【平昌五輪】羽生結弦選手記者会見詳細

◆◇◆夢に描いた舞台で、夢に描いた演技を◆◇◆

羽生結弦

2月13日に行われた、羽生結弦選手の記者会見の模様を、
出来るだけ詳しくお伝えしたいと思います!!

 

 *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

会見場に入ってきた羽生選手。「お願いします。」
自分のネームプレートを見て、「お~なんかいいね。(通訳の女性に)お疲れ様です。ショートで1位になった気分だ」
その後、「1分ください」と何やらテーブルの下でごそごそ。
氷嚢やテープを持っているのがチラリと見えたので、きっとアイシングをする為でしょうね。
座り直すと、髪の毛やジャージの襟元を整えます。

司会者の方が「これより羽生結弦選手の記者会見を行います」
始めに、羽生選手から一言コメントをいただきまして──の声に、瞬きが多くなる(笑)
首筋を掻きながら、戸惑いの表情を浮かべつつ、話し始める。

コメント、と振られてもどうしたらいいかわからないんですけど(苦笑)、えっと、とりあえずけがをしてから3カ月間、本当に試合を見るだけだったし、スケートも滑れない日々がすごく長くて、すごいきつい時期を過ごしましたけど、こうやって無事にオリンピックの会場で、そしてメインのスケートリンクで滑ることが出来て本当にうれしく思います。まだまだ試合が始まったわけでもないですし、全然気をゆるめるつもりはないですけど、しっかりと集中しながらできることをしっかりと1つずつやっていきたいと思っています。

すいません。もう一個だけいいですか?
本当に自分がけがをして、苦しい時期もですけれども、本当に年が明けてからも、たくさんいろんな方々から応援のメッセージをいただきました。そして本当に感謝の気持ちで今いっぱいでいます。まだ試合が終わっていないので、こういうのもちょっと変かもしれないですけれども、たくさんのメッセージをありがとうございました。そしてそのメッセージの力も自分のスケート、演技につなげたいなと思っています。

 

──ここから質疑応答。 

──TBSの石井と申します。「過去も未来も関係ない」─よくおっしゃる羽生選手の言葉ですが、
   2連覇が懸かる羽生結弦選手にとって、プレッシャーというものはどういったものなのでしょうか?
   そしてこの平昌に懸ける思いを含めて、お願いいたします。

えっと、(しばし沈黙)こうやって、(集まった報道陣を見渡す)、なんだろ、こんなにたくさんの方々に囲まれて、取材をうけることをできる選手って本当に限られていると思いますし、この数だけじゃなくて、ここにいる人々からさらに多くの人々へ、そのメディアを通して見ている方々だったり、まあ今日も観客席にいる方もいらっしゃいましたけど、そういったすごいたくさんの人々に自分のスケートを見てもらえるんだなという気持ちでいっぱいです。それがプレッシャーという言葉にもなるのかもしれないですけども、僕にとってはやっぱり久しぶりに試合で滑ることができるので、むしろその力をせいいっぱい受け止めたいなと。そして僕のことを本当に待ち望んでくれた方々が、ここからさらに広がっていっぱいいると思うので、そういう方々にも見ていて本当によかったなと、待ってて本当によかったなというような演技を出来るように頑張りたいと思っています。

羽生結弦記者会見

 

──朝日新聞の後藤です。お疲れ様です。お待ちしてました。(羽生選手、くしゃっとした笑顔になる)
   あのー3回転ジャンプ、4回転ジャンプを跳び始めたのは、いつ頃でどんな状況でしたか?
   あと、そういうときに何にフォーカスしたのか、手の位置とか足の角度とか、たとえば。教えてください。

(しきりに考え込む様子で)ふふふ、ちょっと待ってくださいね。えっと・・・注意したことを先にすみません。えっと、ジャンプ跳べるまで、というかリンクにのれるまでですけどまず。それまでがすごく長かったので、その間陸上でジャンプのフォームだとかイメージだとか、そういうものを非常に確固たるものにかためようとする、ということを非常にやっていたので、氷上に乗り始めて最終的にジャンプが跳べるようになった時は、とりあえずそのイメージを氷上に移してやる、というような形でした。・・・で、えっと跳び始めたのが、1,2・・・3回転が3週間・・・1,2,3・・・トリプルアクセルが3週間前です。え~4回転が、そうすると2週間から2週間半前だと記憶しています。はい。

公式練習

 

──ワールドフィギュアスケートの鈴木です。
   ブライアン・オーサーコーチは早めに韓国入りしていらっしゃいましたけど、
   その間、トロントではどのようなコーチとどのような練習をされていたのかを教えてください。

えっと・・・クラブにはたくさんの先生がいるので、えっと、まずトレーシーコーチとスケーティングの練習もしっかりやりましたし、あとジスランコーチがずっと一緒にいてくれたので、ジスランコートとともにジャンプのフォームであったり、えー・・・フォームであったり、感覚であったり、そういうものを重点的に練習していました。はい。

公式練習

 

──他の選手から聞くと、例えば自分が色んな苦労をして、その後に精神的にも選手としても
   強くなったという方が多いようですが、羽生選手はどう思いますか?

