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【高千穂伝説殺人事件】 内田康夫

 11, 2006

◆◇◆ヒロインの父の失踪と、留守番電話に残された奇怪なメッセージ。謎の解明に浅見が挑む!◆◇◆

浅見光彦シリーズ9
長編
カドカワ・ノベルス 1986.4
角川文庫 1987.11
角川春樹事務所 1997.8
  角川書店 2004.12
55TVドラマ化作品!(1994.4.25放送 主演:辰巳琢郎)


■あらすじ

美貌のヴァイオリニスト千恵子の父・本沢は、M-商事の平凡なサラリーマンだった。秘密の留守番電話に<ブツはニュータバルからタカチホへ。運んだのはノベウン。受け取ったのは市川>という謎のテープを残して、本沢は突然失踪した。その後、父の知り合いと称する男が、高千穂で不審死を遂げた。そしてまた、新たな殺人が・・・・・・。
  神話と伝説の国、高千穂に隠された巨大な秘密!! 千恵子は、私立探偵浅見の助けを借り、高千穂へと向かうが。
(角川文庫より抜粋)

■テーマ
  天孫降臨伝説
  戦後混乱期の新田原(ニュータバル)基地

■舞台
  宮崎県高千穂町
      日向市
      小林市
      新富町

■ヒロイン
 本沢千恵子(ヴァイオリニスト・学生)

■感想
 冒頭からなんと浅見に見合い話が持ちかけられます。しかし、当の浅見は乗り気ではなく、しぶしぶ千恵子のリサイタルに出席という形で会うことに。ところが千恵子の父・本沢は娘の結婚相手としてではなく、名探偵として、浅見を選んだようです。本沢の身に、何かが起こりそうな滑り出し。また、浅見の恋のゆくえも気になるところ。

 この物語のテーマは、天孫降臨伝説戦後混乱期の航空基地。共に宮崎県にまつわるお話となっています。

 作品の中でも少し触れられているのですが、天孫降臨伝説(「天孫降臨って何?」って方は『古事記』の世界だと思って下さい)の一つとして、イザナギ・イザナミのお話があります。イザナギは、死んだ妻・イザナミを黄泉の国から連れ戻しに行くのですが、イザナミが

「けっして私の姿を見てはいけません」

と言ったのに、その約束を破ってしまいます。イザナギは、変わり果てた妻の姿に恐れをなして逃げ出し、その後に禊(みそぎ)まで行ったという・・・なんてヒドイ男なんでしょ(笑) でも神様なのに、かなり人間っぽい。

『浦島太郎』や『鶴の恩返し』などのおとぎ話にもみられるように、「絶対にダメ」と言われると禁を犯したくなるのが人間の常のようで。

話が大分横道に逸れました(^^;)

 浅見に後のことを託し、本沢は失踪してしまいます。千恵子は、父の失踪の手掛りを調べるうちに、父の書斎の引き出しに秘密の留守番電話を発見します。その中には、何やら怪しげな内容が録音されていて・・・。
 浅見が試行錯誤しながら、この留守番電話のメッセージを解読していく過程が面白い。話に引き込まれて、浅見と一緒に謎解きをしているような気分になれます(^^)

 千恵子は天才ヴァイオリニスト293ということで、作中にも曲目がいくつか登場します。【白鳥殺人事件】の時の被害者もクラシックのエアチェックコレクションを持っていたりと、内田先生はクラシックがお好きなようですね。

 物語の終盤はハラハラ・ドキドキの冒険物のような一面もあり、最後まで楽しめました。

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

  ◆トリック度 267267267267
◆冷や汗度 404404404
◆満足度 ★★★★★

■こんな方におすすめ!

  • 日本の神話が好きな方
  • クラシック音楽が好きな方
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Tag:浅見光彦 内田康夫

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