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【幻惑の死と使途-ILLUSION ACTS LIKE MAGIC-】 森博嗣

Category犀川創平(S&Mシリーズ)
 6  0

◆◇◆ミラクル・エスケーパ◆◇◆

犀川創平S&Mシリーズ)6
長編
講談社ノベルス 1997.10
  講談社文庫 2000.11

幻惑の死と使途―ILLUSION ACTS LIKE MAGIC (講談社文庫)
幻惑の死と使途―ILLUSION ACTS LIKE MAGIC (講談社文庫)森 博嗣

おすすめ平均
stars犯人に驚いた
starsトリックはシンプル。でも犯人は意外
starsもう一度読みたいという気が起こらない
stars森博嗣マイベスト
stars推理小説と奇術の近似性

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■あらすじ

「諸君が、一度でも私の名を呼べば、どんな密室からも抜け出してみせよう」いかなる状況からも奇跡の脱出を果たす天才奇術師・有里匠幻が衆人環視のショーの最中に殺された。しかも遺体は、霊柩車から消失。これは匠幻最後の脱出か? 幾重にも重なる謎に秘められた真実を犀川・西之園の理系師弟が解明する。
(講談社文庫より)

■ヒロイン
 西之園萌絵(22歳・N大工学部建築学科4年)

■感想
 前作から半年以上も空いてしまいました。本書がずっと手元になかったので(^^;) それが先日、ブックオフで本書と【有限と微小のパン】を105円でゲットしたのです。ラッキー!これでS&Mシリーズ全巻揃いました♪

 今回のテーマはマジックです。ミラクル・エスケーパの異名をとる天才マジシャン・有里匠幻とその弟子の有里ミカルという女性が登場するのですが、初代・引田天功と2代目・プリンセス・テンコーを彷彿とさせますね。この本の解説もプリンセス・テンコーさんが書いています。テンコーさんもミステリーがお好きだそうで、マジックの参考になさっているとか。本作を読んでいて思ったのですが、確かにマジックとミステリーって人の目を眩ますという点でよく似ていますね。違うのは、マジックは種明かしは普通しないけれど、ミステリーは多くは名探偵の存在によって、真実が明らかにされるところですね。でも、常に新しいトリックを編み出さないといけないので、マジシャンもミステリー作家もなかなか大変なようです。

 本作は章立てがちょっと変わっていて、奇数章しかありません。何故こんな形になっているのかというと、次回作【夏のレプリカ】本作と同時期に発生した事件のため、偶数章は抜いてあるということらしいです。そして【夏のレプリカ】の方は偶数章のみになっています。──今、もうひとつ発見したのですが、本作の章題は全て『奇』で始まっているのですが、次回作は章題が全て『偶』で始まっているのです!森センセイなかなか凝ったことしますねぇ。

 話の筋とは関係ないのですが、萌絵と友人の洋子との会話で、今のブログ文化を予言するかのような発言があったのには驚きました。この作品が書かれたのは1997年ですから、まだホームページも走りの時代なワケで・・・。
 「価値のある情報より、おしゃべりさんの情報の方が優先される」か・・・確かにそんなところがありますよね。ウチは価値のある情報をお届けしますw(←ホントか?)

 今回は、萌絵がなかなか鋭い推理を披露します。萌絵ちゃんって本当、名探偵志望なんですね~。
 「嬉しい・・・・・・。やっと、私の番になった」と関係者を自分の自宅に集めて、自説を披露するのですが、結局最後の詰めの部分では、犀川が推理するのですけどね。
 私は人間消失トリックとか難しいことはさっぱり分かりませんでしたが、犯人は分かりました!221

 そして萌絵は性懲りもなく、また危ない目に会うのですよね・・・まったく『ミラクル・エスケーパ』とは萌絵のことですね(笑) もちろん、犀川先生の愛の力238で助けられるわけなんですが。いざというときの犀川先生って人格変わりますよね~。398
 それにしても、犀川先生は萌絵ちゃんのことをいつまで「西之園君」と呼ぶつもりなんですかねぇ。一応婚約しているのだし、2人きりのときぐらい名前で呼んであげればいいのに~。

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267267267

◆冷や汗度

404404404

◆満足度

★★★★

■特におすすめ!

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森博嗣S&Mシリーズ犀川創平西之園萌絵

6 Comments

viviandpiano  

森先生

ちょっとした遊び心が好きな方ですね☆
「封印再度」が「Who Inside」というのはすぐ分かったけど、
「数奇にして模型」が「好きにしてもOK」だとは・・・(^^;
そういう森先生が大好きなんですけど♪

次は「夏のレプリカ」ですね。
翠香さんの感想が楽しみです☆

2008/11/27 (Thu) 00:48 | EDIT | REPLY |   

翠香  

viviandpianoさんへ

早速のコメントバックありがとうございます!

>「数奇にして模型」が「好きにしてもOK」だとは・・・(^^;
え~そうだったんですか!知らなかった~
森先生は、タイトルだけでなく、章題も毎回凝ってますよね!こういう言葉遊びは大好きなんです。

【夏のレプリカ】は夏に読む予定だったのですが・・・(^^;)
とりあえずS&Mシリーズは全巻揃ったので、ちょっとピッチを上げていきたいですね~

2008/11/27 (Thu) 23:42 | EDIT | REPLY |   

FLIP  

はじめまして

はじめまして。FLIPと申します。
今日、たまたまこちらのサイトを拝見しまして、私が運営する書評サイトにリンク貼らせていただきましたのでご報告です^^
こちらに「かんたん相互リンク」なるものがあるのを発見し、輪吾tしもさっそく登録の上使わせていただきましたが、本来のHP上のリンク集にもリンクを掲載させていただいておりますので、よろしければご確認ください。
記事に関係ないことで失礼いたしましたが、私も森先生の作品の書評を書くべく順番に再読しており、そろそろ「幻惑の死と使途」の順番なのです~。

それでは、今後ともよろしくお願いいたします!

2008/11/30 (Sun) 17:15 | EDIT | REPLY |   

翠香  

FLIPさんへ

はじめまして。
ご丁寧なご挨拶をありがとうございます。
早速リンクまで貼って頂きまして、嬉しいです。
FLIPさんのサイトを拝見しましたが、見やすくて充実したサイトですね!私も見習わなくちゃ。
今度はぜひ作品の感想を聞かせて下さいね。
こちらこそよろしくお願いします!

2008/11/30 (Sun) 23:31 | EDIT | REPLY |   

FLIP  

感想書きました

なんだかこの記事ばかりにコメントしてしまい、すみません。
わたしもこの作品の書評をアップしました。
で、あらためて翠香さんの記事を読みかえすと、やっぱり分かり易い視点で、とっても読みやすいなぁと感心しつつちょっぴり悔しかったりして~^^;
それにしても、私は全く犯人わかりませんでした!
流石です!!

2008/12/20 (Sat) 17:39 | EDIT | REPLY |   

翠香  

FLIPさんへ

いえいえ、感想お待ちしておりました(^^)
FLIPさんの書評、拝見しました。FLIPさんの書評、読みやすいですよ~。こちらこそ、参考になります。
犯人については、もうこの人しかいない!と思っておりました。だからいったいどんなトリックを使ったんだろう?って感じで読んでましたね。
ちなみに今、【夏のレプリカ】を読んでいます。年末でバタバタしていて、なかなか読み進まないのですけど、年内には記事アップするつもりです。

2008/12/21 (Sun) 00:10 | EDIT | REPLY |   

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