Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

ミステリ小説・ドラマ・映画のレビューと、フィギュアスケートに関する話題について。ド素人なので初心者にも分かりやすく、楽しくを心掛けていきたいです。

Take a look at this
トップ > 森博嗣 > 【どきどきフェノメノン A phenomenon among students】 森博嗣

【どきどきフェノメノン A phenomenon among students】 森博嗣

 14, 2010

◆◇◆どきどき大作戦!◆◇◆

森博嗣(シリーズ外)
長編
角川書店2005.4
 カドカワ・エンタテインメント2006.11
 角川文庫2008.4
発見!角川文庫2010対象本

どきどきフェノメノン A phenomenon among students (角川文庫)
どきどきフェノメノン    A phenomenon among students (角川文庫)森 博嗣

おすすめ平均
starsイメージ大事派
starsこれは…いいです。
stars登場人物が個性的で素敵☆
stars森博嗣の新境地。ラブコメ!
starsかなり笑えます お勧め

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

■あらすじ

窪居佳那・二十四歳、大学院のドクタコースに在籍して研究に没頭中。趣味は起き抜けのシャンプーと「どきどき」の探求。悩みは飲酒時の記憶喪失とよくわからない自分の気持ち。後輩の爽やか青年・鷹野と人形オタクの水谷、ダンディな指導教官の相澤、謎の怪僧武蔵坊。佳那を一番どきどきさせるのは誰か?──『すべてがFになる』でミステリィ界の地図を塗り替えた異才がおくる初のラブコメディ!
(角川文庫より)

■感想
 前々から気になっていたこの作品、今年、夏の文庫本フェアの対象本になったので、読んでみました。
 短編集以外では、森博嗣作品のノンシリーズを読むのは初めてです。
 シリーズ物の長編は、密室に対するこだわりを感じるのですが、この作品はまったく違った作風です。
 密室も出てこないし、そもそも殺人事件は起こりません。
 それでも森センセイらしさは存分に出ていましたね。理屈っぽい言い回しだとか(笑)、言葉遊びとか。

 主人公の窪居佳那は、どきどきすることが大好き。
 一口に「どきどき」と言っても、好きな人に対するときめきや、緊張感、悪戯を実行するときのワクワク感などさまざま。
 心理学の実験でも、つり橋で出会った男女が恋に落ちることが多いのだとか。
 つまりつり橋の恐怖からくるどきどきと、好きな人に対するどきどきを混同してしまうのだそうです。

 佳那は、素敵などきどきのため、嫌なことをやり過ごすため、友達の恋路のため、色々な策略をめぐらせて実行するのですが、ちょっと無謀とも思えることをするので、読んでいるこちらがどきどきしてきます(笑)
 佳那は、合コンやカラオケには興味がなく、むしろ時間の無駄だと考えるような女の子ですが、
 好きな人に逢うためにおしゃれをしたり、お化粧を気にしたりという恋する乙女でもあります。
 また、後輩の前では、お姉さんぶったりする可愛い人です(^^)

 そんな佳那の悩みは、酔うと記憶を失くしてしまうこと。
 しかし傍目には酔っているようには見えないらしいので、周りの人になかなか信じてもらえないのです。
 本作は、あらすじにあるとおりラブコメディであって、あまりミステリの要素はないのですが、
 佳那が記憶を失っている間に起こった出来事を解明する変則『日常の謎物』と言えそうですね。
 とにかく覚醒したときに見知らぬ人の家の浴室でシャワーを浴びていたりするから大変です(^^;)
 まさか何も覚えていないとは言えないので、少しずつ探りながら、何故このような事態になったのか推理するのです(笑)
 他にも時間トリックのようなものもありますが、これは簡単過ぎますね。

 佳那はいつもはどきどきの仕掛け人ですが、最後にはある人物のどきどきのワナに嵌ってしまいます。
 なかなか恋愛って思い通りにはいかないけれど、こんなどきどきならいいかなと思えるようなラストでした(*^^*)

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度267267
◆冷や汗度404404
◆満足度★★★

■特におすすめ!

