【相棒season7】 第2話

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By翠香

 第2話は第1話の続きで、「還流」の後編になります。

■放送日時
 2008年10月29日 テレビ朝日 21:00~21:54 第2話 「還流~悪意の不在」

■GUEST CAST
  瀬戸内米蔵・・・津川雅彦
  小笠原雅之・・・西岡徳馬
                 ほか

【シーン1】兼高からのエアメール

  薫宛に兼高からエアメールが届く。日付を見ると10日前に書かれたものだった。
 地元の小学校の教師をしている女性と結婚したことや、薫に遊びに来いと誘う内容であった。写真も同封されていて、奥さんと並んで写っている兼高は幸せそうだった。
 何故、NGO活動を精力的に行い、幸せな家庭を築いていた兼高が殺されなくてはならなかったのか?
 気持ちのやり場のない薫は、留置所へ小笠原を訪ねる。
 どうして兼高を殺さなきゃならなかったのか、理由を教えて欲しいと土下座して頼むが、小笠原は答えない。 

【シーン2】右京、御託を並べる

 「ヒマか?」例によってやってきた角田。しかし、角田も大河内に呼び出され、特命係と仲良くしないようにと釘を刺されたという。角田は、自分は特命係を監視しているのだととぼけたらしい。(大河内にはコーヒーを飲んで無駄話をしているのが監視なのかと嫌味を言われたが・・・)

 「シンガポール 空」──兼高の遺したメッセージを解読しようとする特命係
  ふと何かひらめいた右京、「『そら』ではないかもしれませんね。『そら』ではなく、『から』と読んだらどうでしょう?」
  角田「シンガポールの貨物ターミナルの荷物がカラってことか?」
  右京「文章にするとそういうことになりますかね」
  薫「・・・で、それは一体どういうことなんですか?」
  右京「わかりません」
  小笠原は貿易をしていた。貿易といえば、物流→海外輸送→貿易港→手帳の『シンガポール』という言葉が浮上→シンガポールは世界有数の貨物ターミナルがある→コンテナの取扱量は世界一→コンテナ→カラ
  角田「連想ゲームみたいだな」
  ムキになる右京、「仕方ないじゃありませんか。『空』は『カラ』と読めるんですから。『シンガポール』は他に読みようがありません。しかし、『空』が『そら』としか読めないのだったら・・・云々」御託を並べる右京。
  角田「狂ってるな・・・」
 薫「シーッ!」 

【シーン3】小笠原の悪事が明らかに

  小笠原の腹心・田坂は、スイスのチューリッヒ空港で身柄を確保された。田坂の供述により、小笠原の悪事が明らかになった。
  小笠原は、日本政府がサルウィンに送っていた人道支援物資を横流しし、シンガポールに降ろして売りさばいていた。
  それを兼高に知られたので、口封じのため殺したのであろうと思われた。しかし、小笠原は依然として黙秘していた。

【シーン4】小笠原、薫ご指名で真実を語る

  検察庁に呼び出される薫。なんと小笠原が薫をご指名で真実を語るというのだ。
  小笠原「私の口から何もしゃべらないつもりでした。・・・殺人を計画したのも実行したのも私です。そして、それが破綻してしまったのも私の責任だ」
  兼高を殺した動機は、脅迫されたからだという。
  小笠原「支援物資が村まで届かないことを不審に思った兼高はサルウィン港まで確認に行ったそうです。そこで兼高は兵士から還流の仕組みを聞き、それを利用しようと思いついた」
  薫「ウソをつくな!」
  小笠原「土下座までしたあなたにウソなどつくもんですか」

