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羽生結弦選手が語る、自身の目指すフィギュア道

Category試合展望・結果
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◆◇◆語り継がれる演技を目指して◆◇◆

羽生結弦

羽生結弦選手、四大陸選手権フリー後の会見での一問一答です。

ここに全部書き記すのにはちょっと長いので、スポニチさんの記事のリンクを貼っておきます。

【羽生結弦、語る(1)】「ホッとしているのが一番」、「やっと取れて良かった」

【羽生結弦、語る(2)】4回転半「降りるまで、もうちょっと」

【羽生結弦、語る(3)】チーズとワイン「たしなまないです」

【羽生結弦、語る(4)】世界選手権へ「今やっていることを突き詰める」

【羽生結弦、語る(5)】新衣装「みなさんの思い出を壊したくない」

個々の内容は、上記リンクから見ていただくとして、その中で印象的な言葉を拾って考察してみたいと思います。

 

スケートに力をもらった

――ファイナル、全日本を経て、どのように立て直したのか
 「しばらく立ち直らなかったです、正直言っちゃうと。(中略)昔のプログラムとか色々滑ってみて、その時すごくスケートに力をもらっていたんですよね。で、それで、やっぱスケート楽しいなってすごく思ってて。でも、なんか、エキシビのプログラムとかもいろいろやったんですけど、やっぱり競技プログラムだからこその楽しさっていう感覚もやっぱりあって。そこにはなんか、その、難しさをギリギリのところまで突き詰めていって、それプラスアルファで表現したい何かっていうものが、やっぱりそれぞれのプログラムたちに残っているんだなって。それを感じながら滑っていたら、いつの間にかなんか気持ちが戻ってきてたって感じですかね。スケートに対しての気持ちっていうんじゃなくて、自分の感情的なものがちょっと戻ってきたかなっていう感じですね」

 

「羽生とゆづる」のインタビューの時は、全日本の直後でかなり気落ちした様子でしたよね・・・。
スケートが大好きで、皆に演技を観てもらいたいという羽生選手が、
「スケート立つのが怖い」、「皆の前で演技するのが怖い」と言っていたのには驚きましたし、とても心配になりました。
でも過去プログラム達に助けられたのですね。
普通、スケート立つのが怖くなるほど落ち込んだら、練習サボりたくなりますよね(^^;)
それでも練習に来て、気分転換に過去のプログラムを滑ってみたという。
気持ちの切り替えが上手いし、だからこそ、今まで数々の困難に遭遇しても心が折れずに続けてこられたのでしょう。
根底にはやっぱり「スケートが好き」という想いがあるのでしょうね(^^)

 

プログラムを熟成させたい

――世界選手権に向けてどのように熟成を。プログラムを“この子たち”と言っていたが
 「まあ、この2つだけじゃないんですけどね。やっぱり、なんていうか、それぞれのプログラムにそれぞれの過程があって、で~、特にSEIMEIからなんですけど、自分で曲を選んで、自分で編集に携わって、で~、ここでこうしたい、ああしたいというイメージをすごい膨らませながら、プログラムを作っていくっていうのがSEIMEIからなので。やっぱそれ以降の子たちはすごく、なんか、思い入れがやっぱり、自分が表現したいことが何かしら残っているっていう感じはします。ただ、バラード第1番に関しては、その、もうジェフ自身もそうだって言ってるんですけど、その、この曲を聞いた時に表現したいことが色々見えてて。で、自分自身もこういう風に表現したい。で、ジェフもこうやって表現させたいというのが合致していたんですけど。やっとそれが表現しきれるようになったっていうのが、より、なんか羽生結弦が表現したいこと、みたいなのがバラード第1番に詰まってるっていう。だから、余計親近感みたいなものがある。まあ、熟成させたいですけど、でも、なんか、やらなかった期間があったからこそのたぶん熟成みたいなものだと思っているんですよ、僕の中では。だから、その、やらなかった期間があって、いろんなものに手を付けてきて、その、コラボレーションだったり、自分のエキシビジョンだったり、ま、オトナル、オリジンもそうですけど。だからこそできる表現みたいなものが、もうちょっと、もうちょっと組み込めていけたらいいなと思います」

プログラムをチーズやワインに例えるとは、なかなかふるってますよね。
また、プログラムを“この子たち”と言うのも、プログラムそれぞれに思い入れがあるのが分かります。
羽生選手の衣装を担当している伊藤さんが、衣装のことをやはり「この子」と言っていたように、
自分で曲を選んで、自分で編集に携わって作り上げた大切な作品なんですよね。
バラード第1番は、ジェフが選んでくれたものだけど、1番長くお付き合いしている作品ですもの。
どのプログラムよりも身体に馴染んでいて、羽生選手にピッタリ合ったプログラムですよね(^^)

