【城崎殺人事件】 内田康夫

◆◇◆浅見母子、九死に一生を得る!◆◇◆

浅見光彦シリーズ27
長編
TOKUMA NOVELS 1989.2
徳間文庫 1992.6
  徳間書店 1995.10
  光文社文庫 1998.7
55TVドラマ化作品!(1995.10.30放送 主演:辰巳琢郎)

城崎殺人事件
城崎殺人事件 内田 康夫

おすすめ平均
stars土蜘蛛談説とは...

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■あらすじ

 母親・雪江のお伴で城崎温泉を訪れたルポライターの浅見光彦は、かつての金の先物取引の詐欺事件で悪名高い保全投資協会の幽霊ビルで死体が発見されたところに行きあたる。しかも、この一年で三人目の犠牲者だという。警察は、はじめの二人は自殺と断定、今回もその可能性が高いというのだが・・・・・・。城崎、出石、亀岡・・・・・・不審を抱いた浅見は調査に乗り出した。
 会心の長篇旅情ミステリー。

(徳間文庫より)

■テーマ
 豊田商事事件(作中では「保全投資協会」)
 土蜘蛛伝説

■舞台
  兵庫県城崎温泉
       出石町

■ヒロイン
 天沢まゆ子(出石焼直営店手伝い)

■感想
 浅見は、志賀直哉に触発された雪江さんのお供で、城崎温泉48を訪れます。
テレビドラマでは、浅見母子の珍道中(?)はおなじみですが、原作では母親が浅見の取材先についてくることは滅多にありません(^^;)
今回は逆パターンで、浅見が城崎へ行くのをこれ幸いとばかりに、『旅と歴史』の藤田(副)編集長から土蜘蛛伝説について取材を頼まれた訳で・・・。

 しかし、浅見の行く先に事件ありきで、たまたま(?)行きあった『幽霊ビル』での連続自殺事件に首をつっこみます。
そこはかつて浅見が解決した事件の首謀団体、『保全投資協会』【漂泊の楽人】参照)のビルだったのです。浅見は事件に首をつっこんだ為に、母親もろともあやうく殺されるハメに・・・。327329

 そんな浅見も出石焼の店で、天沢まゆ子のリスのような瞳に見つめられ、30万円もする花瓶を購入してしまいます。彼女におだてられて、随分見栄を張ったものですね(^^;)

 肝心の謎解きの方ですが、読んでいて途中で犯人は分かったのですが、浅見も今一歩犯人を追い詰めることができず、ギリギリまで、

 「どうなっちゃうの?」

という感じでした。でもやはりヒントはありました。トリックなどは凝ったものではないですが、ちょっとした場面にも無駄がないですね。

 本作は独立した話になっていますが、『保全投資協会』と浅見とのかかわりを知る意味で、先に【漂泊の楽人】を読まれることをおすすめします。

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267

◆冷や汗度

404404404

◆満足度

★★★★

■特におすすめ!

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Category: 浅見光彦
Published on: Tue,  21 2006 18:48
  • Comment: 2
  • Trackback: 0

浅見光彦 内田康夫

2 Comments

福田浩司賞味大臣  

土蜘蛛の反抗

読みました。城崎ですか子供の頃隣の鳥取にいたので懐かしい気もしましたが推理物としてはイマイチ強引。ただ背景にある土蜘蛛伝説ですかね。ものすごく深く歴史的なものが感じられましたね

2008/08/05 (Tue) 23:01 | EDIT | REPLY |   

翠香  

勝てば官軍

福田浩司賞味大臣さんはじめまして。コメントありがとうございます。
土蜘蛛伝説─そうですね~。この作品を通して、反抗勢力を邪悪なものにたとえる伝説が各地にあることを知りました。

この【城崎殺人事件】は、浅見母子があやうく殺されかけたという点でインパクトがある作品だと思っています。

また他の作品も読みましたら、ぜひ感想を聞かせてくださいね!

2008/08/06 (Wed) 23:46 | EDIT | REPLY |   

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