Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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蒼い炎II-飛翔編-

 14, 2016

2012-2016

仙台からトロントへ──
五輪金メダリストまでの栄光の道のりと、
苦難を糧に飛躍する一人の青年の姿

待望の自叙伝・第二章

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蒼い炎』に続く羽生結弦選手の自叙伝第二弾です。

本作、当初は発売日が7月7日だったので、
七夕の日に発売なんて、ロマンチック(←酔ってるw)と思っていたのですが、
せっかちなゆづ彦星は1週間も早く私たちの前にやってきた!

いや、遅れてくるより早く来た方がいいんですよ。待っていたのですから。
でもね、たまたま7月初めに本屋に行ったら、本作がもう置いてあるじゃないですか!
えっ?うそっ!なんで??・・・と軽くパニックを起こしましたよ(^^;)
きっと挙動不審な奴になっていたに違いない(笑)


まずはPVをご覧ください↓

羽生くんのメッセージ付きです

 

 『王者のメソッド』との違い

本作は、2012年3月の世界選手権出場から現在までの
羽生選手の足跡と心の動きを辿ったものです。

内容的には、3月下旬に先行して発売された、
羽生結弦 王者のメソッド 2008-2016』(以下『王者のメソッド』)と被るので、
似たような本が2冊あっても・・・と、躊躇されている方がもしかするといるかもしれません。

ですので、両者の違いを踏まえつつ、レビューを進めていこうと思います。

 

より「生の声」を収録

本作、名義上では“羽生結弦 著”となっているのですが、
(※おそらく印税の関係だと思います。ちなみに印税はすべてアイスリンク仙台に寄付されるそうです)
羽生選手が文章を執筆しているのではなくて、
インタビューの内容を元にして、ドキュメンタリータッチで書かれています。
これは『王者のメソッド』でも同様の形態を取っていますが、こちらはちょっと物語調なところがあります。
羽生選手にまつわる人々が作中に登場して語るので、臨場感があります。
一方、本作では、それらの人々はあくまで羽生選手の言葉の中に登場するに過ぎません。
母親にこう言われた、誰々にこう言われた、という感じですね。
その分、より飾らない生の声が収録されていて、
あたかもその場でインタビューを聞いているような感覚を得られると思います。

 

怪我や病気について、克明に語る

本作では、度重なる怪我や病気について、より克明に語られています。
『王者のメソッド』でも、もちろん怪我や病気についての記述はありますが、
身体の状態について、それほど深くは語られていません。
本作では、2014年の中国杯での衝突で受けた怪我の状態、その時どんな治療をされたか、
また、尿膜管遺残症を発症した時、患部が破裂して服に血が付いてしまったこと、
2014年の全日本では、テーピングを施して衣装に血が付かないようにしていたことなどが
生々しく語られており、過酷な状況で競技を続けていたことが分かります。

 

栄光の陰に忍び寄る苦難

『王者のメソッド』は、発売時期が世界選手権前だったこともあり、
書かれているのは、2015年GPファイナルまでの軌跡です。
(タイトルには2008-2016とあるけれど、2016年に関する記述はないのですよね)
本作では、2016年世界選手権までのことがしっかりと書かれています。

左足の状態は、シーズン始めから違和感があり、全日本の頃にはかなり深刻な状況だったそうです。
ニューイヤー・オン・アイスは、歩くことが出来ない状態で、痛み止めを飲んで出演していたとか
驚いてニューイヤー・オン・アイスの映像を見直してみたのですが、全くそんな風には見えなかった。
The Final Time Traveler(表紙の衣装の演技ですね)は、気持ちがこもっていて素晴らしかった。
2日目には、4回転サルコウとトリプルアクセルを綺麗に決めて、フィナーレでは4回転ループも跳んでいた!
演技以外の、会場入りや控室でのウォームアップの様子も見てみましたが、痛そうなそぶりは全く見せず。
強靭な精神力だと思いましたね。

ですが、以前羽生結弦の扉の記事の中で、
どうして歩けないほどの痛みを抱えている状態で、そんなに頑張ってしまうのかと書きましたが、
その答えが本作の中にありました。
もちろん、被災地への復興の想いもあったのだろうと思いますが、
スケートが出来る幸せをアイスショーに求めていたのですね。
年明け早々心無い報道がありましたから・・・
下手をしたら潰れていたかもしれないと思うと、愕然としてしまいます。
心は「病んでいない」ようなので(そんなことで潰れる人ではないと信じてはいたけれど)、
とりあえずホッとしています。

 

 今、男子フィギュアが熱い!

2015年のGPファイナルで、羽生選手が330.43点という破壊的な点数をたたき出し、
誰も届かない高みへ達してしまったと思われていましたが、
フェルナンデス選手やチャン選手は、しっかりそのレベルに対応してきた。
さすがはトップ選手だなと思いましたね。
また、ボーヤン選手や宇野選手が高難度の4回転ジャンプを成功させた。
この状況を羽生選手自身は歓迎しているようです。
ライバルが強ければ強いほど燃えるタイプですから、
来シーズンに向けてやる気をみなぎらせていることでしょう。
4回転アクセル、いつかは跳んでほしいな!(でも怪我には気を付けて)
ますます男子フィギュアが楽しみになってきました(^^)

 

 タイトルの妙

この『蒼い炎』というタイトル、前作は『蒼』という文字から、
おそらく「少年」という意味が込められていたのではないかと思いますが、
青い炎って、ガスバーナーの炎のように、揺らぎが少なく、まっすぐ静かに燃えています。
でも実は赤い炎よりも高い温度で燃えている。
凛としたたたずまいで、一見穏やかに見えるけれど、心は熱く燃えている。
そんな羽生選手にぴったりだなと思いました。

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ここ最近、多くの選手が新プログラムを発表しつつあり、いよいよ新シーズンが近づいてきたなと感じます。
羽生選手の新プログラムの発表はいつなんでしょう?待ち遠しいですね。
勝手にあれこれ想像して楽しんでますけど(笑)やっぱりカッコいい系がいいな~♪

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Tag:フィギュアスケート 羽生結弦 蒼い炎

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