Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

ミステリ小説・ドラマ・映画のレビューと、フィギュアスケートに関する話題について。ド素人なので初心者にも分かりやすく、楽しくを心掛けていきたいです。

Take a look at this
トップ > 内田康夫 > 浅見光彦 > 【江田島殺人事件】 内田康夫

【江田島殺人事件】 内田康夫

 07, 2006

◆◇◆軍神になれなかった男◆◇◆

浅見光彦シリーズ25
長編
講談社ノベルス 1988.10
講談社文庫 1992.1
  祥伝社文庫 1997.7
  徳間文庫 2004.9

江田島殺人事件
江田島殺人事件 内田 康夫

講談社 1992-01
売り上げランキング : 184111


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
◆新品でGETする→ 楽天ブックス  bk1  boople J book
◆中古でGETする→ ebookoff  古本市場 (トップページ)

■あらすじ

田島の主峰・古鷹山が炎上し、短剣を腹部に突きたてた不審な焼死体が発見された。そして十年━━。帝国海軍の象徴・東郷元帥の盗まれた短剣の行方を追って浅見光彦が江田島へ。奇しくもその日、発見された短剣で男が「自殺」した。三つの短剣に秘められた戦後四十余年の繁栄に酔いしれる日本の悲劇とは!?
(講談社文庫より)

■テーマ
 江田島海軍兵学校
 未公開株の譲渡問題

■舞台
 広島県江田島

■ヒロイン
 近江佳美(OL)

■感想
 この作品は、タイトルのとおり、「江田島」が舞台となっており、戦争末期の江田島海軍兵学校にまつわる話に現在の未公開株の譲渡問題がからんできます。

『軍神』とは耳慣れない言葉だったのですが、戦争で立派に死んだ兵士を讃えてそう呼んだのだそうです。

特攻で死に、軍神となることこそ男子一生の本懐と叫び、悠久の大義に死すべし(本文引用)

時代が時代とはいえ、この頃の男性の『いさぎよさ』、『命を擲(なげう)つ』精神には、ただただ驚嘆します。思わず背筋がピンと伸びてしまうような感じですね。

この作品が完全なフィクションであることが、但し書きされてありましたが、史実と虚構をうまくからませているところ、さすがです。

私個人の好みとしては、戦争とか軍隊とかの話はちょっと苦手なので、満足度が低めの評価になってしまいましたが、男性の方、特に年配の方はもっと高く評価するのではないかと思います。ただ、トリック的な要素はあまりないので、謎解きを楽しむのは今ひとつ。

謎解きといえば、内田先生ご本人が、冒頭で被害者が短剣を腹に突きたてて死んだ謎が終わりの方まで分からなかった・・・そうです。これでは読者が分かるわけがない(笑) センセ、相変わらず飛ばしてますね~19
それにしても書きながらストーリーが浮かんでくるなんてすごいですよね~。(内田先生はプロットを作らないで、筆の向くまま執筆してしまうお方です。)

ラストは浅見にとって、あまりにも悲しい別れが待ち受けています。
作品全体を通して、『男気』を感じるお話でした。

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267

◆冷や汗度

404404404

◆満足度

★★

■特におすすめ!

  • 男性の方71
  • 社会派志向な方
関連記事
スポンサーサイト

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
ランキングに参加しています。下のバナーをクリックして応援お願いいたします。
ブログランキング・にほんブログ村へ      blogramのブログランキング  

Tag:浅見光彦 内田康夫

COMMENT 0

コメント&トラックバックに関する注意

コメントについて

他者を誹謗・中傷、宣伝目的、公序良俗に反する書き込みは固くお断りします。
そのような書き込みは管理人の判断で削除いたします。
また、作品を未読の方もご覧になりますので、ネタバレにはご注意ください!
くれぐれも犯人の名前やトリックなどを書き込まないように願います。
どうしてもネタバレの内容を語りたい方は、SECRET(管理者にだけ表示を許可)にチェックを入れて
ナイショのコメントにしてくださいね。

トラックバックについて

言及リンクのないトラックバックは受け付けません。
言及リンクとは、トラックバック元の記事(貴方が書いた記事です)に
当記事へのリンク及び当記事の紹介(または感想)が含まれているものを指します。
それ以外はトラックバックスパムと見なす場合があります。
トラックバックスパムと見なされた場合、予告なく削除することがあります。

なお、コメント・トラックバックともにスパム防止のため承認制を採らせていただいています。
記事に反映されるまで時間がかかることがありますが、しばらくお待ちくださいね(^^)
また、コメント・トラックバックのルールについては、
Love knot~ミステリ&フィギュア通信~の歩き方にも記載しておりますので、
合わせてご一読ください。

WHAT'S NEW?