Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【夜想曲(ノクターン)】 依井貴裕

 08, 2011

◆◇◆本格推理ファン必読!読者への挑戦付き!!◆◇◆

依井貴裕(シリーズ外)
長編
角川書店 1999.8
角川文庫 2001.8


■あらすじ

同期会が催された山荘で三日三晩に三人のメンバーが絞殺された。俳優の桜木も会に参加していたが、なぜか、その間の記憶が抜け落ちていた。ただ、ひとつロープで他人の首を絞めた生々しい感触を除いては…。そしてその追い打ちをかけるように何者かからワープロ原稿が送られてきた。そこには空白の三日間が小説として再現され、桜木を真犯人として断罪していたが…。トリック&ロジックの本格派が新たに叩きつける「読者への挑戦状」。長編ミステリ。
(角川文庫より)

■感想
 今回からテーマ読み復活です(^^) 【音楽とミステリ】第6弾は、夜想曲ノクターン)】です。
 ノクターンとはショパン作曲のピアノ曲です。しっとりとした素敵な曲ですよね。
 また、2006年に浅田真央ちゃんがショートプログラムで使用した曲ですね。
 その時の模様がこちら↓(2006年GPシリーズ・スケートアメリカ)
 
 う~んこの頃の真央ちゃんは絶好調でしたね。パーフェクトな演技です。

 ちょっと脱線してしまいました。本題に入りましょう。

 この物語は、休業中の俳優・桜木の元に何者かが原稿を送り付けてきたことから始まります。
 桜木は数か月前に、かつて公務員だった頃の同期たちと知り合いの山荘で過ごしていた。
 その山荘では三日三晩に三人のメンバーが絞殺されるという惨劇が起こっていた。
 原稿は、その時の様子を小説仕立てにしたものだった。桜木を犯人と断罪して・・・。
 しかし、桜木には山荘で過ごした記憶と、その後数か月の記憶を無くしていた。
 だが、手にはロープで首を絞めた感触がしっかり残っていた。
 本当に自分は人を殺したのだろうか?桜木は戦きながら原稿を読み始める──。

 桜木が第三章(第三の事件)まで読み終えた所で、読者への挑戦が入ります。
 連続殺人事件の犯人を当てろという。折角なので挑戦を受けてみることに。

 第一の事件で、自殺を偽装する為、梁にロープを渡し、人間を引き上げる作業は非力の人には出来ない。
 よって犯人は大柄の長谷川である。証明終わり。

 ・・・ん、ちょっと待って。密室の謎はどうするの? 却下!却下!

 さすがにそんな単純ではなかろうと真面目に考える。
 読んでいて、引っ掛かる部分が何箇所かありました。きっと何かトリックに関係しているはず。
 そこであるアイディアが閃きました。もし、こうだったら・・・?あ、上手くいきそう!
 なんとトリックと犯人を当てることが出来ました~(^^)v

 ところがこの作品、これだけでは終わらなかった。
 桜木に原稿を送り付けたのは誰か?その目的は何かという謎が残っています。
 ここでのオチはミステリではたまにあるものなので、「ああ、あれね」という感じだったのですが、
 う~ん、何だかすっきりしない。話をこじつけているところもあるし。
 なんというか、トリック重視の作品なので、小説としての面白さがいまひとつなんですよね・・・。
 タイトルの【夜想曲】も何だか取って付けたような感じだし(^^;)

 でも本格推理ファンの方には腕試しにうってつけだと思います。
 ぜひ依井さんの挑戦を受けてみてください(^^)/

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度267267267267
◆冷や汗度404404
◆満足度

■特におすすめ!

  • 本格推理が好きな方
  • 謎解きに挑戦したい方

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Tag:夜想曲 ノクターン 依井貴裕 読者への挑戦

COMMENT 2

Sat
2011.12.10
21:20

mokko

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読みましたねぇ~

最初の時点で犯人推理できるなんてスゴイわぁ~
mokkoはサッパリでした(;^_^A
トリックには完全にやられました。
しかし、アレに持って行くのはちょっとですよね・・・
やはり古い作品というか、時期を選びますよね
ちょうど流行っていた現象というか内容だったし・・・
最後の最後は、そういう風に終わらせるのかぁ~って
感じだったけど、探偵も取ってつけたような感じだし
夜想曲も生かされてないですよね・・・
タイトルにした意味がわからなかったです(^◇^;)

Edit | Reply | 
Sun
2011.12.11
00:11

翠香

URL

mokkoさんへ

私も始め通しで読んだときはサッパリでした(笑)
でも、もの凄く不自然な描写がたくさんあるでしょ?
特に横山が到着した時は、何だかまるで・・・みたいだな~と思ったのが
トリック解明に繋がりました(^^)

あのオチはちょっとね・・・私も好きではありません。
どうもその手の作品にお目にかかる機会が多いのですが、そうか流行りだったのか。
タイトルに惹かれていた部分も多いのですが、
期待が大きかった分、ちょっとがっかり。
まあ、推理マニアさんの腕試しにはいいかも。

Edit | Reply | 

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