◆◇◆ピアノに捧げた青春!◆◇◆
◆ |
岬洋介シリーズ1 | |
◆ |
長編 | |
◆ |
宝島社 | 2010.1 |
| 宝島社文庫 | 2011.1 | |
◆ |
第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。 |
|
■あらすじ
| ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する──。第8回『このミス』大賞受賞作品。 |
| (宝島社文庫より) |
■テーマ
ピアノコンクール
■感想
【音楽とミステリ】も本作が最後となりました。アンカーは、【さよならドビュッシー】です。
年内に読み終わる予定でしたが、年を跨いでしまいましたorz
やっぱり年末年始はバタバタしてなかなか読書する時間がとれなくて・・・。
プラス専門用語の多い文章はつっかえるので読書スピードが落ちる。
本作は音楽用語がビシバシ出てくるのですが、
中学音楽の知識しかない(高校は美術選択でした^^;)私にはちょっと難解でした。
とかいいつつ、高校ではまかり間違って音楽系の部活に入っていたのだけど(笑)
序盤は、主人公の少女の運命があまりにも過酷なので、読んでいて辛くなりました。
家が火事に遭い、自分も大火傷を負った上、家族を失う。これだけでも十分に辛い経験なのに、
火事で死んだ祖父の多額の遺産を受け継いでしまったため、マスコミにシンデレラともてはやされ、
学校では客寄せパンダに利用され、同級生のいじめの対象に・・・。これでもかと浴びせられる悪意、悪意・・・。
同級生のいじめ女子がいかにもステレオタイプなんですよね(苦笑) 昔の少女漫画によく出てくるパターン。
『エースをねらえ!』の音羽さんとか、『キャンディ・キャンディ』のイライザとか・・・。
それでも彼女たちに報復したのには胸がスカッとしました(笑)多少やり過ぎな感は否めませんが・・・(^^;)
さらに度重なる命の危険を感じ、そしてついには母親が神社の階段から転落死してしまう。
弱冠16歳の少女がこれほどまで過酷な運命に耐えられるのだろうかと思う。
それなのにピアニストになることを夢見て、コンクールに向けて厳しいレッスンの毎日。全く強靭な精神力ですね。
まあそれには彼女のピアノの先生がイケメンの新鋭ピアニスト・岬洋介で、
心強い味方だということもあるのですが。
こういう王子様的存在がいるのも少女漫画チックですね(^^;)
ちなみに主人公がコンクールで弾いた曲がこの2曲。
月の光 Clair de Lune
アラベスク1番
月の光は作中では課題曲なのですが、
専門家に言わせると、技巧的な難易度はあまり高くないそうで、コンクール向きの曲ではないのだとか。
デビュー作品にそこまで注文つけるのはちょっと酷かなぁ。
美しい曲なので、私は好きです(^^)
中盤以降は解説にもあるとおり青春スポ根もの(スポーツじゃないけど^^;)の様相を呈してきます。
母親の死がどうやら殺人事件らしいのですが、謎は放っておかれたまま、コンクール本番を迎えます。
いったいどこがミステリーなの?と思っていたら・・・やられました!いや〜そういうことだったのね。
『このミス』大賞受賞作ってあまり出来が良くないというイメージがあったのですが、
そのイメージを払拭できました。
これは岬洋介が探偵役を務めるシリーズ物だそうで、現在第2長編の【おやすみラフマニノフ】が出ています。
第3長編も進行中だとか。そのうち続編も読んでみよう。
■評価(5個が最高)
| ◆トリック度 | ![]() ![]() ![]() | |
| ◆冷や汗度 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | |
| ◆満足度 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
■特におすすめ!
- クラシック音楽が好きな方
- ピアノを弾かれる方
- ミステリー小説初心者の方
今回で当ブログのテーマ読み特集【音楽とミステリ】は終了いたしますが、
皆様からのご参加は引き続き受け付けておりますので、いつでもお気軽にどうぞ!
![]()
↑この記事をお読みになりましたら、クリックお願いします!励みになります!p(^^)q↑
←お気に入りボタンです。3秒で登録OK!
【鍵のかかった部屋】 貴志祐介
超再現!ミステリー「美人死神が大暴れ…余命わずかな人の願い何でも実現します!」
6周年に向けて
【追想五断章】 米澤穂信
超再現!ミステリー「遺体に残された10桁の数字は何を示しているのか?」
【狐火の家】 貴志祐介
ドラマ【浅見光彦シリーズ第44弾 砂冥宮】
【修道院の第二の殺人】 アランナ・ナイト
映画【レジェンド・オブ・ゾロ】
ラフマニノフも品切れだったのぉ〜(/□≦、)
しかも購入直前に!
それで翠香さんが参考として載せてくれた作品の中から
1冊選んだんですよぉ〜
最後に「そういうことかぁ〜!」っていうのが楽しいですよねぇ〜
やられたぁ〜って思いたいタイプなので
GETできなかったのが、ますます残念ですぅ〜
でも、ちょっと最初がキツそうですね(^◇^;)
凄く辛い思いをした女の子に、どうしてこう悪いことが次から次へと降りかかってくるのだろうと。
中山七里さんの作品って、ハードなものが多いみたい(^^;)
これ、一応シリーズものらしいですが、
岬洋介が探偵役というだけで、1作目と2作目のつながりはあまりなさそうです。
なので、ラフマニノフから読んでも大丈夫だと思いますよ(^^)
コメント&トラックバックに関する注意
他者を誹謗・中傷、宣伝目的、公序良俗に反する書き込みは固くお断りします。
そのような書き込みは管理人の判断で削除いたします。
また、作品を未読の方もご覧になりますので、ネタバレにはご注意ください!
くれぐれも犯人の名前やトリックなどを書き込まないように願います。
どうしてもネタバレの内容に語りたい方は、管理者にだけ表示を許可する にチェックを入れて
ナイショのコメントにしてくださいね。
言及リンクのないトラックバックは受け付けません。
言及リンクとは、トラックバック元の記事(貴方が書いた記事です)に
当記事へのリンク及び当記事の紹介(または感想)が含まれているものを指します。
それ以外はトラックバックスパムと見なします。
トラックバックスパムと見なされた場合、予告なく削除することがあります。
※テーマ読み参加のトラックバックは、告知記事のルールに従ってください。
なお、コメント・トラックバックともにスパム防止のため承認制を採らせていただいています。
記事に反映されるまで時間がかかることがありますが、しばらくお待ちくださいね(^^)
また、コメント・トラックバックのルールについては、
ミステリー処【love knot】の歩き方にも記載しておりますので、
合わせてご一読ください。
第8回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。










