Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【三毛猫ホームズの狂死曲(ラプソディー)】 赤川次郎

 18, 2011

◆◇◆初恋の相手は片山!?◆◇◆

三毛猫ホームズシリーズ4
長編
カッパ・ノベルス 1981.6
光文社文庫 1985.1
角川文庫 1985.11


■あらすじ

「命が惜しかったら、演奏をミスするんだ!」ヴァイオリン・コンクールの決勝に進出する桜井マリにかかった脅迫電話を、片山刑事の妹・晴美が受けてしまった!
最終選考に臨む七人の若い男女は、東京近郊の宏大な別荘にカンヅメとなり、一週間外部との連絡を絶たれて課題曲に取り組むのだ。三毛猫ホームズと片山刑事のコンビは、この“巨大な密室”の建物に張り込んだが・・・・・・。
一部余計に刷られた課題曲の楽譜の謎は? 次々に起こる連続殺人。そしてマリの安否は?
(カッパ・ノベルスより)

■ヒロイン
 桜井マリ(大学生)

■感想
 テーマ読み特集【音楽とミステリ】第5弾は、三毛猫ホームズの狂死曲(ラプソディー)】です。
 これは三毛猫ホームズシリーズ第4弾です。
 今回は、ヴァイオリン・コンクールを巡ってのお話になります。内容的にもテーマ読みにピッタリでしたね(^^)

 スタンウィッツ・ヴァイオリン・コンクールの本選に7人の男女が選出された。
 本選ではバッハの無伴奏と協奏曲、そして新作の3曲を弾くことになるのだが、
 新作の解釈は誰とも相談することが出来ないようにするため、1週間隔離されてしまう。
 その護衛に片山が付くことになった。何事もなく1週間が過ぎることを祈る片山だが、
 意に反して、途中でノイローゼになって脱落する者が現れ、そして邸内で連続殺人事件が発生する。
 また、コンクール事務局長が指揮者・朝倉の邸で不審な死を遂げる。

 新作の解釈を誰かに相談するという不正を防止するため隔離するのは分からないでもないですが、
 ライバル同士が1週間も同じ場所で寝食を共にするという環境はキツイですね(^^;)
 確かにこれでは精神的に参ってしまいそう。
 邸に隔離される当日の各々の様子が描写されていて、ちょっとクリスティの【そして誰もいなくなった】を
 彷彿とさせます。
 でも参加者が次々と殺される展開にはなっていないのでご安心を。
 ただ一部の参加者が優勝候補の桜井マリを蹴落とそうとしていたことは確か。
 勝つためには手段を選ばず・・・いやはや凄まじいですね。でもそこまでして優勝しても心の底から喜べるのかなぁ。
 誰々がいないから勝てたんだとか言われるのは却ってプライドが傷つけられるような気がするのですが・・・。

 今回はかなり大掛かりなトリックが使われています。
 でも途中で発見されるリスクを考えるとあまり現実的ではないですね。
 あの女をわざわざあの邸内で殺す必要があるのかが疑問。
 マリを蹴落とすことが目的なら、マリのバイオリンを隠す・壊す、毒針を仕掛ける等、
 もっと直接ダメージを与える方法があると思うのですが・・・。

 いつも女難に遭う片山ですが、今回もまた首を絞められたり、殴られたりと災難続きです。やれやれ(^^;)
 でもマリの初恋相手という名誉を得ます(笑)マリの積極的なアプローチにはドキドキしちゃいますねぇ。
 彼女の性格からしてもちょっと意外というか・・・。箱入り娘は怖いもの知らずってことなのかな。
 ラストシーンが印象深くて好きです。
 片山は大人の選択をしたのだけど、彼らしい誠実さが表れているように思いました。だから意外にモテるのかな?

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度267267267267
◆冷や汗度404404
◆満足度

■特におすすめ!

  • クラシック音楽が好きな方
  • 気軽に読める本をお探しの方

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Tag:赤川次郎 三毛猫ホームズ

COMMENT 4

Sat
2011.11.19
19:22

mokko

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まぁ~♪

三毛猫シリーズを読み直してる時に
この特集ってラッキーですよぉ~
この作品、内容を覚えてないけど読んでます
タイトルも覚えてるので、きっと出てくると思ってました(-^□^-)
本当に片山刑事って女難の相でも出てるのかしら(○ ̄m ̄)

Edit | Reply | 
Sat
2011.11.19
22:21

コースケ

URL

こんばんは

翠香さん、こんばんは。
昨日の浅見光彦は御覧になったでしょうか?

本書、本当に最後が非常に印象に残ってます。
しかし女性恐怖症の片山としては、
この監禁(?)は恐怖だったろうなと(笑

Edit | Reply | 
Sat
2011.11.19
23:35

翠香

URL

mokkoさんへ

あ、やっぱり分かっちゃいました?(笑)
シリーズももっと先へ行くと「フーガ」もあるのですけどね~。
赤川さんはクラシックファンなので、三毛猫以外でも音楽関係のタイトルが多いですよね。

片山は女性から逃げようとするから、反対に女性が寄ってきてしまうのか・・・謎ですね(^^;)

Edit | Reply | 
Sat
2011.11.19
23:45

翠香

URL

コースケさんへ

「悪魔の種子」は一応観てたのですけど、途中眠ってしまって・・・(^^;)
結末は観てたので、話は何とか繋がりましたが、もう一度録画を観てみます(笑)

ラストで片山って大人だな~と思わせますよね。
確かに参加者は女性が多かったですからねぇ。片山には苦行?
何事もなければ快適だったのでしょうけど(笑)

Edit | Reply | 

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