Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【三毛猫ホームズの怪談】 赤川次郎

 20, 2011

◆◇◆片山、女難の相が出る◆◇◆

三毛猫ホームズシリーズ3
長編
カッパ・ノベルス 1980.12
角川文庫 1984.7
光文社文庫 1985.6


■あらすじ

女性恐怖症に加えて血を見るのがこわい警視庁捜査一課の片山刑事は、妹の晴美と東京近郊の大団地を訪れた。晴美に首ったけの目黒署刑事、石津の招待に応じたのだ。惨劇はそこで起きた! 団地の外れに旧村があり、村一番の地主で“猫屋敷”の女主人・石沢常代が、十一匹の猫とともに斬り殺されたのだ。片山は三毛猫ホームズの助けを頼りに事件の解明にあたるが、彼の前に現われた常代の姪・立子は、常代がかわいがっていた白猫“琴”を思わせる女だった。そして不可解な事件が次々と・・・・・・。 こわくておかしくおもしろい、三毛猫ホームズ第三弾!
(カッパ・ノベルスより)

■ヒロイン
 刈谷立子(23歳)

■感想
 先週に読み終わっていたのですが、なかなかレビューする時間がなくて・・・ようやくご紹介できました。
 三毛猫ホームズシリーズ第3弾です。

 石津は、西多摩のニュータウンにある2DKの団地に引っ越し、片山兄妹を招待した。
 本当は夫婦でないと入れないのだが、晴美を婚約者に仕立て上げ、入居したのだという。
 晴美のために、車まで真っ赤なスポーツカーに買い替えたという徹底ぶり。
 石津は猫まっしぐらならぬ、晴美まっしぐらですねぇ(^^;)
 片山兄妹のほうは、警察官との結婚には否定的なんだけど・・・。
 でも、あの石津のことだから、「警察官とは結婚しない!」と言われれば、「警察辞めます!」と言いかねない(^^;)
 警察官としての誇りはいずこ・・・?

 さて、事件は石津の住む団地群のはずれにある旧村で起こります。
 旧村の地主・石沢常代は20匹以上の猫と暮らしていたため、通称「猫屋敷」と呼ばれていたのですが、
 その猫屋敷で常代と11匹の猫が惨殺されたのです。
 最近この界隈では子供が被害に遭う事故が多発しており、
 上野という老人は、猫屋敷の一人息子・石沢常夫の仕業だと思い込み、暴力も辞さない構えだったという。
 その上野が常代と猫を殺したのと同じ日本刀で刺されて死んでいたため、
 事件は上野による犯行で自殺ということで片が付きます。
 しかし、常代の息子・常夫も何者かに殺され、事件は困難を極めます。
 そして、村人たちは夜な夜な聞こえる猫の声に怯えるようになり・・・。

 この作品は、もともとは雑誌に連載されていて、その時は『三毛猫ホームズの冒険』というタイトルだったそうです。
 単行本化するにあたり、『怪談』に改題されたとのことですが、内容的にも『怪談』のほうがしっくりきますね。
 といっても別にホラーではないのですが(笑)
 大量の猫たちが殺されていた凄惨な現場・・・何故猫たちまで?と胸が痛みますね

 やはり古い作品とあって、時代を感じるものもあります。NTTはまだ電電公社だし(笑)
 片山たちがトリックを検証しているときに、共犯者がいないと不可能だと却下された事象があるのですが、
 これ、現在なら可能なんです。逆にここで使われたトリックは、今だとバレちゃうかも(^^;)

 そして例によって危ない目に遭う晴美。もはやお約束ですね(^^;)
 今年の夏に実際にこれと似たような事件が起きているので、ちょっと笑えない話です。

 そしてそして、女性が苦手なのに、なぜか女性から言い寄られることの多い片山ですが、
 今回は婦女暴行、結婚詐欺、婚約不履行で同時に三人の女から訴えられてしまいます
 もちろん片山には身に覚えのないことなんだけど・・・。今回は女難の相が出ていたみたいです(^^;)

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度267267
◆冷や汗度404404404404
◆満足度★★★

■特におすすめ!

  • 気軽に読める本をお探しの方
  • 怪談話が好きな方
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Tag:三毛猫ホームズ 赤川次郎

COMMENT 2

Fri
2011.10.21
18:59

mokko

URL

なるほど!

三毛猫シリーズは最初の方は結構読んでいたはずなのに
タイトルに記憶がなかったんですよ
怪談なんてタイトルがついていたら絶対に覚えてるはずだと・・・
なるほど改題してたんですねぇ~
冒険なら読みました♪
しかし、内容を全然覚えてません~(/□≦、)
猫屋敷の記憶はあるんですけどね( ̄▽ ̄;)ゞ
電電公社・・・そういう時代もありましたねぇ~(^◇^;)

シリーズも順調に読み進めてるんですね(o^o^o)

Edit | Reply | 
Sun
2011.10.23
00:27

翠香

URL

mokkoさんへ

『冒険』は雑誌掲載時のタイトルのようですよ。
私が持っているのはノベルス版なのですが、タイトルは『怪談』です。

やはり古い作品だけあって、電電公社の時代と今では使えるトリックが異なりますね(^^;)

実はこの次の作品をテーマ読みに入れる予定なので、先に読んでおかないといけなくて(苦笑)
私も次回からテーマ読みに突入します。
しかし、初っ端から分厚い本で難儀してます~(^^;)

Edit | Reply | 

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