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毛髪再生

【人形館の殺人】 綾辻行人

Category島田潔(館シリーズ)
 6  0

◆◇◆迫りくる殺人鬼の正体は・・・◆◇◆

島田潔(館シリーズ)4
長編
講談社ノベルス 1989.4
  講談社文庫 1993.5

人形館の殺人 (講談社文庫)
人形館の殺人 (講談社文庫)太田 忠司

おすすめ平均
stars綾辻行人が生み出した最も哀しい“犯人”
stars「なんじゃいな!!」っという感じ。
stars度が過ぎた
starsまさに掟やぶり。これが新本格か?!
stars館シリーズフリークはスルーしてもOK

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■あらすじ

父が残した京都の邸「人形館」に飛龍想一が移り住んだその時から、驚倒のドラマが開始した! 邸には父の遺産というべき妖しい人形たちが陣取り、近所では通り魔殺人が続発する。やがて想一自身にも姿なき殺人者がしのび寄る!名探偵島田潔と謎の建築家中村青司との組合せが生む館シリーズ最大の戦慄。
(講談社文庫より)

■感想
 館シリーズ第4作。前作【迷路館の殺人】のレビューより1年開いてしまいました(汗)
 どうもこのシリーズに関しては年1ペースになっているような・・・。
 『人形館』という響きからなんだか怖そうで、なかなか手が出せなかったのですよね(^^;)
 読む前は、人形がずら~っと並んでいる博物館みたいなのを想像していました。
 でも、よく考えてみたらこのシリーズの『館』って、人が居住する『住居』なんですよね。
 今回の館ももちろん住居です。
 ただ、廊下の角のあちらこちらにマネキン人形が配置されているのです。
 それも腕がなかったり、胴体がなかったりとどこかが欠けている不完全な状態の・・・。
 これ、かなり不気味ですよね(^_^;) こんな部屋に住んでいたら夜中にトイレに行けないよ~~

 今回は、飛龍想一という男性の一人称で物語が進行していきます。
 想一が『人形館』に引っ越してきた時から、不可解な出来事が相次いで起こります。
 人形に血に見立てた赤い絵の具を塗りたくった『人形殺人事件』や、
 ポストの底にガラスの破片が入っていたり、自転車のブレーキが壊されていたり・・・
 この時には想一自身が怪我をしています。
 何者かが想一の命を狙っているのか?
 ──それを裏付けるように、幕間に姿なき殺人者のモノローグがあり、
 殺人者からの手紙が次々に想一の元に届きます。
 また、近隣で子供ばかりを狙った連続殺人事件が起き、不穏な気配を感じます。
 そして想一の愛する人にも魔の手が・・・。

 今回は、本格推理というより、サイコサスペンス的な雰囲気の作品でしたね。
 殺人鬼が迫りくる恐怖を演出していたようですが、あまり怖くはありませんでした(笑)
 そして、今回は過去の3作とは明らかに異色な作品になっています。
 う~ん、シリーズ物でこれをやりますか・・・大胆だなぁ(^^;)
 あらすじには

名探偵島田潔と謎の建築家中村青司との組合せが生む館シリーズ最大の戦慄

 とあります。・・・確かにある意味これ以上の戦慄はないかも。もうこのあらすじからして既に騙されていますね(^^;)
 ええ、しっかり騙されましたよ。途中、変だなぁと思った箇所はいくつかあったのですけどねぇ。
 サスペンス映画などではよくあるオチだけど、個人的にはあまり好きではありません。
 なんだそういうことだったのかという感じでやられた~という感覚ではなかったですね
 もっと気持ちよく騙されたいのですけどね~。

 ちなみに文庫版の解説は太田忠司さんです。

 

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267

◆冷や汗度

404404

◆満足度

★★★

■特におすすめ!

  • 過去のシリーズの作品を読んだ方
  • サイコサスペンスが好きな方
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綾辻行人島田潔中村青司

6 Comments

viviandpiano  

この騙しは

何と言うか、作者の開き直りですよね(^^;
私は、最後の方で気がついたけど、
やっぱり不満に思いました。
綾辻先生の、情け容赦ない感じが伝わってますよね・・・

だけど、次の時計館は、いいです☆
綾辻先生の中期の傑作だと思います。

またのんびり、手を伸ばしてみてください♪

2010/03/20 (Sat) 03:16 | EDIT | REPLY |   

あかね  

なつかしい~♪

なつかしいですi-80
十角館で館シリーズにハマッタ私は、毎日本屋に行っては館シリーズを買い
毎日読みふけっていた・・・とある年の夏休みでした・・・ぁi-179(その頃で黒猫館まで出版されていましたi-189

人形館は・・・視点が飛龍の一人称だったこと・・・あとはその奇妙な不気味な雰囲気で
シリーズの中でもi-282異色i-282・・・というイメージが未だに残っておりますi-239

私も“気持ちよく騙されたい”タイプi-80(笑)どエムかな・・・i-198(笑)
気持ち良さでは、「迷路館」は好きでしたi-80i-80

2010/03/20 (Sat) 19:53 | REPLY |   

翠香  

viviandpianoさんへ

これはシリーズものとしては、反則ですよね。
お約束を騙しに使うとは・・・。
書かれた当初は、本作でシリーズ完にするつもりだったそうですが、
もしこれで終わっていたら大ブーイングですよね(^^;)

時計館~時計っていろいろなトリックに使われるから期待が持てそう♪
今手元にないので、読むのはしばらく先になりそうですが、
年内には読みたいと思います(笑)

2010/03/20 (Sat) 23:25 | EDIT | REPLY |   

翠香  

あかねさんへ

毎日本屋通い・・・気合入ってましたね(笑)
確かに十角館を読んだ時の衝撃は凄かった。
迷路館では気持ちよく騙されたのですけどね~。
今回はちょっと肩透かし。
どうやら奇数回が良作だという噂は本当みたいですね。
となると、次回作・時計館は期待が持てそう♪
手に入り次第、読んでみようと思います(^^)

2010/03/20 (Sat) 23:35 | EDIT | REPLY |   

乱歩  

まだです

こんにちは。
乱歩です。
館シリーズはまだ第2作までしか読めていません。
本書はすでに購入済みなのですが未読です・・・
早く読まないと。

やはり結末では気持ちよくすっきり騙されたいですよね。
そういう点で言えば「十角館の殺人」がNo1なのでしょうか?
どうでしょう。

2010/03/21 (Sun) 21:57 | REPLY |   

翠香  

乱歩さんへ

『十角館』は衝撃作でしたよね!
あの一文を読んだ時の鳥肌が立った感覚、今でも覚えています。
『迷路館』は、気持ちよく騙されると思いますよ。
なかなか凝った作りなので、楽しいです♪

本作は・・・館シリーズとしては、異色作ですね。
かなり消化不良気味なので、早めに『時計館』を読みたいな☆

2010/03/21 (Sun) 23:17 | EDIT | REPLY |   

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