【インディゴの夜】 加藤実秋

◆◇◆僕らはホスト探偵団◆◇◆

インディゴの夜シリーズ1
短編集
東京創元社 2005.3
  創元推理文庫 2008.3
20第10回創元推理短編賞受賞作(表題作『インディゴの夜』)
55TVドラマ化作品(フジテレビ系列 主演:森口瑤子)

インディゴの夜 (創元推理文庫)
インディゴの夜 (創元推理文庫)
おすすめ平均
stars斬新
stars読書の夜
stars手ごたえを求めると…
stars軽いタッチで読みやすいが、、、
starsちょっとハードボイルド

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■あらすじ

「クラブみたいなハコで、DJやダンサーみたいな男の子が接客してくれるホストクラブがあればいいのに」フリーライター・高原晶の一言から生まれた、渋谷のホストクラブ〈club indigo〉。店の評判は上々だが、なぜか次次と事件に巻き込まれる晶たち。それらを解決するために、個性的なホスト探偵団が夜の街を活き活きと駆け巡る! 第10回創元推理短編賞受賞作を含む連作短編集。
(創元推理文庫より)

■感想
 以前から気になっていた作品。年明け早々、昼ドラマになると聞いて読んでみました。
 しかし、昼ドラマ278インディゴの夜280ですか(苦笑)
 今までのドロドロ路線から一新するという狙いがあるそうなのですが、この時間帯のターゲットはやはり主婦層ですから、イケメンホストを多数登場させて・・・と魂胆見え見えですね(^^;)

 とはいえ、この『club indigo』は、イケメンホストをズラリと揃えたという感じではなく、見た目は巨大アフロやソフトモヒカン、経歴もキックボクサーやフリーター、ナンパ師等々とバラエティに富んでいます。
 料金設定も普通のホストクラブより安めなので、若い女性でも気軽に入りやすいのがウケて、すっかり大人気のホストクラブに。
 そんな個性的なホストたちを取り仕切るのが、オーナーの1人である高原晶。物語は、晶が語り手となって進行していきます。
 作者の加藤実秋さんは、いわゆるアラフォー世代で、加藤さん自身が晶に反映されているようですね。
 晶の着メロが三原順子の『セクシーナイト』や中森明菜の『1/2の神話』って・・・。その着メロをゲットするほうが難しそうですが(^^;)
 そして、実質ホストたちを仕切っているのが『club indigo』のマネージャー・憂夜さん352。この人は見かけは王道ホストなのですが、謎の多い人物。
 本作では正体は明らかにされなかったのですが、シリーズを追うごとに分かってくるのかもしれないですね。

 本作は4編からなる短編集です。表題作は第10回創元推理短編賞受賞作だそうですが、全体的な印象は、ミステリというよりハードボイルド系という感じですね。
 未読なのであくまで想像ですが、石田衣良さんの『池袋ウエストゲートパーク』に似た雰囲気なのかなと思います。
 作品の舞台も『club indigo』のある渋谷やライバル店のある新宿歌舞伎町や池袋など東京の繁華街が多数。
 作中世界で夜遊びに浸ってみるのはいかがでしょうか?

 インディゴの夜
 indigoの常連客で雑誌編集者の女性が殺された。彼女の自宅マンションに呼び出されたTKOは、階段で女とぶつかったというが・・・。
 この作品は、創元推理短編賞受賞作とあって、ミステリテイストがありますね。伏線の張り方も上手いですし、犯人も意外性ありました。

 【原色の娘】
 ジョン太が知り合いの10歳になる娘・祐梨亜を預かることになり、indigoに連れて来た。
 祐梨亜はライバル店・エルドラドのホスト空也が気に入り、ホストたちにお金を借りまくってエルドラドへ向かったが、何者かに連れさらわれて・・・。
 晶とホストたちが祐梨亜の行方を探すのですが、一変してハードボイルドになりましたねぇ(^^;)

 【センター街NPボーイズ】
 晶たちは、渋谷区長から直々に依頼を受けた。娘のいかがわしい写真を撮られたので、デジカメのメモリーカードを取り返して欲しいのだという。
 元ナンパ師の犬マンは、かつてのナンパ仲間が関わっていることを知り、居所を探すのだが・・・。
 センター街、いますいます、そういう人。でもナンパ師オリジナルの声かけフレーズがあるとは知らなかったなぁ。
 「ナンパどうでしょう、いいの入ってますよ」だって(笑) 「間に合ってます」って言ってみたい(爆)

 【夜を駆る者】
 indigoの売れっ子ホストだったBINGOから電話が掛かってきた。彼は3ヶ月前、突然姿を消したのだが、切迫した様子で助けを求めてきたのだ。
 ちょうど同じ日、仕事帰りの晶たちの前にindigoの客であるキャバ嬢が、全身血まみれでボロボロの状態で立っていた・・・。
 晶はおかまバーのママと2人でBINGOを引き抜いたという池袋のホストクラブへ潜入捜査するのですが、無謀なことをしますねぇ(^^;)
 いざというときなぎさママも使えないですねぇ390。でも憂夜さんがカッコよかったです344

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267

◆冷や汗度

404404404

◆満足度

★★★

■特におすすめ!

  • ハードボイルドが好きな方
  • 気軽に読めるミステリーをお探しの方
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Category: か行の作家
Published on: Mon,  28 2009 23:13
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加藤実秋 インディゴの夜

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