Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【平家伝説殺人事件】 内田康夫

 07, 2006

◆◇◆居候・浅見光彦、結婚か??◆◇◆

浅見光彦シリーズ2
長編
kosaido Blue Books 1982.10
角川文庫 1985.6
廣済堂文庫 1987.2
HITEN NOVELS 1995.2
角川春樹事務所 1996.5
55TVドラマ化作品!(2005.12.26放送 主演:沢村一樹)


■あらすじ

 銀座ホステス・萌子は、当山という男の三年間で1億5千万になる仕事という言葉に誘われ、稲田という男と偽装結婚する。だが彼は、莫大な保険金を賭けられたうえ、謎の転落死を遂げる。また、誘いをかけた当山も、二年後には死亡する。無関係に思える二つの死が一つに結ばれた時、意外な事実が・・・・・・。
 高知にある平家の落人部落に秘められた謎。そこに住む野生のカモシカを思わせる美少女・佐和。密室トリックと想像を絶するドンデン返し。本格気鋭が放つ長編伝奇推理。
(角川文庫より)

■テーマ
 平家落人部落

■舞台
 高知県高知市
      西土佐村
 愛知県飛島村
      弥富町
 長野県小諸市

■ヒロイン
 稲田佐和(19歳)

■感想
トリッキー色が強い作品。
フェリー転落事故の謎、密室トリックなど、内田氏の作品にしては珍しく(?)たくさんのトリックが登場します。
なんでも「実はトリックが書けないのでは?」と疑われた為、書けることを証明してみせたとか(笑)

しかし、センセが苦心して考えたトリックを、浅見はいともあっさり解いてしまいます。
でも実はこの作品全体に大どんでん返しという、トリックが仕掛けられていて、さすがの浅見も驚嘆したようです。

扉に書かれたあらすじには「伝奇推理」と銘打っているのですが、
平家落人の怨念が~とかそんな内容ではありません。【平家伝説殺人事件】というタイトルの割には、
平家はあまり関係がないですね。
舞台となった、高知県西土佐村が平家落人部落である程度です。

この作品では【後鳥羽伝説殺人事件】の時とはちょっと趣が違って、
浅見の恋バナ238があります。浅見とヒロインの稲田佐和は、かなりいい感じで、

このまま結婚!?

と思わせるのですが、実は当初、このシリーズはこれで完結する予定だったので、
そういう余韻を残したということだそうです。
しかし、浅見の人気が沸騰したため、さらに続編に登場することになり、結婚はおあずけに・・・。
どこの世界でも、人気者はつらいものですね(笑)

なお、以後の浅見光彦シリーズ】では、浅見とヒロインとの恋愛模様も物語の彩りを添えることとなりますので、
是非その辺もお楽しみ♪

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

◆トリック度 267267267267267
◆冷や汗度 404
◆満足度 ★★★★★

■こんな方におすすめ!

  • 浅見光彦シリーズ初心者116
  • トリック物大好き!な方
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Tag:浅見光彦 内田康夫 平家伝説 ドラマ化

COMMENT 4

Fri
2006.05.12
20:52

cycle_road

URL

はじめまして、σ(・・)も浅見ファンですi-179
平家伝説は先日、再放送をしていたので録画し観たのですが・・・。
転落のトリックって、最近、「名探偵コナン」でも使われませんでしたっけ? 勿論、コナンが後なのでコナンの方がパクリなのでしょうけど。

この作品はほんと「平家伝説」ってタイトルをつけるほど、平家には関係してませんでしたね。少し期待してたのですが・・・。

Edit | Reply | 
Tue
2006.05.16
23:41

翠香

URL

cycle_roadさん、こんにちは~
コメントありがとうございます!
「名探偵コナン」はあまり見たことがないのですが、そうですか。似たようなトリック使ってましたか。
そういえば、「浅見光彦」の名前もパクられているらしいですね(^^;)

私も「平家伝説~」のドラマ観ました。堀ノ内、露出しすぎ(笑)
それに、萌子役が三浦理恵子だったのも、何か可愛すぎちゃって、イメージ合わない!と思っちゃいました。

Edit | Reply | 
Tue
2013.10.15
14:52

くま

URL

 こんにちは! この本、さっそく読んでみました。
 実は内田康夫先生の本は「後鳥羽伝説殺人事件」「本因坊殺人事件」「ユタが愛した探偵」「盲目のピアニスト」でこれ、まだ5冊目です。しかも最後に読んだの1年前です。
 個人的に内田康夫先生の文章が過不足なく読みやすくてきれいで、大好きです。また、浅見光彦とお母様が可愛くて癒されます。
 が、私はこれよりも「後鳥羽伝説」や「本因坊」のが好きでした。もちろん「平家伝説」は大人気の傑作らしいので・・・好みの問題ですね。
 この作品では浅見光彦が恋愛巧者?でびっくりしました。・・・なんだ、意外とやるじゃん、って(笑)。
 翠香さんの最新の記事も読ませて頂きました。法廷ものがお好きなんですね。私は医療とか法廷とか科学とかそっち系は全部苦手です。残念ながら頭が悪いので(苦笑)。
 カーの別名義、カーター・ディクスンの「ユダの窓」がバリバリ法廷ものの傑作で有名&評価も非常に高いので、もし機会があれば読んでみると楽しめるかもしれません。フェル博士と並んで有名な探偵、ヘンリー・メリヴェール卿が法廷で大活躍です。ハヤカワ・ミステリで出てます。

Edit | Reply | 
Tue
2013.10.15
23:38

翠香

URL

くまさんへ

内田先生は本当文章がお上手ですよね。作中の情景が目に浮かんでくるようです。
最近の若手作家の文章が読みにくいと感じるのは、この美しい文章に慣れてしまったせいかも・・・。
私は「本因坊」と「盲目のピアニスト」は実はまだ未読です(^^;)
まだまだ読んでいない作品も多いですね。
「後鳥羽伝説」は私も好きですよ。でも本作とどちらが好きかは比べられない。
それぞれに良さはあると思うので、優劣はつけたくないのです。

法廷ものは好きですが、先日読んだのは好みではなかったです。
期待していただけに残念。
「ユダの窓」ですか。ユダってあの裏切り者のことですよね?
チェックしておきますね。

Edit | Reply | 

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