Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【すべてがFになる-THE PERFECT INSIDER】 森博嗣

 06, 2006

◆◇◆IT時代の密室殺人!◆◇◆

犀川創平S&Mシリーズ)1
長編
講談社ノベルス 1996.4
  講談社文庫 1998.12
20第1回メフィスト賞受賞作

すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER 森 博嗣

おすすめ平均
starsくどさが目立つ
starsこう言うのを理系小説って言うのかな?
starsミステリーとしてはいいかもしれんが
stars長い割りに盛り上がる場面がなかったです
starsあー、長かった

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■あらすじ

島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。
(講談社文庫より)

■ヒロイン
  西之園萌絵(19歳・N大工学部建築学科1年)

■感想
 森博嗣氏のデビュー作で、犀川創平西之園萌絵S&Mシリーズの第1弾。
ですが、本作はシリーズ4作目として書かれていたものを、第1作目にしたということです。
確かに第1作目に据えるだけあって、インパクトのある作品ですね。

 森博嗣作品は『理系ミステリ』と称されるように、コンピュータ用語216がたくさん出てきます。バーチャル・リアリティを体感する場面もあり、なんとなく映画『マトリックス』の世界に似ているなと思いました。
うん、『マトリックス』が大好きで、あの世界観も理解できるという方には太鼓判を押します。面白いです。ぜひ読んでみてください。
 ただし、「スクリプト」、「コンパイラ」、「ログオフ」といった用語を聞いてもチンプンカンプン、拒否反応を起こすという方はやめておいた方がいいです。これらの用語の説明はほとんどありませんし、本作は500ページもある長編なので、読むのがつらいと思いますよ。

 しかし、そんな中、本作では『色』が印象的に使われています。章のタイトルの頭に全て色の名前がついていますし、舞台となる研究所のドアにも色分けがされています。文字通り物語に彩りをそえていますね(笑)

 また、登場人物の名前が仰々しい人が多いですね(^^;) 主役の二人の名前もかなりきてますけど、『珍名さん大集合』って感じで(笑)

 それと、西之園萌絵のお嬢様ぶり513がすごい
 大学のキャンプの集合場所にジャガー(運転手付き)で登場。しかも日傘持参。焼きそば・レトルトカレーなど食べたことない。などなど・・・。犀川の方は逆に9千円の腕時計を清水の舞台から飛び降りる覚悟(!)で買うような『庶民派』なので、落差がありすぎ(笑)

 さて、肝心の謎解きですが、犯人と表題の『すべてがFになる』の意味は、途中でなんとなく分かりました。ただし、トリックは全く分かりませんでした。ヒントは確かにあったのですが・・・。ぜひあなたも謎解きに挑戦してみて下さい。219

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267267267

◆冷や汗度

404404404404404

◆満足度

★★★★

■特におすすめ!

  • 理系の方
  • 映画『マトリックス』がお好きな方
  • コンピュータ・パソコンが得意な方
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Tag:森博嗣 S&Mシリーズ 犀川創平 西之園萌絵 真賀田四季 密室

COMMENT 2

Mon
2008.05.05
23:49

すくね

URL

 GWは実家でのんびりしておりましたので、本作を再読しておりました~。ほぼ2年ぶりに読みましたので、詳細を大分忘れてました・・・。
まあ、内田ミステリーに慣れていると本作の『理系ミステリー』は確かに違和感がありますよね~?私も正直専門用語については??が頭の中に浮かびまくっておりました(苦笑。
 私は犯人は途中で分かったのですが、「F」の意味は最後まで分からなかったです・・・。途中で分かるとは翠香さんすごいですね!密室トリックは、まさにボトルシップの発想でしたねー。日ごろ内田ミステリーを読んでいるせいか、このS&Mシリーズを読んでいると、目からうろこが落ちるような気はします・・・。内田作品はほとんどトリックがないですから(笑。
 そうそう改めて読みまして、ヒロインのお嬢様ぶりには爆笑でした!この1作目に比べると大分シリーズが進むにつれてヒロインも常識がついてきてるのかな・・・?まあ、私はまだ4作目までしか読んでませんけど・・・。(5作目の『封印再度』は購入したので、今週末にでも読みたいと思っています)

 本作は、やはり犯人の存在感が圧倒的だな~と読み返して改めて思っています。ラストを読む限りでは、犯人の再登場がありそうな予感がしているのですが、これはシリーズを読み進めていく上での楽しみにしておきます・・・。

 それでは、長文失礼いたしました!GWも残り一日ですが、7日以降に備えることに私はなりそうです。翠香さんもいい休日をお過ごしください~。

Edit | Reply | 
Tue
2008.05.06
23:00

翠香

URL

すくねさんへ

確かに、内田ミステリーと森ミステリ(森さんの場合、「ミステリ」と横棒がつかない表記なんですよね)とでは両極な感じですよね。
私は大学は文科系で、仕事はIT関係という変わり種でして(笑) まあどちらも一応イケます(^^) 「F」の意味は、ハイテク研究所という設定からおそらく・・・と予想がつきました。
でも、トリックはさっぱり分かりませんでしたけど(^^;)

犯人の再登場は後続のシリーズであるようですよ。ネタバレになっちゃうので、詳しくは書けませんが。

【封印再度】は、まさしくボトルシップの発想ですね。事件の方はちょっとイマイチな感がありましたが、壺と鍵の謎は面白かったです。読んだらぜひ感想を聞かせてくださいね~♪

Edit | Reply | 

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