  • ラブコメディが好きな方
  • 女性の方
  • ミステリ初心者の方
関連記事
スポンサーサイト

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
ランキングに参加しています。下のバナーをクリックして応援お願いいたします。
ブログランキング・にほんブログ村へ      blogramのブログランキング  

Tag:森博嗣

COMMENT 6

Sun
2010.08.15
21:29

mokko

URL

これは・・・

全くのノーチェックでした(゚O゚;
森作品は、黒猫の三角と女王の百年シリーズ?しか読んだ事がないんですが
これは面白そうですねぇ
チェックします(p^_^q)

Edit | Reply | 
Mon
2010.08.16
00:03

翠香

URL

mokkoさんへ

いや~なかなか面白かったですよ☆
指導教官はダンディだし、
爽やか系と人形オタク(カバンに人形を入れて持ち歩いている!)の後輩は
ともに佳那に好意をもっているみたいだし、
武蔵坊なる乞食坊主はたまに食事を集りにくるし・・・
という特殊環境も刺激的ですね(笑)

女王の百年シリーズはまだ未着手なんですよ。
とりあえず、『女王の百年密室』は購入しました~。

『黒猫の三角』はVシリーズの第1作ですね。
始めは主要キャラに慣れないかもしれないですが、
だんだん読むうちに味のあるキャラになってきますよ!
ぜひ読み進めてみてね(^^)

Edit | Reply | 
Mon
2010.08.16
23:14

viviandpiano

URL

楽しそう♪

この作品は読んでないけど、
とっても楽しそうですね!
重い作品を読んで、打ちひしがれたときに読むのがいいかも☆
そういう本として、積読しときたいと思います(笑)

森先生の理屈っぽさ、
結構ハマりますよね?(にやり)

Edit | Reply | 
Tue
2010.08.17
23:43

翠香

URL

viviandpianoさんへ

打ちひしがれたとき、というのにウケてしまった(笑)
私は、そういう作品に対して防衛本能が働くのか、
読む前から避けてしまう傾向があります(^^;)
だから『告白』読もうとしなかったのかも・・・。

この作品、理屈こねまくってますよ!w
何度もクスッと笑ってしまった。ハマってますね(笑)

Edit | Reply | 
Wed
2010.08.18
23:02

あかね

URL

すき~

この作品・・・とても好きですi-80
ドキドキの追求がシュミっていう設定も楽しかったけど・・・とにかくお酒で記憶を失くす彼女にドキドキさせられました(笑)i-179(あのシャワーのシーンは・・・とくに!笑)

表紙もかわいくて好きですi-190

久々に森作品が読みたくなりましたi-185

Edit | Reply | 
Wed
2010.08.18
23:40

翠香

URL

あかねさんへ

あかねさんもこの作品、読まれたのですね~♪
お酒を飲んで酔っ払っている間の記憶がないという人、たまにいるのですが(^^;)、
シャワー中に覚醒する、というのも凄いですね。
記憶の穴埋めが出来ても、何故シャワーを浴びていたのか謎ですが・・・。

佳那はかなり無茶するけれど、可愛らしい女の子でしたね(^^)

Edit | Reply | 

コメント&トラックバックに関する注意

コメントについて

他者を誹謗・中傷、宣伝目的、公序良俗に反する書き込みは固くお断りします。
そのような書き込みは管理人の判断で削除いたします。
また、作品を未読の方もご覧になりますので、ネタバレにはご注意ください!
くれぐれも犯人の名前やトリックなどを書き込まないように願います。
どうしてもネタバレの内容を語りたい方は、SECRET(管理者にだけ表示を許可)にチェックを入れて
ナイショのコメントにしてくださいね。

トラックバックについて

言及リンクのないトラックバックは受け付けません。
言及リンクとは、トラックバック元の記事(貴方が書いた記事です)に
当記事へのリンク及び当記事の紹介(または感想)が含まれているものを指します。
それ以外はトラックバックスパムと見なす場合があります。
トラックバックスパムと見なされた場合、予告なく削除することがあります。

なお、コメント・トラックバックともにスパム防止のため承認制を採らせていただいています。
記事に反映されるまで時間がかかることがありますが、しばらくお待ちくださいね(^^)
また、コメント・トラックバックのルールについては、
Love knot~ミステリ&フィギュア通信~の歩き方にも記載しておりますので、
合わせてご一読ください。

WHAT'S NEW?