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内田康夫名作選(2) 信濃のコロンボ事件ファイル 『信濃の国』殺人事件

 07, 2008

■放送日時
  2008年12月3日 テレビ東京 水曜ミステリー9 21時00分~22時54分

■番組名
  内田康夫名作選(2) 信濃のコロンボ事件ファイル 『信濃の国』殺人事件

■CAST
  竹村 岩男・・・中村 梅雀
  大森 修司・・・里見 浩太朗
  竹村 陽子・・・原 日出子
  岡部 和雄・・・松村 雄基
  馬渕 洋子・・・中山 忍
  大林 章雄・・・秋野 太作
  伊藤 カオリ・・・今井 恵理
                 ほか

■感想
 前回の死者の木霊は、原作に忠実で感心したのですが、今回は打って変わってアレンジ三昧でしたね(^^;) 原作と大きく違っていた点をいくつか挙げてみますと・・・。

 1.事件の数が1つ少ない

  ドラマでは、4つの殺人事件が起きていましたが、原作ではもうひとつ、恵那山トンネルで谷口という人が殺されています。この谷口の父親も血判状に名を連ねていた人物で、つまり、盟約に署名していたのは5人だったのです。
 まあこれは、ドラマではよくあることで、2時間枠という制約がありますから、あまり事件の数が多いと収まりきれなくなってしまいますよね。原作でも谷口の存在はあまり重要視されていなかったようですし・・・。

 2.中嶋と洋子の結婚

  原作では、中嶋と洋子は、2人だけで酒を酌み交わし、ささやかな結婚式を挙げるのですが、ドラマでは、2人は婚約者のままで、中嶋の容疑が晴れて、ラストシーンで結婚式465となっています。
  まあ、地味~にブランデーで乾杯272よりは、ウェディングドレス姿の花嫁の方が絵になりますよね。
  また、ドラマでは中嶋は拘留されたままで全く存在感が薄かったのが何ともでした(^^;)原作ではもっと活躍しているんですけどね~。
  警察の女子トイレの窓から留置所が見えることを利用して、洋子と中嶋が会話をする場面は、さながらロミオとジュリエットみたいで、ドラマらしいアレンジでしたね。

 3.洋子の人柄

  原作の洋子は、大阪出身で、しっかりしたタイプの女性です。なので、洋子役が中山忍さんと聞いて、イメージ違うなぁと思っていました。ところがドラマの洋子は、東京出身で楚々としたけなげな女性──中山さんの雰囲気にあっていましたね。
 洋子の発見が竹村の推理に生かされる点では共通しているのですが、原作では夫にスクープを取らせるために動いていたのに対し、ドラマでは婚約者の無実を信じて、という部分で目的が異なるため、人柄を変えたことがより効果的だったのかもしれません。

 4.中嶋と洋子の協力者

  今回のアレンジで一番の謎がこの部分。原作では、中嶋と洋子の協力者は、中嶋の同僚で新聞記者の青木健夫という人物なのですが、ドラマでは信濃テレビの伊藤カオリという女性。
  職業も性別も変えたのは何故なのでしょうね?結果的に事件の真相に肉迫し、犯人の元へ直接聞き込みをしたため、殺されてしまったという点では同じなんですが・・・。

 5.殺害現場が入れ替わっている

  これも意図が不明。伊藤カオリ(原作では青木健夫)と平沼武太郎が殺害された場所がドラマと原作では入れ替わっています。
 青木健夫を伊藤カオリに変えたことに関係があるのかもしれません。洋子は伊藤カオリの殺害現場まで、やってきていましたから場所的な問題かな??

 6.岡部警部の登場

  このドラマシリーズでは、岡部警部はレギュラーらしいことが分かっていましたので、いつ登場するのかと楽しみにしていました(笑)
  原作では、岡部の登場はなく、作品の舞台もほぼ長野県に限られていましたので、警視庁の警部を何処で登場させるのかが気になっていましたが、若干無理矢理な感もあり(苦笑)
  無理矢理登場させたので、出番が少なくて不満~。でもまあ、岡部は犯人のアリバイを崩す重要な発見をしました(原作では竹村の推理です)し、岡部のウィンク392も見られたので良しとしますか~。

 7.事件の結末が違う

 ネタバレになってしまうので、詳しくは言えないのですが、犯人が猟銃を持ち出したのには、驚きました(^_^;) インパクトはありましたが、犯人が翻意するのにいまいち説得力がなかったのが、不満ですね。一番大事な部分だっただけにもう少し丁寧に描いてほしかったな・・・。

 

──とまあ、大きな違いだけでもこれぐらいあります。その他、細かい部分の違いもいくつかありますので、大筋では原作に沿っているものの、中身はかなり違うものになっていました。前回とのギャップがかなりあるな~(^^;)

 さて、前回竹村はヘンテコな俳句を詠んでいましたが、今回も一句詠んでいました。

   被害者も さぞかしびっくり 縄張りに

  もはや季語もないので、俳句というよりは川柳ですね(^^;)
  これは、たまたま最初の殺害現場近くに釣りに来ていた竹村が、遺体の確認をしようとしたところ、天敵の安岡警部にまるで犬を追い払うかのように

  「あなたはいいの!シッシッ!」 とやられたときに詠んだものです(笑)

 それから、これは前回からそれとなく気付いていたのですが、梅雀さんの竹村は喜びを体で表現するタイプのようで、誰彼かまわず抱きつきます。

  洋子にハグ!
  奥さんにハグ(プラスほっぺにchu~80
  岡部にもハグ!!
  署長にもハグ!!405
 いやはや・・・。

 

 さて、次回の放送は、戸隠伝説殺人事件です。鬼女伝説の話ですね。怪奇っぽくするのか、純愛をメインにしていくのか、楽しみなところです。

■参考
 
水曜ミステリー9 テレビ東京
  番組HP。ドラマのみどころや出演者等。

  ●ミステリー処【love knot】 【「信濃の国」殺人事件】 内田康夫
   原作のレビューはこちらです。

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Tag:内田康夫 信濃のコロンボ

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