 

心地いいプログラム

――今回滑って新しくつかんだことは
 「特にショートプログラムに関しては、あの、やっぱり音と一体になって、そして質が高いものを全てで行える。で、何かしらそこに止まった動きがないっていうか。必要な止まり方、表現としての止まり方っていうのは必要だと思うんですけれども、なんか、シームレスに全てが入っているっていうのが、やっぱり、自分としては心地いいんですよね。それを見てくれて心地いいと思ってくれる人がいるんであれば、それはやっぱりやっていきたいですし、自分自身がその心地良さを求めてフィギュアスケートをやっているので、ま、それがなんか、試合として感じられたのが大きいかなと思っています」

バラード第1番

それはもう、羽生選手の流れるように美しい演技は、最高に心地いいですよ(*^^*)
他の選手の場合、ジャンプの助走に入った時に、プログラムの流れが止まってしまう感じがします。
羽生選手はそれを良しとせず、助走をなるべく少なくして、シームレスな演技を心がけていますよね。
演技しているご自身が心地いいなら、観ているこちら側も心地いい。
もう言うことなしですね(^^)

 

今やっていることを突き詰める

――世界選手権では勝ちと自分のスケート、求めるバランスは
 「まあ、今やりたい、今やっていることを突き詰めるって感じが一番強いですかね。まあ、フリーに関してはもちろん、点数出し切れてないですけれども、でも、方向性は間違っていない、この方向で自分はやっぱり、スケートをしたいって思えた、この状況がいいなって。まあ、それが評価されるのであれば、それは嬉しいですし、それが評価されないっていうのであれば、もうしょうがないとなんか、割り切るしかないかな。ルールは自分で変えるものじゃないので。それがなんか、それをジャッジの方々が見た時とか、観客の方々が見た時に、それがやっぱり劣ってると思われてしまうのであれば、それは自分の実力だと思うので。うん。それが劣ってると思われないようなスケートをバラ1みたいに、今回のバラ1みたいにしたいっていうのがSEIMEIの一番の目標ですね

SEIMEI

色々葛藤はありますよね。
こだわりを全部捨てて、勝負に徹すれば、羽生選手の実力からすれば、今よりももっと点数が出るのかもしれません。
でもそれではスケートをやっている意味がないし、耐えきれないのですよね。
自分の気持ちに嘘をついて、たとえ試合に勝ったとしても満足感は得られない。
だから、あくまでも自分の目指すスケートの形にこだわる方を選んだ。
今はまだ苦しみの中にいるのかもしれませんが、SPでは手応えを得たのかなと思います。
それは、「方向性は間違っていない」、「SEIMEIをバラ1のようにしたい」という言葉からも窺えますね。

 

4アクセルを入れてシームレスなフリーがゴール

――高難度ジャンプと自分のスケートの両立、スパンはどう考えている
 「そうですね、あんまり、具体的には出してないんですね、自分の中で。そういう、どういう風に行けばいいかって。ただ、ゴールは明確にあって。それはやっぱりアクセルを入れて、あのバラ1みたいな状態のをフリーで作りたいっていうのが自分の中では一番。だから、それを目指していきたいなって思うんですけど、でも、高難易度って意味でのアクセルじゃなくて、自分のプライドとしてのアクセルなんですよね、やっぱり。だから、なんか、高難易度にこだわっているというわけではなくて、ある程度、やっぱ自分がギリギリの線まで、ギリギリの難易度のところまで目指してやって、その上でバラ1みたいな、今回のバラ1みたいなシームレスなものを作りたい

SEIMEI2

やっぱりそうですよね。
4アクセル跳びました!はい、終わり。ではないと思っていました。
たとえ4アクセルが跳べたとしても、演技全体がよいものでなければ、満足はしないでしょうから。
ただそれはとても難しいチャレンジのように思います。
この先、何度も苦戦する姿を観ることになるのかもしれない。見守っていくしかないのですけど。
一方で、2015年のNHK杯の時のように、突如としてポン!と出来てしまいそうな気もするのですけどね~
果たしてどうなりますやら。

 

