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ドラマ【東野圭吾3週連続スペシャル「回廊亭殺人事件」】

 25, 2011

東野圭吾3週連続スペシャルも、ついに最終話。
第3週目のトリをとるのは『回廊亭殺人事件』です。

■放送日時
2011年6月24日(金) フジテレビ 21:00~22:52

■番組名
  東野圭吾3週連続スペシャル「回廊亭殺人事件」

■原作
  東野圭吾「回廊亭殺人事件」(光文社刊)

■CAST
  桐生枝梨子  ・・・常盤貴子
  矢崎警部    ・・・内藤剛志
  里中二郎    ・・・田中圭
  一ヶ原直之   ・・・田中哲司
  一ヶ原健彦   ・・・趙和
  藤森加奈江  ・・・徳永えり
  一ヶ原由香   ・・・入来茉里
  小林真穂    ・・・国生さゆり
  藤森曜子    ・・・とよた真帆
  高野刑事    ・・・松尾諭
  一ヶ原高顕   ・・・北村総一朗
  一ヶ原蒼介   ・・・伊武雅刀
  古木弁護士  ・・・平泉成
  一ヶ原紀代美 ・・・片平なぎさ 

■あらすじ

桐生枝梨子は、一代で莫大な財を成した一ケ原高顕の秘書だった。幼い頃のやけどが原因で、醜いやけどの傷跡がある枝梨子であったが、高顕は全く意に介さず全幅の信頼をおいていた。
高齢のため、日ごろから体調の悪かった高顕が亡くなった。四十九日の法要が、高級旅館「回廊亭」で行われ、彼の遺言状が公開されることに。
「回廊亭」には、高顕の弟の蒼介、義母弟の直之、義母妹の曜子、義妹の紀代美ら、高顕の一族が集まっていた。そこに、ひときわ目を引く美しい女性・本間美代子が現れる。美代子は、生前の高顕が信頼を寄せていた本間菊代(井口恭子)の娘だった。皆、口には出さないものの、内心は翌朝に公開される高顕の遺言状が気になって仕方がない一族を前に、「誰が遺産相続するのか、ドキドキする」などと、彼らを挑発するような発言をする。あぜんとする一族の面々。なんと、彼らの前にいる美代子は、整形手術を施し、彼女そっくりの姿になった枝梨子であった。
枝梨子は、過去に「回廊亭」で恋人の里中二郎に無理心中を図られ、そのショックから飛び降り自殺をしたとされていた。
しかし真相は、二郎は何者かによって殺され、枝梨子は彼を殺した何者かを探し復讐するため、偽装自殺を図り生き延びたのだ。そして、遺言状公開前夜に枝梨子も想定していなかった第一の殺人が起こる。
(番組HPあらすじより)

■感想
今回も原作で予習をしてからドラマに臨みました。
原作レビューのアクセスが2日間で370ぐらいあり、反響の大きさに驚いています。
でも皆読み逃げなんですよね・・・。せめて拍手クリックぐらいして欲しい。

今回は常盤貴子さんが久々にドラマ出演するので、楽しみにしていました。
ミステリドラマの出演は初めてだそうですが、どうして、なかなかの熱演でしたよね。
紀代美と曜子のバトルも凄かった(^^;) ちょっと昼ドラのノリでしたが(苦笑)
原作のイメージと違っていたのが、直之。
原作はドラマのような強欲な人ではなく、切れ者の男性というイメージだったのだけど。

さて。
この先はネタバレゾーンに入ります。原作を読んでいない方、ドラマを観ていない方はご注意ください!!

 

原作では、枝梨子は菊代本人に変装して、回廊亭に乗り込むのですが、
それだとおばあさんの出演シーンがほとんどになってしまうので、
菊代の娘・美代子の顔に整形してという設定に変えていましたね。
(ちなみに原作では美代子という人物は登場していません)
そこはドラマのアレンジでいいと思うのですが、
枝梨子が美代子そっくりの顔に整形することに菊代は何の抵抗もなかったのだろうか?
海外留学している本物の美代子について、何の言及もありませんでしたが、
忘れ形見に似せてというなら分からないでもないけど、普通に生きているならちょっとありえない。

また美代子の服装、派手でしたよねー。
とても法事に出席する服装には見えませんでした。
地味目の枝梨子のイメージを消すために派手にしたのだろうけど、
もうちょっとTPOを考えてほしい。

やはりドラマでは原作の世界観を表現し切れなかったかという印象です。
この作品では、
 ・里中二郎は生きていた!
 ・里中二郎=鰺沢弘美だった!
という二つの驚くべき真相がありましたが、原作ではさらに
 ・鰺沢弘美は男だった!
が加わります。
だって、弘美という名前は普通は女性だと思いますよね。
作中でも加奈江が弘美のことを指して「奇麗な人」と言っています。
これで読者には、弘美が女性であるという刷り込みが出来てしまうんです。
だから、ずっと登場しているのに、読者には見えていないのですよ。
でもドラマでは見れば分かってしまうので、表現できない。
まあ、二郎は生きていた!で充分衝撃だったとは思いますが(^^;)

ラストシーンは原作とニュアンスが違っていました。
枝梨子、最後はかなり痛い女になっていましたよね。
折角、復讐に燃える鬼気迫る演技が映えていたのに、
最後になって、「ああ、ジロー。私のジロー」ってなんか引いてしまった(^^;)
莫大な遺産を騙し取るため、施設で一緒だった本物の里中二郎を殺し、
自分をも殺そうとした男をまだ愛していると?
原作では、枝梨子はジローの存在を美化していて、
自分への愛が幻想だったと分かったことで、「ジローは死んでしまった」と解釈しています。
だから自分の心に住んでいたジローを殺した弘美を殺そうとするわけです。
原作の枝梨子もかなり痛い女ですね(^^;)

これで東野圭吾3週連続スペシャルも終了です。
ドラマのクオリティとしては、1作目を除いて、まあまあ満足でした。
やはり2作目の『ブルータスの心臓』が一番良かったかな。
東野作品の映像化の勢いはものすごいので、ぼちぼち読み進めていきたいです。

■参考

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Tag:東野圭吾 常盤貴子 ミステリー

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