【シーン5】犯人の告白

  瀬戸内から右京に電話が掛かる。右京「そろそろあなたからご連絡がある頃だと思っていました」
  誰にも邪魔されないように、ヘリの中で会話をする右京、薫、そして瀬戸内。
  瀬戸内「俺が首謀者だ。俺が小笠原に話を持ちかけた。いくら世界をまたに駆ける商社マンといえども支援物資の買い戻し、そう簡単にはできねぇ」
  サルウィンという国は腐りきっていた。権力者はわが身の栄華だけを考えている連中で、飢えた民衆をほったらかしにしていた。いくら送っても支援物資は届かない。だからあがった利益の中から金を受け取っていたのだという。
  薫「だからといって、掠め取っていいということにはならないでしょう!」
  しかし、瀬戸内は私腹を肥やしていたのではなく、受け取ったお金は全額寄付していたのだ。しかも、瀬戸内は兼高が強請りのようなまねをしていたことを知らなかった。
  右京「案外、兼高さんは瀬戸内さんと同じ意図だったのかもしれませんよ」
  兼高もまた、強請り取った金で人助けをしようとしていたのだろう。強請りの相手がまさか瀬戸内の指示で動いていることも知らずに・・・。
  右京「まさか支援物資の還流によって生じた金が、自らに還流していたとは兼高公一は夢にも思わなかったでしょうねぇ」

【シーン6】右京の推理

  瀬戸内「どうやって俺にたどり着いた?教えてくれねえか?」
  右京「スーツが鍵でした。小笠原はあの日、何故かオーダーメードのスーツを着て犯行に及んでいました。捨てるハメになるのが分かっているのにもかかわらず、どうしてそんなまねをしたのか。そもそもあなたがパーティーをなさっていたあのホテルで、あなたが応援なさっていたNGOのスタッフが殺されたのが単なる偶然なのか?いや、違います。小笠原がわざわざあの日、あの場所を選んだ結果なのですよ。」
  小笠原は瀬戸内の議員秘書になりすまし、兼高をおびき寄せた。瀬戸内が支援物資の還流の首謀者である事実を告げ、瀬戸内から兼高に話があると伝えたのだ。
  その日、ホテルではパーティーが行われていたので、小笠原は秘書を装うために、フォーマルスーツに着替えて、ホテルの部屋で兼高を待っていた。
  兼高は急遽帰国し、指示通り、ホテルの一室を訪ねた。
  兼高は小笠原を秘書であると信じきっていたので、無防備に殺されてしまったのだ。

  右京「結果としてあなたのしたことは、若者の尊い命を奪ってしまった。元法務大臣であったあなたは、法を犯した。決して許されるべきことではありません」

  ヘリがヘリポートへと近づく。ヘリポートには大勢の警察官が待機していた。
  ヘリを降りる瀬戸内に小野田が近づく
  小野田「皆、上を下への大騒ぎですよ」
  瀬戸内「すまんな。しかし、ゆっくり話をすることができた」
  小野田「参りましょうか」
  瀬戸内、警察に連行される。離れたところからそっと見守る特命係

【シーン7】薫のつらいお役目

  三度、荒野をひた走る一台のジープ。そこには薫の姿が・・・。
  薫は兼高の奥さんに状況を説明に来たのだった。
  ジープがとある小学校の前で止まる。その小学校は兼高の貯金で建てられたものだという。
  小学校の中から子供たちと兼高夫人が現れた。
 夫と友人を喪った二人の顔には涙があふれていた。

             ─終わり─

■総評
  今回のお話は、歪んだ善意が引き起こしてしまった悲劇といえますね。瀬戸内が悪党だったら、きっと小笠原に罪をなすりつけていたでしょうね。元々は善意からこの計画を持ちかけたのだから、自分だけ頬かむりは出来なかったのでしょう。
 それにしても、大河内さんが特命係を締め出しに掛かっているのが気になるところです。

■参考
 
テレビ朝日|相棒7
  相棒season7公式ホームページです。

■お知らせ
  次回、第3話は、プロ野球中継(日本シリーズ)のため、最大遅れ21:45~22:39の可能性があるそうです。
  それ以上延長の場合は翌週に順延となるそうなので、注意してくださいね!

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