えっと・・・う~ん、特にけがをしたからという気持ちはないです。特にないですけれども、えーそれからスケートが滑れなかった期間が2カ月ぐらいあって、その中でスケートを多分していたら学ぶ機会がなかったものがたくさんあったと思いますし、スケートが出来なかったからこそ、陸上で出来たことだったり、えー本当に考えることが出来たことがたくさんあるので、そういった意味では全然2カ月間は無駄だったとは思っていないし、むしろまたたくさんのことを学べたなというふうに思っています。

──なぜプーが好きか

ソチ五輪で優勝して、それまでフィギュアスケートをみていない人もみてくれていた。その結果、たくさんの方がみてくれるようになったのがよかった。プーは、ジュニアのころからティッシュケースにしていて、そうしたらファンの方がたくさん投げ込んでくれるようになって、お部屋の中がプーさんになっちゃった。

 

記者会見

 


──(松岡修造氏の質問)戻ってきてくれてありがとう。僕も同じけがをしたので、自分と向き合ったときに無理じゃないかと疑った時期があったと思う。そこをどうやってのりこえたか

特に戻ってこれるか、戻ってこれないかは考えていなかった。確かにけがをしてしまって、本当はNHK杯の時に痛み止めを打ってでも出ようと思っていたのですけれども、まず足首がうごかなくなってしまったので、痛みどころではなくて。それから2カ月ってから滑るにあたって、なかなか難しいものがあって、これは治るんだろうかと考えていた時期もたくさんあったんですけれども、でも実際こうやって今滑れていますし、うん、それがすべてだなと思います。過去に考えていたことはたくさんあるし、もちろんネガティブなことばっかりだったかもしれないですけど、でも今こうやって、たくさんの方々の前でしゃべっていますし、しかもその悪いニュースじゃなくて、いいニュースとして、ここでみなさんの前でしゃべっているので、もうとにかく今できることを、この平昌の、自分が本当に夢に描いた舞台で、夢に描いた演技をしたいと思っています。

 

公式練習

──メーンリンクで滑った感覚は

昨年の4大陸のときもそうでしたけど非常に感覚がいいなと思いました。もちろん、まだ調整段階なのでやっていないジャンプ、エレメンツはあるのですが、徐々にやっていければ。自分の中でも計画があるので、臨機応変にピークをつくっていきたい。まだ試合までに数えるほどの時間はあるので、その時間を有効的に活用して、個人戦にピークが合うようにしていきたい。


──ソチより体重が減ったか
ソチの時は体重をはかっていないのでわからないんですけど、4年前より筋力がついてると思うので、体重は増えていると思います。

ループに関しては、うーん、あんまり言うことはないかな。まあ本当に作戦がすごい大事だと思っているので、えっと本当にたくさんの選択肢があるし、えーもちろん自分のなかではクリーンに滑れば絶対に勝てるという自信があるし、そういう風に本当に思っているので、そのクリーンに滑るプログラムを何にしていくかっていうのは、これから徐々徐々にに調子をあげていくなかで決めたいと思っています。


──氷にのってからどんなことに集中してきたか。どんなことが苦しかったか
 体力に関しては非常に不安でした。氷上にのっていなかったので、回転の感覚とか、フィギュアスケートは陸上でできるものでもないので、氷の感触であったり、スケートの感覚であったり、そういうものは不安でありました。でも、滑ってみて1カ月たってここにいる。オリンピックに出られるって思えるぐらいの練習はしてこれているので、問題はないです。つらかったことと言われても特にないんですよね(笑顔)。やるべきことをこなしてきたし、もうこれ以上ないことをしてきたので、何も不安要素はないです。やれることをやりたいと思っています。

 

 *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

当日は仕事があり、リアルタイムで会見を見ることが出来なかった為、
とにかく色々な番組を録画しまくって、なるべく生の言葉のままを再現しようと思ったのですが、
番組によっては、前後関係をバラバラに編集しているのもあって、なかなか再現が難しく、
全文書き起こしとはいきませんでした。<(_ _)>
(あとはフィギュアスケートマガジンの山口さんに委ねます!)

あれだけ大勢の報道陣を前にして、全く物怖じせずに、しっかりとした言葉で話す
羽生選手は、さすがだなぁと思いました。
というより、終始リラックスした様子でしたね(^^;)
もうずっと待ち望んでいた試合が出来る喜びに満ち満ちている様子でした

NHK杯の時は、痛み止めを打ってでも出ようとしたという発言には泣けますね
やっぱり何としてでも出ようとしていたんだな、と。
でも無理して出場しなくて本当によかったと思っています。
もし強行出場して、悪化させてしまったら、今この平昌の舞台には立っていないかもしれませんから。

スケートを滑れない2か月間は無駄ではなかったという発言がありますが、
これは決して負け惜しみではなく、
以前に怪我で氷上から離れていた時も同様のことを言っていましたよね。
五輪まで試合を積み重ねられなかったハンデは確かにあるとは思いますが、
試合を外側から、ライバルたちの戦いぶりを見ての気付きもあったと思いますし、
表現を磨いたりということは、陸上でも出来たことだろうと思います。
スケーターとしてより演技に磨きがかかったのではないかという期待が持てますね(^^)
やはり逆境が人を強くするといいますか、
苦労してきた人ほど内面から滲み出る、人間性の深みというものがあると思うので。

きっときっと美しい演技が見られることを願っています
あまり気負い過ぎず、滑ることの出来る喜びを胸に頑張ってほしいですね♪

 

■参考

羽生結弦「お部屋の中がプーさんに」/会見詳細 (日刊スポーツ)

☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆

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Category: 試合展望・結果
Published on: Thu,  15 2018 00:32
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