Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

ミステリ小説・ドラマ・映画のレビューと、フィギュアスケートに関する話題について。ド素人なので初心者にも分かりやすく、楽しくを心掛けていきたいです。

Take a look at this
トップ > 内田康夫 > 浅見光彦 > 【藍色回廊殺人事件】 内田康夫

【藍色回廊殺人事件】 内田康夫

 11, 2009

◆◇◆愛は藍より深し◆◇◆

浅見光彦シリーズ77
長編
講談社 1998.11
講談社ノベルス 2000.10
  講談社文庫 2002.2
  光文社文庫 2007.1
55TVドラマ化作品!(2007.3.26放送 主演:沢村一樹)

藍色回廊殺人事件 (講談社文庫)
藍色回廊殺人事件 (講談社文庫)内田 康夫

おすすめ平均
stars切ないお話でした。
stars吉野川の情景がきれいにえがかれています。
stars浅見光彦・徳島編

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

■あらすじ

国八十八ヶ寺取材で徳島を訪れた浅見光彦は、迷宮入り直前の事件に導かれるように吉野川流域の「第十堰」問題にぶつかる。調査を進めるうち、現実の問題として浮上する事件。そして再び起る殺人。浅見の鋭い推理が暴いた真相とは・・・・・・。愛、憎しみ、人間の悲しい業までも描き出す内田ミステリーの白眉。
(講談社文庫より)

■テーマ
 第十堰撤去問題

■舞台
 徳島県徳島市
      阿南市
      三好郡山城町
          西祖谷山村
          池田町
      美馬郡脇町
      板野郡藍住町

■ヒロイン
 今尾芙美(25,6歳?染色デザイナー)

■感想
 5月の特集・色付くミステリー、第1弾は、【藍色回廊殺人事件】です。 

 特集にかこつけて、久々に浅見光彦シリーズを読むことができました~。シリーズ完全制覇まで、まだまだ先は長いので、ぼちぼち読み進めなければ・・・。

 タイトルにある『藍色回廊』というのは、阿波歴史文化回廊構想のうちの一つで、藍の特産地の吉野川中流域以降を包括して命名されたもの。この構想には、藍色回廊の他、海岸沿いの地域を『紺碧回廊』、山間部を中心とする地域を『緑色(りょくしょく)回廊』と銘打っているそうです。おお~勉強になりますね~(笑) 本のカバーデザインのような藍色の迷路のようなものがある訳ではないので、誤解なきよう。
 意図していなかったけれど、色がたくさん出てきて、今回の特集にピッタリでしたね(^^)

 今回のテーマは、藍染・・・ではなくて、第十堰撤去問題です。といっても地元の方以外は何のことやらですよね。私も本作で初めて知りました。
 詳しくは本文を読んでいただきたいのですが、ごく簡単にご説明しますと、吉野川に掛かっている『第十堰』を撤去して、新たに可動堰を作るという計画が持ち上がっていて、地元の世論を二分した騒ぎのことです。
 本作では、推進派が優勢で、第十堰撤去も時間の問題のように書かれていたのですが、なんと、本作の出版後に反対運動に弾みがついて、建設計画は白紙撤回になったとか。いつも作品を通して、様々な問題提起をしてきた内田先生ですが、実際に社会問題に貢献したとは、凄いですね。424

 全体的には、社会派な内容なのですが、実はその影に隠れて、様々な愛憎が交錯して事件は発生しています。
 浅見は取材や捜査をする過程で、様々な女性と出会いますが、皆、第十堰問題の犠牲になり、悲しみを背負った女性ばかりでした。残念ながら(?)浅見との恋愛に発展する女性は今回もなし(笑)

 というわけで、ヒロインを誰にするか悩みました。が、やはり、浅見がナンパした相手なので(笑)、今尾芙美としました。う~ん、浅見ちゃん、初対面の女性を食事に誘うなんて、そんなナンパなヤツだったかな?403
 しかし彼女、どうしてすぐバレる嘘をついたのでしょうね?

