Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【猫は密室でジャンプする-猫探偵正太郎の冒険1】 柴田よしき

 12, 2008

◆◇◆猫は何でも知っている?◆◇◆

猫探偵正太郎シリーズ3

長編
カッパ・ノベルス 2001.12
  光文社文庫 2004.12

猫は密室でジャンプする (光文社文庫)
猫は密室でジャンプする (光文社文庫)柴田 よしき

おすすめ平均
stars猫好きにはたまらないはず
stars猫は知っていた!
stars愛嬌のある頭のいい猫。

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■あらすじ

 名前・正太郎(雄猫)、毛色・八割黒に二割白(長めの毛足)、飼い主・桜川ひとみ(ミステリー作家)、住まい・琵琶湖近郊、友犬・サスケ(チャウチャウ系の雑種)、特技・推理──。
 飼い主を“同居人”と呼び、明快な推理で事件を解決してしまう正太郎。謎解きには、こだわりや、仕掛け、いたずらが満載。
 猫好き、ミステリー好き絶対満足。猫探偵の六つの事件簿!
(光文社文庫より)

■感想
 随分と久しぶりになってしまいました。この正太郎シリーズ。第1作でハマり、シリーズ買い揃えたのに、何故か積読したまま・・・。おそらく、私が短編集を好きではないことに起因しているのではないかと・・・。そうなんです!第1、2作は長編なのに、3作目以降は短編集なんですよね~。出版社が角川から光文社に変わったことと何か関係があるのかな?あ、そうそう、前田マリさんのカバーイラストは健在です。それぞれの短編の表紙にも前田さんが描いた正太郎のかわいいイラストがついていますよ。

 この短編集は、6編の短編が収められており、ある人間の視点で書かれた作品と、正太郎の視点で書かれた作品(タイトルが『正太郎と~』で始まるもの)が交互になっています。
 柴田さんは猫を飼っているそうなので、これを読むと猫の習性がよく分かりますよ。猫好きにはたまらないかも。ちなみに私は特に猫好きというわけではないのですが、何故か猫に好かれていて、近所の野良猫は私の姿を見つけると、猫まっしぐらに走り寄ってきて、足に体をスリスリしてきたりします(^^;)

 それから、この本の解説は女優の池波志乃さんです。ミステリーがお好きなようで、森博嗣さんの【封印再度】でも解説を書いていましたね。あちこちで解説を頼まれるぐらい、ミステリーはかなり読み込まれていらっしゃるようですね。

 【愛するSへの鎮魂歌(レクイエム)】
 あるストーカー視点のお話。このシリーズをご存知の方なら、ストーカーのターゲットが誰で、ある程度展開も予想できると思います。私もすぐ分かったのですが、それでも怖かった。こういう思い込みの激しい人って始末が悪い。でも、用意周到な割には意外とマヌケなストーカーでしたね。ラストはなんとも憐れでした。

 【正太郎とグルメな午後の事件】
 ひとみちゃん、相変わらず上手い話に乗せられてますねぇ(^^;)どうしてジャンクフードを高級料亭だと勘違い出来るんだろうか?・・・ともあれ、京都のB級グルメがたくさん出てくるので、ちょっとしたグルメガイドにもなっています。正太郎とサスケの推理合戦も楽しい。

 【光る爪】
 この主人公の女性、ちょっと怖いです。でも、不倫相手の飼っている猫見たさに、住んでいる家まで行くという心理が理解できなかったなぁ。また、猫の爪の意外な構造を知ることができました。

 【正太郎と花柄死紋の冒険】
 猫がダイイング・メッセージ??人間に興味のない正太郎でも、被害者が猫だと復讐心に燃えるようですね。ちょっと強引な部分もありますが、このシリーズらしい作品だったと思います。

 【ジングルベル】
 クリスマス・イヴ255をひとりぼっちで過ごさないために、適当な男を見繕う女性。タイムリーな話題だけど、何とも・・・。目的と手段を取り違ってしまった寂しい女性でしたね。この女性は正太郎に助けられるわけなんですが、正太郎のメッセージをちゃんと受け取っています。正太郎は全てお見通しだったんですね。

 【正太郎と田舎の事件】
 ここでは正太郎と浅間寺のおやじさんの連係プレーで推理が行われます。サスケは登場しないのですが、おかしな関西弁を話すレオという猫がなかなか味があって面白いですね。
 しかし、ひとみちゃん、随分とショックを受けていた割には、事件をちゃっかり推理小説のネタに使うとは、転んでもただでは起きませんねぇ。まあ残念ながらボツになってしまったようですが(苦笑)

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267267

◆冷や汗度

404404404

◆満足度

★★★

■特におすすめ!

  • やっぱり猫283が好き!な方
  • 女性の方 72
  • 食べ歩きが好きな方
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Tag:柴田よしき 猫探偵正太郎

COMMENT 4

Sat
2008.12.20
17:44

FLIP

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ネコ好きならではの作品ですね~

私も以前読みましたが、やはりネコものはネコ好きの人が書くとひと味違いますね―。
といいつつ、むか~し赤川次郎先生の三毛猫ホームズシリーズを読みあさっていた記憶がありますが、赤川先生もネコ好きなのかな?

Edit | Reply | 
Sun
2008.12.21
00:18

翠香

URL

FLIPさんへ

私は猫を飼ったことがないので、猫の習性はよくわからなかったのですが、爪のことにはびっくりしました。
FLIPさんも三毛猫ホームズシリーズ、読んでいたのですね~。私もむか~しハマってました!
このブログでは紹介していないのですけど、要望があれば、紹介しようかな?
赤川先生も猫好きだったと思いますよ~。

Edit | Reply | 
Thu
2010.02.25
16:58

藍色

URL

こんばんは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。

Edit | Reply | 
Thu
2010.02.25
23:41

翠香

URL

藍色さんへ

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