Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【覆面作家の夢の家】 北村薫

 09, 2008

◆◇◆千秋さんが見つけた『夢の家』◆◇◆

新妻千秋(覆面作家)シリーズ3
短編集
角川書店 1997.1
  角川文庫 1999.10
  中央公論新社 2003.2

覆面作家の夢の家 (角川文庫)
覆面作家の夢の家 (角川文庫)北村 薫

おすすめ平均
starsちょっと期待はずれ・・・
stars独自の世界観を持った推理小説
stars覆面作家の夢の家はどこにあったのか
stars見事な終わり方
stars「わたしの家」

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■あらすじ

12分の1のドールハウスで行われた小さな殺人。そこに秘められたメッセージの意味とは!?
天国的美貌を持つミステリー界の人気作家「覆面作家」こと新妻千秋さんが、若手編集者、岡部良介とともに、残された言葉の謎に挑む表題作をはじめ、名コンビが難事件を解き明かす全3篇を収録。作家に探偵、おまけに大富豪のご令嬢と、様々な魅力を持つお嬢様探偵、千秋さんの名推理が冴えわたる<覆面作家>シリーズ第3弾!
(角川文庫より)

■ヒロイン
 新妻千秋(ミステリー作家)

■感想
 ついに読み終わってしまった・・・。薄い本なので、さらりと読めてしまうのですが、覆面作家シリーズもこれで完結だと思うと名残り惜しく、まだまだこのほんわかした世界に浸っていたい、そんな感じです。
 本作は、覆面作家シリーズ第3作完結編となります。

 この作品は、人々の会話がテンポよく、ウィットに富んでいるので、まるで落語の小噺を聞いているようで楽しいですね。
 それから、千秋さんの服装は、人格に合わせて(?)、家では『迎賓館に出かけるようなドレス姿』、外ではスポーティな服装と使い分けているのですが、千秋さんのスポーティな服装、結構好きです(^^) なかなかおしゃれさんなんですよね。まあ、『天国的な美貌の』千秋さんなら何を着ても似合いそうですけどね~。

 そして、良介が千秋さんのことを、変わった娘だと思いながらも、愛おしく思っている気持ちが伝わってきて、こちらまで暖かい気持ちになりますね。
 二つの人格を持つ千秋さんが見つけた『夢の家』。どうかお2人とも末永くお幸せに!

 覆面作家と謎の写真】
 良介の双子の兄・優介がめでたく静さんとゴールイン!ここでは、静さんが友人とディズニーランドに行った時の写真に、ニューヨークにいるはずの人物が写っていたというお話。
 ここまで凝ったことをするかな?という気もしますが、気持ちは分かりますね。
 風船のイワトビペンギン289に「こら、千秋」と呼んでみる良介がちょっと可愛いですね。

 覆面作家、目白を呼ぶ】
 良介は担当する『推理世界』の新人賞受賞者との顔合わせで、中古で買った自家用車231で福島に来た。彼女のパート先の主任さんと帰り道が一緒ということで、車で後を付いて行ったが、良介の目の前で、主任さんの車は崖から転落した──。
 角川文庫の解説・有栖川有栖氏に、「こんな手があったか、と本格ファンをうならせる出来」と言わしめた作品。

 【覆面作家の夢の家】
 『超絶技巧、人の死なないダイイング・メッセージもの』。なんのこっちゃ?ですよね(笑) 犯行現場(?)は、ドールハウス。死体は、実物の12分の1のお人形ですから。
 普通血生臭くなりがちなミステリーを、さらっとユーモアに変えて、しかも本格路線は崩さずというのが、北村さんらしくて好きです。謎解きは、古典文学に精通していないとちょっと解けないかも。
 ラストシーンの文章も美しく、素敵です(*^^*)

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267267267

◆冷や汗度

404404

◆満足度

★★★★★

■特におすすめ!

  • 女性の方72
  • 本格ミステリーが好きな方
  • 古典文学が好きな方
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Tag:覆面作家 北村薫

COMMENT 4

Tue
2008.11.11
18:24

のぽねこ

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こんにちは

コメントありがとうございました。
シリーズ完結編ということで、なんとも名残惜しいですよね。
この中では、第二話が割合重たい話だったように覚えています。
それでも、最終話のラストは素敵でしたね。

Edit | Reply | 
Tue
2008.11.11
23:34

viviandpiano

URL

こんにちは

ご訪問ありがとうございました。
本当にたくさんの作家の本を読まれてますね!
内田康夫先生の著作は、数冊しか読んでませんが、
翠香さんの書評を参考にさせていただいて、
面白そうなものは読んでみたいと思います。
私の方は「新本格」に偏っていて、
ベストセラー作家が薄いんですよ(^^;

Edit | Reply | 
Wed
2008.11.12
23:08

翠香

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のぽねこさんへ

こちらこそ、コメントバックありがとうございます!

第2話は、そうですね。北村作品にしては、ちょっとブラックでしたね。
ラストシーンは、メルヘンチックでしたが、映画のワンシーンを観ているみたいで、素敵でしたねv-398

Edit | Reply | 
Wed
2008.11.12
23:20

翠香

URL

viviandpianoさんへ

こちらこそ、ご訪問ありがとうございます!
え~viviandpianoさんこそ幅広く読まれているではないですか。
これからも色々と参考にさせていただきますので、よろしくお願いしま~す。
内田先生の作品も読まれているのですね。最近読んだ中では、【皇女の霊柩】が面白かったですよ。歴史がお好きでしたら、ぜひ♪

Edit | Reply | 

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