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267

◆冷や汗度

404404

◆満足度

★★★★

■特におすすめ!

  • 日本の歴史や文化に興味がある方
  • 社会派志向の方
関連記事
スポンサーサイト

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
ランキングに参加しています。下のバナーをクリックして応援お願いいたします。
ブログランキング・にほんブログ村へ      blogramのブログランキング  

Tag:浅見光彦 内田康夫

COMMENT 4

Tue
2009.05.12
01:22

viviandpiano

URL

早速♪

色シリーズ、開始ですね☆
この作品のドラマ、見ました~!!
結構記憶に新しいです(^^)

内田先生の作品は、トラベルご当地ものというだけでなく、
社会的な問題を真正面から捉えるものも多くて、
良くぞここまで書ける!と驚くことも多いですよね。
可動堰問題は、四国でかなり話題にもなったのですが、
市民の声が官僚の決定を覆したということで、
黙ってるだけじゃ変わらないと実感した事件でもありました。

Edit | Reply | 
Wed
2009.05.13
00:31

翠香

URL

viviandpianoさんへ

ドラマの方を観られたのですね。
そういえば、沢村さん版の浅見シリーズ、最近やってないなー。
沢村さん、好きな俳優さんなのですが、どうもセクスィー部長とかヘンな方面でクローズアップされてしまって、ちょっと困惑しています(^^;)

内田先生って、ちょっと過激な発言(もちろん登場人物の口を借りてですが)も多くて、
こんなこと書いて大丈夫?とハラハラしてしまうこともあります。
第十堰とか、可動堰とか関東の人間には馴染みが薄かったのですが、
地元の方では、関心の高い問題だったようですね。
普通、この手の問題は反対意見があってもなし崩しに押し通してしまいますけど、
この作品が、市民を後押ししたと思うと、誇らしい気持ちになりますね。

Edit | Reply | 
Thu
2009.06.25
18:02

Shino

URL

いいですね

鬼首殺人事件
浅見光彦  奥山 大場 浅見陽一郎 押切 浅見雅人 浅見雪江 古賀博英 古賀英二郎 沢木義之 桜井呑玉 桜井誠吾 斉藤 高橋典雄 高橋時子 高岳尚人 永倉 藤田 広田毅一 萩谷 松島珠里 松島四郎 丸岡裕之進 山根 吉田須美子
秋田県雄勝郡 秋田県湯沢市 

Edit | Reply | 
Thu
2009.06.25
23:02

翠香

URL

Shinoさんへ

登場人物と作品の舞台の列挙だけなので、コメントの意図が分からないのですが・・・。
今度からは、作品を読んだ感想を聞かせて頂けるとうれしいですね。

Edit | Reply | 

コメント&トラックバックに関する注意

コメントについて

他者を誹謗・中傷、宣伝目的、公序良俗に反する書き込みは固くお断りします。
そのような書き込みは管理人の判断で削除いたします。
また、作品を未読の方もご覧になりますので、ネタバレにはご注意ください!
くれぐれも犯人の名前やトリックなどを書き込まないように願います。
どうしてもネタバレの内容を語りたい方は、SECRET(管理者にだけ表示を許可)にチェックを入れて
ナイショのコメントにしてくださいね。

トラックバックについて

言及リンクのないトラックバックは受け付けません。
言及リンクとは、トラックバック元の記事(貴方が書いた記事です)に
当記事へのリンク及び当記事の紹介(または感想)が含まれているものを指します。
それ以外はトラックバックスパムと見なす場合があります。
トラックバックスパムと見なされた場合、予告なく削除することがあります。

なお、コメント・トラックバックともにスパム防止のため承認制を採らせていただいています。
記事に反映されるまで時間がかかることがありますが、しばらくお待ちくださいね(^^)
また、コメント・トラックバックのルールについては、
Love knot~ミステリ&フィギュア通信~の歩き方にも記載しておりますので、
合わせてご一読ください。

WHAT'S NEW?