Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【ペルソナ探偵】 黒田研二

 22, 2011

◆◇◆仮面の下に隠された素顔◆◇◆

黒田研二(シリーズ外)
長編
講談社ノベルス 2000.11
  講談社文庫 2009.2

4062762765ペルソナ探偵 (講談社文庫)
黒田 研二
講談社 2009-02-13

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■あらすじ

家を志し同人誌を作る六人の男女が、チャットルーム「星の海」に集まった。星の名前をハンドルネームにした彼らに面識はなく、プライベートは秘することを約束事にしていた。だが、そのことがすべての事件の伏線となり、真の悲劇を招き寄せる。それぞれの謎が環となって、予測不能の最終章へと繋がる衝撃作!
(講談社文庫より)

■感想
 本作は、黒田研二氏のデビュー第二作目の作品です。
 この作品はちょっと構成が凝っています。まずカストルと名乗る人物が、作家を目指している人たちを募り、<星の海>という同好会を立ち上げます。
 この同好会は、3ヵ月に1回同人誌<スターチャイルド>を発行しているのですが、本作の第1話から第3話までは<スターチャイルド>に掲載された短編で構成され、それぞれの短編の後には、掲載された号の編集後記が付いています。
 綾辻行人氏の【迷路館の殺人】ほど凝ってはいませんが、同人誌のダイジェスト版を読んでいるような感覚になりますね。
 なお<星の海>では、本名、住所、電話番号、メールアドレスなどを会長以外のメンバーに明かしてはならないという決まりがあります。
 (会長カストルは、同人誌を取りまとめる必要上、全てのメンバーの個人情報を把握しています)
 お互い顔も名前も知らないほうが恥ずかしがらずに小説を伸び伸びと書け、忌憚の無い意見を述べることが出来る──まさにネット社会の特徴ともいえますね。
 私もこのブログを始めた頃は、友達に宣伝していたのですが、いざ知り合いに読まれていると思うとなんだか恥ずかしくなってきました(笑)。
 友達の反応がいまひとつだったこともあり、もう年賀状にブログURLは載せてません(笑)。

 話は戻って、第1話から第3話までは、メンバーが実体験した事件をカストルが解き明かすというスタイルになっています。
 といってもミステリとしてはさほどのものでもありません。第3話に至っては推理したとも言いがたいし。でも私、これは分かりましたよ。今はもうないのですよね・・・。
 しかし第1話と第2話のインタールードで何やら不穏な動きが。そして第2話と第3話のインタールードで衝撃的な事件が起こります。第3話と最終話のインタールードでは、ついにカストルは<星の海>の決まりを破り、オフライン・ミーティングを決行します。
 最終話も始めはあるメンバーの事件簿という形態をとっていたのですが、途中から怒涛の展開になります。
 ここへ来てようやくタイトルの意味が分かりました。どうもタイトルから受ける印象と内容がマッチしてないなと思っていたのですが、なるほどね~。人は色々な仮面を被って生きているのですね。
 でも、このような展開になってしまい、今後<星の海>の活動はどうなってしまうのだろう。

 ちなみにデビュー作【ウェディング・ドレス】で活躍した少年が本作でちょこっと出ているのですが、1年近く間が空いてしまったので、全く気付かなかった・・・。
 でも少年が出てくるのは1箇所しかないので、その部分を読み返してみたら・・・いました!(笑)作者の遊び心を感じますね(^^)

■評価(5個が最高)

  ◆トリック度 267267267267267
◆冷や汗度 404404404
◆満足度 ★★★★

■特におすすめ!

  • トリッキーな作品が好きな方
  • 星座が好きな方
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Tag:黒田研二 ペルソナ

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