内田康夫作家30周年記念二夜連続特別企画 浅見光彦シリーズ第40弾『棄霊島』

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By翠香

内田康夫先生の作家生活30周年記念として、浅見光彦シリーズが初の2夜連続で放送されました!

■放送日時
  2011年5月6日 フジテレビ 金曜プレステージ 21時00分~22時52分
  2011年5月7日 フジテレビ 土曜プレミアム   21時00分~23時10分

■番組名
  内田康夫作家30周年記念二夜連続特別企画
  浅見光彦シリーズ第40弾『棄霊島』

■原作
  内田康夫『棄霊島』

■CAST
  浅見光彦    ・・・中村俊介
  浅見陽一郎  ・・・榎木孝明
  浅見雪江    ・・・野際陽子
  篠原雅子    ・・・南野陽子
  宇津野ゆかり ・・・星野真里
  後口能成    ・・・左とん平
  岡田和彦    ・・・神山繁
  多田友子    ・・・多岐川裕美
  桧山泰造    ・・・大滝秀治
                      ほか

■あらすじ

ルポライターの浅見光彦が「旅と歴史」の取材を兼ね、母親の雪江と長崎県平戸に旅行に来たところから話はスタートする。だが、浅見親子を案内した、長崎県警を6年前に退官した元刑事の後口能成が1カ月後、静岡県の御前崎白羽海岸で遺体で発見された。浅見は後口が紹介してくれた平戸の高校教師、篠原雅子の父親・一吉(勝野洋)が軍艦島 (端島)で坑夫をしていたことを知る。軍艦島が廃坑になることが決まり、閉山を迎えた遷座式の日は台風で、一吉の妻で妊娠中の紀子(宮崎美子)は切迫流産の危険に見舞われた。すると、自衛隊のヘリコプターが出現し、佐世保の病院に運ばれ、雅子が産まれたのだ。雅子は“軍艦島最後の赤ちゃん”だったのだ。雅子が切迫流産しそうになった翌日、遷座式を執り行った端島神社の阿波宮司の遺体が軍艦島の近くの中ノ島で見つかった。阿波宮司の死と自衛隊のヘリコプターの手配には関連性があり、後口が絡んでいるという。雅子と一吉の船に乗り込んだ浅見は中ノ島に降り立つ。その浅見を何者かが襲い…。
(とれたてフジテレビHPより)

■感想
 まずは、内田康夫先生、作家生活30周年おめでとうございます!
 浅見光彦の初登場(【後鳥羽伝説殺人事件】)は、デビューから2年後ですから、今から28年前。
 すると浅見は本当なら還暦を過ぎているのですね!いや~永遠の33歳でホントよかった(笑)
 赤いちゃんちゃんこを着た浅見なんて、想像付かないでしょ(^^;)

 昨年行われた30周年を祝う会では、作家さんや俳優さんが多数お祝いに駆けつけたそうで、
 沢村一樹さん、中村俊介さんのダブル光彦が見られたそうです。
 このツーショットはぜひ見てみたい!不思議とお2人の共演って見かけませんよね。
 また、お2人の浅見光彦も息が長いですね。
 中村俊介さんに関しては、当初は浅見のイメージと合わないと思っていました。
 今から8年前の話ですから、まだ若かったということもあったのでしょうね。
 現在では、年相応になって、浅見役も板についてきた感じです(^^)
 中村さんをTVで見かけるとつい「あ、浅見ちゃん」と思ってしまいますよ(笑) 

 さてさて、前置きが随分と長くなってしまいました。
 実は、原作は未読の為(すみません)、内容の違いは残念ながらよく分かりません。
 それでも内田作品らしさは存分に出ていたかなと思います。

 浅見が犯人と疑われ→刑事局長の弟と判明→刑事の態度が豹変 の流れはもうドラマではお約束ですね。
 原作では毎回このパターンがあるわけではないのですが、
 ドラマでは、民間人を捜査に介入させる口実として、必要な儀式なのでしょうかね。
 この部分は毎回気になるのですよ。いくら刑事局長の弟だからって、何で刑事が捜査状況を逐一報告するのか?
 むしろ今回の鶴見辰吾さん演じる市川の反応が普通だと思う。
 毎度第一発見者じゃ、そりゃあ疑われますよね(苦笑)

 今回は特別企画の為か、雪江さんと光彦が共に旅をしていましたね。
 TBS版では、雪江さんが光彦の取材にくっついてくるのはおなじみのパターンなのだけど、
 フジ版では珍しいですね。野際さんが出歩いているのはあまり見かけないな~と思ったら、
 このシリーズでの地方ロケは3回目なのだとか。

