Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

ミステリ小説・ドラマ・映画のレビューと、フィギュアスケートに関する話題について。ド素人なので初心者にも分かりやすく、楽しくを心掛けていきたいです。

Take a look at this
トップ > 東野圭吾 > 【ある閉ざされた雪の山荘で】 東野圭吾

【ある閉ざされた雪の山荘で】 東野圭吾

 10, 2011

◆◇◆愛と憎しみの間で◆◇◆

東野圭吾(シリーズ外)
長編
講談社 1992.3
  講談社文庫 1996.1

4061859099ある閉ざされた雪の山荘で (講談社文庫)
東野 圭吾
講談社 1996-01-11

by G-Tools

■あらすじ

春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女七名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、一人また一人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!
(講談社文庫より)

■テーマ
  吹雪の山荘(クローズド・サークル

■感想
 今年の冬は「雪」関連の作品をいくつか読んできましたが、最後はこれにしました。
 あらすじに「早春」とあるので、今時分かなと思ったのですが、作品の季節はさらに1か月後の4月でした(笑)
 タイトルから吹雪の山荘ものだと思われるかもしれませんが、実は、雪、降ってません。ていうか、雪、積もってないです(^^;)

 どういうことって?
 実は、ペンションに集められたのは、あるオーディションに合格した7人で、演出家から、自分たちがいるのは人里離れた山荘で、大雪のため外界から閉ざされ、電話線も切れているという設定で舞台稽古をするようにと指示されたからなのです。さらに、電話を使用したり、外の人間と接触を持った時点でオーディション合格を取り消すという条件付き。否応なしに吹雪の山荘の舞台が整ったわけです。
 その中で連続殺人事件が起こります。しかし、死体は片付けられ、代わりにどのように殺されたのかを記したメモが置かれています。
 残されたメンバーは芝居なのか、現実に殺人事件が起こっているのか分からず困惑してしまうのです。
 作品名を言ってしまうとネタバレになってしまうので伏せますが、東野氏の別のある作品とちょっと似ているところがありますね。
 でも本作のほうがさらに凝った作りにになっています。
 途中で明かされるエピソードからある人物が関わっていることは予想できたのですが・・・いやあ騙されましたねぇ(^^;)
 そうきたか!って思いました(笑)
 これ、実際にドラマ化しても面白いのじゃないかな?・・・ドラマ化まだしてないよね!?(東野作品の映像化の勢いが凄いので、把握できてません^^;)

 本文は三人称で記述されていますが、間にある登場人物の独白のパートが挿入されています。実はこれにもある仕掛けが隠されています
 様々な愛憎が渦巻き、東野作品特有のドロドロとした雰囲気があったのですが、読後感は意外にも爽やか。ハッピーエンドでもないのですけどね(^^;)

 なお、本作には法月綸太郎氏の長文解説が付いています。
 推理作家協会賞の授賞パーティでの東野氏と北村薫氏の会話が紹介されていまして、実に興味深かったですね。
 北村氏が東野氏に対して「ホントは本格が大好きなんでしょ?(ウリウリ)」みたいなつっこみをしているのが面白くて(^▽^)
 東野氏も痛いところを突かれたといった感じでしたね。奇を衒ってこんななんちゃってクローズド・サークルを書いていてもちゃんと本格していますよ。

 ところで、画像からは判別できないかもしれませんが、本の帯に探偵Xの姿が!!いや~こんなところでコラボしているとは!(笑)

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度267267267267267
◆冷や汗度404404404
◆満足度★★★★

■特におすすめ!

関連記事
スポンサーサイト

最後までお読みいただきましてありがとうございました。
ランキングに参加しています。下のバナーをクリックして応援お願いいたします。
ブログランキング・にほんブログ村へ      blogramのブログランキング  

Tag:東野圭吾 クローズド・サークル

COMMENT 0

コメント&トラックバックに関する注意

コメントについて

他者を誹謗・中傷、宣伝目的、公序良俗に反する書き込みは固くお断りします。
そのような書き込みは管理人の判断で削除いたします。
また、作品を未読の方もご覧になりますので、ネタバレにはご注意ください!
くれぐれも犯人の名前やトリックなどを書き込まないように願います。
どうしてもネタバレの内容を語りたい方は、SECRET(管理者にだけ表示を許可)にチェックを入れて
ナイショのコメントにしてくださいね。

トラックバックについて

言及リンクのないトラックバックは受け付けません。
言及リンクとは、トラックバック元の記事(貴方が書いた記事です)に
当記事へのリンク及び当記事の紹介(または感想)が含まれているものを指します。
それ以外はトラックバックスパムと見なす場合があります。
トラックバックスパムと見なされた場合、予告なく削除することがあります。

なお、コメント・トラックバックともにスパム防止のため承認制を採らせていただいています。
記事に反映されるまで時間がかかることがありますが、しばらくお待ちくださいね(^^)
また、コメント・トラックバックのルールについては、
Love knot~ミステリ&フィギュア通信~の歩き方にも記載しておりますので、
合わせてご一読ください。

WHAT'S NEW?