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【貴賓室の怪人 「飛鳥」編】 内田康夫

 22, 2011

◆◇◆豪華客船は殺意を乗せて・・・◆◇◆

浅見光彦シリーズ83
長編
角川書店 2000.9
カドカワ・エンタテインメント 2002.10
  角川文庫 2003.10
  講談社文庫 2010.10
55TVドラマ化作品!(2002.2.5放送 主演:高嶋政伸)

4041607590貴賓室の怪人 (「飛鳥」編) (角川文庫)
内田 康夫
角川書店 2003-10

by G-Tools

■あらすじ

浅見光彦に豪華客船「飛鳥」での世界一周クルーズを取材する依頼が舞い込む。だが出航直前、浅見は「貴賓室の怪人に気をつけろ」という謎の手紙を受け取った。その上、乗船客には作家・内田康夫夫妻も・・・・・・。ただならぬ予感を孕みながら、「飛鳥」は世界の大海原へ華々しく出航する。しかし、洋上の密室と化した船内で、あり得ないはずの殺人事件が起きた──。
浅見光彦と岡部警視、名探偵二人が船上の<罪と罰>に迫る!浅見光彦が初めて海外に進出した記念碑的長編。

(角川文庫より)

■テーマ
 豪華客船「飛鳥」

■舞台
 神奈川県横浜市
 兵庫県神戸市
 香港
 シンガポール
 モルジブ・マーレ
 インド・ムンバイ

■ヒロイン
 堀田久代(31歳・「飛鳥」ソーシャル・オフィサー)
 江藤美希(「飛鳥」クルーズ・コーディネーター)

■感想
 本作は浅見光彦シリーズの第83作になりますが、内田先生の長編作品としては、ちょうど100作目にあたるそうです。
 100作目を記念してか、浅見もついに海外に進出しました。
 しかも豪華客船「飛鳥」での98日間世界一周クルージングです。
 実は内田先生ご自身の体験を元に書かれています。
 実際に体験されたとあって、船内の様子が詳しく書かれていて、豪華客船の旅を疑似体験できますね(^^)
 私は船酔いしてしまうタイプのため、恐らく乗ることはないと思うので(それ以前にそんなお金がないですがw)、
 これは貴重ですね。
 私が持っているのは角川文庫版なのですが、巻頭に「飛鳥」の船内施設が図と写真入りで紹介されています。
 プールや映画館、図書室、美容室まであるのですね~。

 さて、しがない居候のルポライターの浅見がこんな豪華客船に乗ることになったのは、
 例によって『旅と歴史』の藤田編集長からルポを書いて欲しいと依頼されたから。
 しかし、その裏には何か巨大な力が働いているようで・・・。
 浅見は謎の人物から

「貴賓室の怪人に気をつけろ」

 というメッセージを受け取ります。
 さらに浅見の度肝を抜いたのは、「飛鳥」の乗客に内田夫妻がいたこと。
 しかもロイヤル・スイートの部屋に泊まっているというから驚きです。
 センセとは極力顔を合わせたくない浅見は、食事の時間をずらすなどして
 なんとか気付かれないように苦心しているのが笑えます
 まさか同じ船内に浅見がいるとは知らないセンセは、船内で起こった騒動を解決させようと浅見を「飛鳥」に呼びつけます。
 同じ船内にいるのに離れた場所からファックスを送ったと見せかけるトリック、なかなかですね(笑)
 これ、アリバイ工作に使えそう?

 そして、浅見の同室の男が行方不明になり、死体になって発見されます。動く密室で起こった殺人事件。
 しかし寄港先の現地警察では充分な捜査は出来ないと、日本から捜査員が派遣されてきます。
 それが岡部和雄警視なのでした。部下の神谷・坂口も一緒です(^^)
 浅見と岡部の初競演は内田作品のファンにはうれしいですね。
 それにしても岡部はいつ警視になったのだろう?と思ったら、
 海外を航行中の客船に出張する主任捜査官が警部だとおかしいので警視に昇格させたのだとか(^^;)
 それにともない神谷は警部補に、坂口は巡査部長に昇格しているのですが、
 次に登場する作品ではもとの階級に戻っているらしい(苦笑)

 折角舞台もキャスティングも豪華なのに、肝心の事件の方は消化不良ぎみ 
 某有名古典ミステリをなぞらえた真相には驚きましたが、岡部もうやむやにして帰ってしまうなんて・・・。
 結局貴賓室の怪人については謎のまま(タイトルなのに~)
 『貴賓室の怪人』は二部作で、真相解明は【イタリア幻想曲 貴賓室の怪人2】までおあずけということです。

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267267

◆冷や汗度

404404

◆満足度

★★★

■特におすすめ!

  • 岡部シリーズファンの方
  • 豪華客船に乗ってみたい方
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Tag:浅見光彦 内田康夫 岡部和雄

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