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映画【白ゆき姫殺人事件】

 12, 2016

◆◇◆白ゆき姫はもういない◆◇◆

製作年 2014年
時間 126 分

B00KMP9CH0白ゆき姫殺人事件 Blu-ray
松竹 2014-09-03

by G-Tools

 

■CAST

  城野美姫      :井上真央
  赤星雄治      :綾野剛
  三木典子      :菜々緒
  篠山聡史      :金子ノブアキ
  狩野里沙子     :蓮佛美沙子
  谷村夕子      :貫地谷しほり
  前谷みのり     :谷村美月
  城野皐月      :秋野暢子
  城野光三郎     :ダンカン
                     他

■STAFF

  監督:中村義洋
  脚本:林民夫
  原作:湊かなえ 『白ゆき姫殺人事件』(集英社)

■STORY

日の出化粧品の美人社員・三木典子(菜々緒)が殺害された。典子と同期入社をした地味な女性・城野美姫(井上真央)に疑惑の目が向けられ、美姫の同僚やかつての同級生、家族らワイドショーの取材を受けた関係者は彼女について衝撃的なことを語る。やがて報道やインターネットで過熱気味に取り上げられ、噂が一人歩きしていく……。

 

■感想

 先月、地上波で放映していたのを録画して、ようやく視聴しました(^^;)

原作紹介とその違い

 原作は、湊かなえさんの『白ゆき姫殺人事件』
 ネット社会の闇や他人の評価の曖昧さなどが表現されており、
 全編を通し、関係者の証言や手記などから構成されています。

 映画の内容は、ほぼ原作通りでしたね。
 設定が変わっていたのは、赤星は原作では雑誌の記者だったのが、テレビ関係者になっていたこと。
 なので、ワイドショーで事件の報道をするシーンは原作にはありません。
 そのかわり、巻末資料として、週刊誌や新聞の報道記事が付いています。
 これは媒体の違いによる変更なのかなという気がします。
 画面で新聞や週刊誌の文字を一字一句追うのは厳しいですからね(^^;)
 逆にワイドショーに変更することで、報道の無責任さ、軽薄さがより強調されていたと思います。

 さらに、原作にはないシーンがラストに二つ付け加えられています。

 一つは、城野美姫と谷村夕子が何百メートルも離れた実家の窓越しに、
 ろうそくに手をかざして灯りを明滅させ、お互いの思いを交換し合うシーン。
 最後まで城野美姫の味方だったのは、谷村夕子だけですし、
 (前谷みのりもTV番組に抗議文を送り付けていますが、どこか緩いというか・・・。)
 皆がネットで無責任な発言をする対比として、本当の友情には言葉はいらないという思いが伝わってきました。

 もう一つは、事件のことでしっぺ返しを食らった赤星が、城野美姫と遭遇するシーン。
 いくらなんでもずっと追いかけていた人物に会っても気付かないなんて!とは思いましたが、
 無責任な発言をする人々の言葉を鵜呑みにして、事の本質を見極めようとしない
 軽薄な人間だったということがよく分かりますね。
 赤星が城野美姫と同じ立場になって、ネット上でやり玉に挙げられているのがなんとも滑稽でした。

配役と登場人物について

 やはり何といっても、菜々緒さんがはまり役。
 ドラマ『サイレーン』で悪女役が定着したせいか、もうこれ以上の人はいないんじゃないかと。

 一方、綾野剛さんはこういう軽薄な役ってあまり似合わないなと思いました。
 色々な役柄に挑戦していますが、私はドラマ『空飛ぶ広報室』の空井が好きだなぁ。

 城野美姫の子供時代を演じた子役さんが、井上真央さんに雰囲気が似ていましたね~。
 やっぱり似た感じの子を選ぶのでしょうか?

 ちょっと残念だったのが、狩野里沙子のキャラクター。
 あんまり頭良さそうに見えなかったのですが・・・。
 彼女が三木典子にいやがらせをされていた理由を考えると、
 もう少し仕事が出来そうな感じにしたほうがよかったのではないかと。
 冷蔵庫にあったケーキを食べてしまったのも、あれでは盗み食いしたようにしか見えない。
 原作では、出張から帰ってきて、自分の為に取っておいてくれたと勘違いしただけなんですが・・・

釈然としない点も・・・。

 ここから先は、ネタバレに触れます。
 原作を読んでいないか作品を観ていない方はご注意ください!!

 

 原作でもそうなのですが、城野美姫が狩野里沙子の提案をあっさり受け入れてしまったのかが不可解。
 特に映画では里沙子のことを信頼しているようには見えなかったので、何故?という感じ(^^;)
 それどころかお気に入りのマグカップを里沙子に割られてしまっているし。
 同類相憐れむの精神だったのだろうとは思いますが・・・。
 どう考えても寝ている間にバッグからチケットを抜き取るという行為は窃盗でしかない。
 一度は譲ると言っていたにせよ、勝手に抜き取っていい訳ではない。
 また、芹沢雅也を故意でないにせよ、階段から突き落としてしまったのは美姫の落ち度なワケで・・・

 一方で、典子はかなり性格の悪い嫌な女なのですが、法に触れるようなことはしていないのですよね。
 まあ人を貶めるようなことをしている段階で死亡フラグが立ってますけど(^^;)

 だからラストで美姫から「いいことがありますよ」と言われても何だか空々しく聞こえる。
 彼女はある意味被害者でしたが、罪の意識はないのかとちょっと釈然としませんでした。

 

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

◆満足度 ★★★

■こんな方におすすめ!

  • サスペンスが好きな方
  • SNSをやっている方

■参考

【白ゆき姫殺人事件】 湊かなえ
▲原作レビューはこちら

▲原作本です
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Tag:映画 井上真央 綾野剛 菜々緒

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