みなさんの思い出を壊したくない

──SEIMEIの衣装について
 「なんかバラ1もそうなんですけれども、あの、みなさんの思い出を壊したくないっていうのが一番なんですよね。やっぱり、みなさんのその、平昌オリンピックの時のあの映像って何回も何回もいろんなところで見て、やっぱりすごいイメージが残っていると思うんですよ。それをあんまりにも壊しすぎたくないっていうのが一番なんで。それを壊さないようにしつつ、何かしら、あ、変わったな、ってパっと見て分かるようなものにしたいなっていう風に思っていて。で、まあ、バラ1はちょっと、もうちょっとあるかなって思うんですけど、でも、まあSEIMEIに関しては結構、みなさん気づかれたと思うので、なんか、その、もうちょっとなんかパって明るいような、ただ強さがあるだけじゃなくて、もうちょっと明るくて、なんかもうちょっと気品のあるような感じっていうイメージをちょっと持っています」

SEIMEI3

バラ1もSEIMEIも、デザインはそのままで配色を変えましたよね。
バラ1は、ブルーからミントグリーンへのグラデーションカラーに。SEIMEIは、平昌の時とは紫と黄緑を入れ替えました。
しかし、佐野稔さんが言っていましたが、緑色の衣装は勝てないというジンクスがあるのだとか。
羽生選手の衣装は、グリーン系は差し色で全体のカラーじゃないし、今回勝てたからいいですけどね(笑)
でも羽生選手は験を担ぐ人だから、もしかすると世界選手権でまた変えてくるかもしれないですね(^^;)
個人的な好みとしては、平昌の衣装の方が好きです(ゴメン)

 

語り継がれるものは何度でも再演

――オリジン、オトナルに今、告げたいことは
 「ありがとうって言いたいです。やっぱり、彼らがなければ。僕的にはあの2人はちょっと目上なんですよ。やっぱり、ささげている存在ですし、なんか追いかけるべきまだ背中でもあるので。あれを自分なりにまだコントロールしきれなかったっていうのは、やっぱ悔しい気持ちはあります。ただ、ま、オリジンに関してはものすごくメラメラしていると思うんですけど。ただ、まあ、彼らにはやっぱり、すごいいろんなことを学ばせていただいたし、まあ、それを1年半もかけるのかっていうことになると、うーん、どうなんだろうと自分でも思うんですけど、でも、やっぱり、あれを諦めないで追いかけ続けたからこそ、今のSEIMEIとかバラ1がやっぱりあると思うので。あの、なんていうかな、あの、フィギュアスケートって、やっぱり、毎年毎年新しいものやったりとか、まあ、やっても2年くらいだったりするじゃないですか。でも、それってほんとにそれが全て真理なのかなって自分の中で思ってて。伝統芸能だとか、まあ、SEIMEIは特にそうなんですけど、そっちの要素が入っているので。なんか、もっと語り継がれるものっていうのは、何回も何回もやるじゃないですか。バレエにしてもオペラにしても。だから、自分もなんか、そういう道に行ってもいいんじゃないかな。もっと極められるものもあるし、むしろ、同じものをやるってめちゃめちゃ怖いんですよ。評価の対象が自分だから。しかも、最高の自分の状態に比べられちゃうんで、すごい怖いんですけど、でも、それでも、それよりも上に行けるようにっていうのは常に考えているから、それもまた1つの形なんじゃないかなってオリジン、オトナルを通してここに来たからこそ、思ってます、はい」


プログラムをバラード第1番とSEIMEIに戻したことで、色々言われておりますが、
同じプログラムを何度も使ってはいけないという決まりはないですよね。
敢えて良くない点をあげるとすれば、観る側としては、今度はどんなプログラムをやるのかなという楽しみがなくなること。
そしてなにより、演じる側が飽きてしまうことが大きいと思います。
見る方は、1シーズンに10回もないですが、選手は来る日も来る日も同じプログラムと向き合っているわけで。

友人から「同じ曲で飽きないの?って少し思っていたけど、もう曲と本人とが一体化してるよね。精神性が高くてぴったり」
というお褒めの言葉をいただきました。
別の友人は、「結弦くんのプログラム、どっちも好きだから楽しみ~」と言ってました。
特にファンでなくても、いいものは分かるし、楽しみにしているのですよ。
本人が飽くことなく、極めたいと思っているなら、何も問題はないと思います。

本人も言っておりますが、最強で最高の自分と比べられてしまうので、むしろハードルが高くなる。
それ相応の覚悟と自信がなければ出来ないことだと思います。
4アクセルを入れた極め付きのSEIMEIがいつの日か観られることを楽しみにしています(^^)

 

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