 このドラマの舞台となった軍艦島(端島)は、1974年に無人島となり、2009年に観光客の上陸が可能になったのだそうです。
 35年もの長きにわたり、眠りについた島なのですね。
 廃墟がとても不気味な感じでした。
 ドラマでは炭鉱が盛んな時代が再現されていましたが、あれはCGでしょうか?
 見事に当時の栄華が再現されていましたね。

 また、長崎の夜景も美しかったですね。
 私は長崎は一度訪れたことがあり、夜景も見たのですが、またぜひ観に行きたいですね(^^)
 こういったその土地の景色や名物などを見られるのは、ドラマならではの楽しみです。
 ただ今回はテーマが重かったこともあり、あまり名物は見られませんでしたね。
 長崎の卓袱料理ぐらい?浅見と須美ちゃんが2人きりで夕食という、なかなか珍しいシーンだったけど、
 特に何もなく、あっさり終わっちゃいましたね。なんだ~つまらない(笑)
 フジ版では、須美ちゃんは光彦のことが好きなオーラを出しているのですけどね~。
 もうちょっと須美ちゃんを活躍させて欲しいですね。

 ゆかりのツンデレぶりもなかなか・・・(^^;)
 ゆかりって呼んでとお願いしたり、浅見のネクタイを直したりと思わせぶりな態度を取っていたかと思えば、
 急にそっけなくなったり。事件に関わっているのがまる分かりですね。
 それにしても浅見ちゃん、随分デレデレしてましたねぇ

 今回のヤマ場は、やっぱり浅見が何者かに崖から突き落とされたことでしょうね。
 「浅見死す!?」なんて書かれてましたけど、主人公が死んじゃったらシリーズ終わっちゃうよ~(^^;)
 大量の水を飲んで、危険な状態だったというのに、やけに回復が早かったなぁ(苦笑)
 そもそも浅見は高所恐怖症なので、一人であんな崖っぷちまで行かないですよ。
 でも、真冬の撮影だったそうで、特に海に飛び込んだ南野陽子さんは大変だったでしょうね。
 意識のない男性を助けるため、海に飛び込むなんて、無謀とも思える行動でしたが、
 やはり愛あればこそですよね。
 結構分かりやすい態度を取っていたのに、何もないまま終わっちゃいましたね(まあいつものことなんだけど)

 結末は、内田作品らしい決着のつけ方でしたね。
 しかし、死をもってゆかりを庇おうとしたのに、リサイタルの袖には刑事が待機していて・・・。
 これでは無駄死にになってしまう。
 浅見も本番直前にゆかりに遺書を見せるなんて、ちょっと配慮が足りないように思います。
 祖父と母のためにレクイエムを弾くという流れはいいと思うのですが、もう少し事前に出来なかったものか。
 そしてその後、自首させて欲しかったですね。
 原作ではどうなっているのだろう。

 軍艦島でのテレビドラマの撮影はこの作品が初だということで、制作陣の気合が感じられました。
 嵐の中にヘリが到着するシーンなど、迫真の演技が随所に見られた力作だったと思います(^^)

■参考
 
浅見光彦シリーズ第40弾『棄霊島』 - とれたてフジテレビ
  番組HP。出演者コメント、あらすじ等。
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Comments 2

viviandpiano  

見ましたよ~(^^)

ご無沙汰してます☆

これは、ピアノ好き&廃墟好きにはたまらない設定だったし、
原作も未読ではありますが気になっていたものだったので、
張り切って見ました(笑)

ラスト部分の感想は、翠香さんと全く同じものでした。
何かちょっと、納得がいかない的な。
でも、全編を通じて、内田先生のいい記念作品になったんじゃないでしょうか(^^)

有栖川先生の「作家の犯行現場」で軍艦島が紹介されていて、
そのエッセイ(?)のようなものを読んでから、結構憧れの地です。

そう言えば、探偵Xは全然参加できませんでした。
北村先生のは、携帯サイトで読んだだけ、米澤先生のは、TVで見ただけでした。
こんな私のためにも、ぜひシーズン4をやって欲しいです!!

2011/05/10 (Tue) 01:25 | EDIT | REPLY |   

翠香  

viviandpianoさんへ

お久しぶりです。お元気そうでなによりです(^^)
viviandpianoさんも、色々大変でしたね。
どうぞお母様をお大事になさってください。

え、廃墟が好きなんですか?(^^;)
いや~私はちょっと怖いなと思ったのですが・・・。

内田作品では、犯人の自殺で幕切れというパターンは多いのですが、
今回のようなパターンは珍しいかも。
でも、刑事が待機というのは、二時間ドラマ特有の設定のような気がします。

今回の探偵Xは、なかなか楽しめましたよ♪
この分だとSeason4もやるような気がしますね。割と早くに。

それから、来週あたりにテーマ読み特集を始めます。
今回のテーマは取り組みやすいと思うので、
ぜひぜひ、ご参加下さいね(^^)

2011/05/11 (Wed) 00:15 | EDIT | REPLY |   

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