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フィギュアの国際ルール改正へ

Category試合展望・結果
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◆◇◆オールラウンドに優れたスケーターの待望◆◇◆

4月8日付Number Webにて、フィギュアの国際ルール改正へ。"美しい"羽生結弦が断然有利に!?
という記事が配信されました。
来シーズンからの気になるルール改正の話題でしたので、自分なりに考察してみたいと思います。

羽生結弦フリー演技

 

 変更事項

正式には2018年6月に発表されますが、確定している事項は以下の通り。

  • 男子フリーの時間が4分30秒から4分に短縮
  • ジャンプの回数が最大8つから7つに減る
  • GOE(出来栄え点)が現行の+3から-3の7段階から、+5から-5の11段階となる

 

 ジャンプの基礎点を下げて、出来栄え重視に

個々のジャンプの基礎点も下げる傾向で検討されており、
その分、GOEを7段階から11段階に増やすことで、得点の差別化を図っていくようです。
現行より出来栄えの良し悪しが得点に反映される形になりそうです。
GOEのそれぞれの段階で、点数がどのように加減されるかはまだ分かっていませんが、
1段階ごとに基礎点の10%を増減することが検討されているそうです。

上記のことを踏まえて、仮に現在と変更案の計算を比較してみましょう。

◆トリプルルッツ  *( )内はGOE
  <基礎点6.00→5.90>
  【現在】   8.10(+3の場合) 3.90(-3の場合)
  【変更案】 8.85(+5の場合) 2.95(-5の場合)

◆4回転トウループ
 <基礎点10.30→9.50>
  【現在】   13.30(+3の場合) 7.30(-3の場合)
  【変更案】 14.25(+5の場合) 4.75(-5の場合)

※Number Webでは、変更案の例を+3、-3としていますが、
 +5、-5の誤りだと思います。(計算が合いません)

【補足】変更案での4回転トウループ得点の推移(+5~-5)

GOE
5
4
3
2
1
0
-1
-2
-3
-4
-5
得点 14.25 13.30 12.35 11.40 10.45 9.50 8.55 7.60 6.65 5.70 4.75

比べてみると、基礎点が下がっても、GOEで満点評価を受ければ、現行より高得点になります。
しかし、GOEで-5判定となると、基礎点の半分になってしまいます。
4回転トウループの場合、現行の+3(満点評価)と同じ得点なのは、+4評価の時。
GOEの判定基準が11段階だとどのように変わるのか分からないので、何とも言えませんが、
現行より厳密に判定され、ジャンプの得点は抑えられる傾向になりそうです。

 

◆高難度の4回転よりも、クリアな3回転の方が有利?

個々のジャンプの基礎点の下げ幅は、高難易度のジャンプになるにつれ大きくなるようで、
特に4回転ルッツで2.10、4回転ループで1.50と下げ幅が大きくなっています。

GOEを抜きにして考えれば、高難度の4回転ジャンプを跳ぶ選手とそうではない選手、4回転ジャンプの本数が多い選手と少ない選手の差は縮まる傾向となる。

ジャンプを1つ減らすことで、技術点と演技構成点のバランスも、多少ではあるが演技構成点の側に寄せる効果がある。

また、男女共通してGOEの段階が広がることから、より完成度が高く、美しく跳べる選手はこれまで以上の得点をもらえる。高難度のジャンプを数多くこなしたからといって大きくリードできるわけではなくなる。(Number Web)

現行のルールでは、4回転ジャンプを跳んだ者勝ちになっていると常々思っていました。
回転不足やリピート判定を受けない限り、基礎点がしっかり入るのですよね。
GOEの減点は最大でも-3なので、多少出来栄えが悪くてマイナスの評価になっても、
トリプルアクセル以外の3回転を完璧に跳ぶよりもずっと高得点を狙えます。
新ルールでは、そういった流れに歯止めがかかりそうですね。
いかに完成度が高く、美しいジャンプを跳ぶかが重要になってきます。

*以前に「退化している!?真・4回転時代」という記事を書きました。
今回の記事の内容と関連しているので、合わせて読んでみてください。

ただこの新ルールだと、また4回転論争の繰り返しになってしまいそうな気もします。
先の例で言うと、トリプルルッツで+5評価を受ければ8.85点が入ります。
でも4回転トウループを跳んで-1評価を受けると、それより低い8.55点になってしまう。
4回転は苦手なのだけど、3回転なら完璧に跳べるという選手の方が、
高得点を狙える可能性も出てきます。
これでは4回転に挑戦する意義は薄れてしまいますよね。
やはり3回転と4回転の差はハッキリとつけるべきだと思いますが・・・難しい問題ですね。

 

◆演技に偏りのない選手がより好成績を残せるように

羽生結弦フリージャンプ

新ルールでは、4回転ジャンプの完成度が高く、美しく跳ぶことが出来る、
羽生選手にとっては有利になりそうです。
出来栄え点が+3点だけでは足りないと思うこともしばしばありますよね。
また、ジャンプだけでなく、スピン、ステップとトータルバランスに優れているのも彼の強み。

来シーズンは、再び五輪王者として迎えることになりますが、
平昌五輪では、まさに新ルールのあるべき姿を体現してくれたように思います。
逆に羽生選手が欠場した世界選手権では、現行ルールの「4回転跳んだ者勝ち」の結果に。

3回転の完成度を高めるのか、あくまで4回転の得点力を求めるのか、
どちらの方向に舵を取るのかは、選手それぞれだと思いますが、
なるべく技術に偏りがなく、個々の要素のレベルアップを求められることになりそうです。

 

◆今までの得点は参考記録になる?

男子の場合、ジャンプの回数が1つ少なくなるということは、要素が1つ減ることになるので、
従来よりも得点力が下がると思います。
違うルール下での得点となるので、単純比較が出来なくなり、
今までの記録はもしかすると参考記録として残るかもしれませんね。
そうなると、SP、フリー、総合の全ての記録保持者である羽生選手の名前は
永久に残ることになります。
もっとも、新ルールの方が出来栄え点を稼げるので、
羽生選手が再度自らの記録を塗り替える可能性も十分ありえますよね。

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *  

その他、演技時間が4分になるなど、男子は変更点が多くて対応が大変そうですね。
ルールは選手を縛るものではなく、選手を守るものであって欲しいなと思います。

 

■参考

 


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