季なのですね。四季の影は他シリーズでも其処彼処に落としていそう。心して読んでいこう。
読了日:3月31日 著者:森博嗣

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