【クドリャフカの順番】 米澤穂信
◆◇◆怪盗『十文字』を捕らえろ!◆◇◆
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折木奉太郎(古典部)シリーズ3 | |
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長編 | |
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角川書店 | 2005.6 |
| 角川文庫 | 2008.5 | |
| クドリャフカの順番 (角川文庫 よ 23-3) | |
![]() | 米澤 穂信 おすすめ平均 ![]() 古典部の活躍 わらしべ 4人それぞれの意識が印象的 学園祭を舞台に、怪盗十文字と対決 祝祭空間にようこそAmazonで詳しく見る by G-Tools |
■あらすじ
| 待望の文化祭が始まった。だが折木奉太郎が所属する古典部で大問題が発生。手違いで文集「氷菓」を作りすぎたのだ。部員が頭を抱えるそのとき、学内では奇妙な連続盗難事件が起きていた。盗まれたものは碁石、タロットカード、水鉄砲――。この事件を解決して古典部の知名度を上げよう! 目指すは文集の完売だ!! 盛り上がる仲間たちに後押しされて、奉太郎は事件の謎に挑むはめに・・・・・・。大人気<古典部>シリーズ第3弾! |
| (角川文庫より) |
■感想
古典部シリーズ第3弾。
第1,2作と比べて、ボリュームのある内容です。シリーズの回を重ねるごとに冴えてきましたね。なかなか面白かったと思います。
第一作【氷菓】から話題になっていた、神山高校文化祭─通称『カンヤ祭』がいよいよ本番を迎えます。
今回は、古典部の4人のメンバーそれぞれの視点で物語が進行していきます。始めは視点がコロコロ変わるので、ちょっと読み辛かったのですが、なるほど、奉太郎の視点で固定してしまうと、ヤツは『店番』という大義名分のもと、自らの生活信条『省エネ』を実行してほとんど動きませんから(笑)
代わりに、里志や千反田さんが動き回っているので、(摩耶花も漫研に拘束されていてあまり動かない)一緒に文化祭を見て回っているような気分で楽しめました。
でも、『店番』で動けない奉太郎の元にも、次々と奇妙な客が訪れ、万年筆(姉からもらったもの。ペン先が割れて書けない)→ワッペン→水鉄砲→小麦粉・・・と「わらしべ長者」をしているのも面白い。まあ、小麦粉はちょっと強引な気がしないでもないですが(苦笑)
ところが、文化祭の楽しい雰囲気の最中、連続盗難事件が発生します。この事件の犯人『十文字』の手口がアガサ・クリスティの『ABC殺人事件』を模倣したものであることと、その法則性に気付いた奉太郎たち古典部。怪盗『十文字』の最後のターゲットが古典部になる可能性が高くなり、これはいい宣伝になると色めきたちます。なぜなら、古典部の文集『氷菓』を手違いで作り過ぎてしまい、なんとか売りさばかなければならなかったから。
はたして奉太郎たち古典部は怪盗『十文字』を捕らえることができるのか?そして、『氷菓』を完売させることができるのか──?
前2作では文字と声(電話)での登場しかなかった、奉太郎の姉が放浪の旅(?)から日本に帰ってきています。今回も登場は少ないものの、キーパーソンなんですよね。お姉さんがなぜ『あれ』を持っていたのかが謎ですね。しかも意味深なメモまで残して・・・。
奉太郎は「わらしべ長者」の最後に『重要アイテム』を手に入れ、『省エネ探偵』らしい働きをします。
今回は、古典部の各メンバーに視点が移ることによって、それぞれの個性がよく描かれていますね。里志や摩耶花の悩みは誰しも感じたことがあるものだと思いますが、それが事件の動機にも結びついていて、物語の底流にあるテーマとなっているようです。米澤さんの作品はいつもちょっぴりほろ苦い。
ところで、米澤さんはあとがきで、前2作で提示した『寿司事件』と『味でしょう』の種明かしをしているのですが、まだ解明されていない謎も・・・私、気になります!(笑)
■評価(5個が最高)
◆トリック度 |
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◆冷や汗度 |
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◆満足度 | ★★★★ |
■特におすすめ!
- 青春ミステリが好きな方
- 【氷菓】、【愚者のエンドロール】を読まれた方
- イラスト・漫画を描くのが好きな方
- at 23:46
- [折木奉太郎(古典部)]
- TB(2) |
- CO(5)
- [Edit]



わらしべ
4人それぞれの意識が印象的






TB、コメントありがとうございます。
古典部メンバー四人、それぞれの目線で物語が進んで面白かったです。
わらしべ長者の展開、笑っちゃいました。
奉太郎の姉、少ない出番で物語に極めて重大な影響を及ぼしてて、
やっぱり謎めいていましたね。
また合う記事がありましたら、TB、コメントお気軽にどうぞ。
これからも、よろしくお願いいたします。