Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【倉敷殺人事件】 内田康夫

 28, 2008

◆◇◆二つの恋の終わりと新しい恋の始まり◆◇◆

岡部和雄シリーズ3
長編
カッパ・ノベルス 1984.3
光文社文庫 1988.4
  中公文庫 1997.3
  徳間文庫 2003.8
55TVドラマ化作品!(2006.9.1放送 主演:近藤真彦)

倉敷殺人事件 (徳間文庫)
倉敷殺人事件 (徳間文庫)内田 康夫

おすすめ平均
stars自己の生き場を著者と競争してみてしまう作品。最高。

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■あらすじ

「タカハシノヤツ・・・」新宿の路上で謎のダイイング・メッセージを残して死んだ富山県・養護施設の職員。倉敷・アイビースクエアで服毒死したOL。二人の死を結ぶ意外な糸とは・・・・・・。倉敷の美しい風物を背景に警視庁・岡部警部の推理が冴える!

(徳間文庫より)

■舞台
 岡山県倉敷市
      高梁市
 富山県高岡市
      東礪波郡庄川町
 東京都新宿区
      府中市

■ヒロイン
  草西英(23・4歳・無職(元銀行員))

■感想
 岡部警部シリーズ第3弾です。かなり久々の再読だったので、内容をすっかり忘れてました。お陰で初読のように楽しめましたが(笑)
 今回は、東京・新宿と倉敷・アイビースクエアの2箇所で殺人事件が発生します。全く関連のないように見えた二つの事件が、双方で捜査を進めていくうちに、意外な接点があることが分かります。東京と倉敷の捜査員が東と西から攻めて行って、富山で繋がったというのが、内田ミステリーらしくていいですね。東の捜査員は、おなじみ岡部警部の腹心・神谷部長刑事(神チョー)と坂口刑事。そして、西の捜査員は、倉敷署の部長刑事・上田。今回、この上田がいい味だしています。若くして巡査部長になった切れ者の刑事なのですが、そのため、周りからの嫉妬を買いやすく、年長の部下の扱いに苦労しています。そして事件にのめり込むあまりに、彼女との約束をキャンセルすることが相次ぎ、ついに彼女から最後通牒が・・・。
 また、2つの事件の橋渡しに一役買っているのが、今回のヒロイン・草西英(ひかり)。新宿の事件で、被害者のダイイング・メッセージを聞いていたため、警察に進言したり、推理してみたり。犯人の強固なアリバイを突き崩すヒントを与えたのも彼女です。内田作品で、こんなに大活躍しているヒロインは珍しいですね。英もまた、事件を境にして破局を迎えるのですが、ただ事件を追うばかりでなく、人間模様もきちんと描いていて、物語に深みを増しています。上田と英、同じ傷心の者同士、上手くいくといいなあと思っていましたが、なかなかいい雰囲気になってきてよかったです(^^)

 そして、忘れてはならないのが、名探偵・岡部警部です!見た目は若い外交官風なのですが、嫌味な感じではなく、細やかな気遣いの出来る、素敵な方なんですよね~。398今回、意外と茶目っ気があることが分かったのが収穫でした(笑)
 内田先生も岡部が気に入っているようですが、出版社の意向で、人気の浅見光彦シリーズばかりを量産しているという事情があるそうで・・・。浅見シリーズはちょっと増え過ぎたので、これからは岡部シリーズも書いて欲しいですね。TBS(別に日テレでもテレ朝でもいいのですが)も岡部シリーズをやってくれないかなぁ。岡部役は竹野内豊さんを希望~344

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267267

◆冷や汗度

404404404404

◆満足度

★★★★★

■特におすすめ!

  • 刑事モノが好きな方
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Tag:内田康夫 岡部警部

COMMENT 2

Sun
2008.08.31
23:34

すくね

URL

竹之内豊さんで岡部警部!?

竹之内豊さんを配役にして、岡部警部シリーズですか?いやはや、その配役は、間違いなく女性に大人気でしょうね~。でも、原作のイメージを大事にするなら、なかなかの配役ですね~。
少なくとも、マッチの岡部警部よりはイメージに合う気がします(笑。

で、本作ですが、私は高校生の頃(はるか昔ですが)に読んでいるので、詳細部分の記憶は曖昧になっておりまして(笑、先日のマッチ版ドラマで思い出した次第です(笑。
でも、覚えている限りでも内田ミステリーとしては、トップ3に入る良作だと思います。
上で翠香さんも書かれていますけど、ヒロインの存在感がいいですよね。仰るとおり、最近の作品のヒロインよりも生き生きとしていて好きですね~。そういえば、原作ではヒロインと上田刑事がいい雰囲気でしたが、マッチのドラマでは、上田刑事の存在自体が無視されていたような・・・。確かヒロインは岡部警部に恋する設定になってましたよね??(岡部警部は妻子もちなのに・・・)

でも、このレビューを読んでいたら、読みたくなってきました。実家に置いてあるから読んでこようかな~。

Edit | Reply | 
Tue
2008.09.02
00:29

翠香

URL

配役は大事ですよ。

>すくねさん
ははっすみません。竹野内豊さんは好きな俳優さんなので、つい趣味に走ってしまったw
ちなみに「竹之内」ではなく、「竹野内」です。
竹野内豊さんは、刑事役もいくつかやっているし、辛い過去を背負っている役どころ(現在出演中のドラマ『Tomorrow』では外科医役ですが、同様な役どころです)が多いので、岡部のイメージに合いそうだなと思いまして・・・。
マッチの岡部は残念ながら観たことがないのですが、岡部のイメージとはかけ離れているような・・・。
上田刑事役は、少年隊の植草くんでしたよね?それはやっぱりマッチに対して遠慮があるでしょう(笑)

私もかなーり久しぶりに本作を読んだので、曖昧どころか、きれいさっぱり忘れてました(^^;)
でもこれは本当に、面白かったです。なんといっても、最近の作品にはあまりないヒロインの活躍ぶりが逆に新鮮でしたね。初期の内田作品は良作が多いですよね。名探偵は出てこないのですが、【遠野殺人事件】も好きな作品の一つです。

Edit | Reply | 

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