毛髪再生

【鄙の記憶】 内田康夫

Category浅見光彦
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◆◇◆悲しき殺人連鎖◆◇◆

浅見光彦シリーズ76
長編
読売新聞社 1998.4
幻冬舎ノベルス 2000.11
  幻冬舎文庫 2002.4
  角川文庫 2006.10

鄙の記憶 (幻冬舎文庫)
鄙の記憶 (幻冬舎文庫)内田 康夫

おすすめ平均
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■あらすじ

 静岡の寸又峡で「面白い人に会った」という言葉を残しテレビ記者が殺された。事件を追う老新聞記者と浅見光彦は現場で出会い、友情が芽生え始める。だが老記者は手がかりを追って出かけた秋田で姿を消し、浅見は彼の旧友にからむ一億四千万円の遺産の秘密に辿り着く。やがて彼が対峙した哀しき連続殺人鬼とは? 人の業が胸をうつ傑作ミステリ。
(幻冬舎文庫より)

■テーマ
 新聞記者

■舞台
 秋田県仙北郡六郷町
      大曲市
 静岡県榛原郡元川根町
      清水市
      島田市

■ヒロイン
 横居光葉(21歳・大学生)
 久保香奈美(31歳・浅見光彦の高校の後輩)

■感想
 本作は、『週刊読売』に連載されていたものを単行本にした作品だそうです。この作品の序盤までは、東読新聞島田市通信部の伴島が主人公として描かれていて、浅見は物語の4分の1が過ぎた頃にようやく登場。実はこれ、当初は浅見シリーズにするつもりではなかったようです。それにしても、始めは主人公だった伴島を殺してしまうなんて、内田先生ご無体な・・・。390

 今回は、史実や伝説を絡めたお話にはなっていません。なので、他の作品と比べるとちょっと地味な印象を受けますね。といっても、浅見シリーズは派手なトリックとかはほとんどないのですけど。

 警察や新聞記者の思考が堂々巡りしている中に、浅見が突破口を見つけ、そこから一気に真相へたどり着く手腕はさすがです。でも、今回私は早い段階で隠れた犯人の存在に気付いていました。こういう勘だけは働くのですよね~論理的に構築することは出来なくても(笑)


 以下、ネタバレに言及します。まだ未読の方は、このをクリックして回避してね。

 


 結局のところ、横居ナミさんが、嫁のマリ子を毛嫌いしていたことに尽きると思います。ナミは次男の真二を可愛がっていたようですから、可愛い息子を奪った憎い女と思っていたとしても不思議ではないのですが、融資の条件が妻と別れること、というのは尋常じゃないですね。息子の真二も母親に似て意地っ張りなところがあるので、その条件を呑めなかった。それが不幸の始まりだったと思います。もしナミが無条件で真二に融資してあげていれば、おそらく誰も死ぬことはなかったでしょう。

 


 今回もヒロインについては悩みました。私はどちらかといえば、横居光葉だと思っているのですが、例によって【浅見光彦 the complete 華麗なる100事件の軌跡】では、久保香奈美となっていまして、確かに彼女は学生時代から浅見のことを想っていたようですので、これも捨てがたい。で、前回と同様2人連名にしました。
 横居光葉は粗野な感じはあるけれど、不思議な雰囲気を持っている女性で、内田先生もおっしゃっていますが、【平家伝説殺人事件】稲田佐和にちょっと似た感じでしたね。

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267

◆冷や汗度

404404

◆満足度

★★★

■特におすすめ!

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浅見光彦内田康夫

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