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【まろ、ん?-大掴源氏物語】 小泉吉宏

 12, 2012

◆◇◆源氏物語全巻読破!・・・のつもり(笑)◆◇◆

小泉吉宏
日本古典文学/コミック
幻冬舎 2002.2


■あらすじ

構想6年から制作3年。「源氏物語」にはまった著者がおくるかわいい、おもしろい、よくわかる「源氏物語」。

■感想
お正月を迎えると、日本的なもの(特に古典)が読みたくなるのですよね~。
昨年は百人一首でしたが、今年は源氏物語です(^^)

本作は、源氏物語の1帖につき、見開き2ページの8コマ漫画で全54帖をざっくり紹介してしまおうというもの。
これ1冊で源氏物語全部を読んだ気になれる!というコンセプトです(笑)
実は私、その昔文学部に籍を置いていたのですが、
恥ずかしながら源氏物語を通しで読んだことがないのです(^^;)
『あさきゆめみし』を読んでいたので、なんとなく話は知っていたのですが・・・。
なので、このコンセプトは非常に魅力的で、手に取ってみました。

表紙を見ると、栗顔の公達が描かれています。
これが光源氏です(笑)
本作では光源氏のことを「まろ」と表記しています。
「まろ」からの連想で、まろ→まろん→栗か~と思ったら、
このキャラはもっと以前に生み出されていたそうで・・・。(詳しくはあとがきを見てね)
『あさきゆめみし』の華麗な絵と比べると、かなりギャップがありますね~(^^;)
光源氏のライバル、頭中将に至っては、空豆顔ですから(笑)
でもこれ、血筋を見極めるのにはとても分かりやすかったです。
源氏の系統は栗顔、頭中将の系統は空豆顔に区別されています。
だから不義の子も誰の子か一目瞭然です(^^;)

本編は8コマ漫画で表現されておりますが、
その他に、人物関係図や物語中で扱った和歌の解釈、当時の装束や略地図などの豆知識も載っていて、
学習の際の副読本としても役立つ1冊になっています。

それから、所々に恋愛の格言があります。
おそらく小泉氏の創作なのだと思いますが。一部紹介しますと・・・

障害のある恋は燃える。人は情熱の激しさを愛の深さとつい思い込むようだ。
秘め事が知れたら恋人や妻を苦しめるというのに
それを告白することが誠実なことだと思っている人がいる。
だがそれは自分の罪悪感から解放されたいと思っているだけだ。
つまり甘えているだけである。

うーん、なかなか深いですね(笑)

若いころのまろ(=光源氏)は、まさに恋は盲目で、
強引だろうが、相手を間違えようが「しちゃった」りするわけなんですが、
一度関係を持った相手は決して見捨てないという情の深いところがあります。
のちに自分の邸(六条院)を4つに区切り、女性たちを住まわせるのですが、
これって女性の立場からするとかなり微妙じゃないかな。
なまじ近くにいる方が、まろが別の女性のところに行っているのが分かるので、辛いですよね。
まろはぼんぼん育ちなので、やっぱり甘ちゃんなところがありますねぇ(^^;)

この本で、物語の流れをざっくり掴んで、本編にあたるとより理解が深まると思います。
私もそのうちちゃんと読んでみよう。

■評価(5個が最高)

 ◆ゆるキャラ度
◆ためになる度★★★★★
◆満足度★★★★★

■特におすすめ!

  • 学生の方
  • 古典文学をもう一度学習したいと思っている方
  • 恋愛に悩んでいる方(笑)
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Tag:小泉吉宏 源氏物語

COMMENT 2

Fri
2012.01.13
21:34

mokko

URL

これ♪

読みましたぁ~о(ж>▽<)y ☆
ものすごくザックリとわかりやすく描かれてますよねぇ~
最後が哀れで(○ ̄m ̄)
同じ著者のブッタとシッタカブッタも面白いですよぉ~(○ ̄m ̄)

Edit | Reply | 
Fri
2012.01.13
22:13

翠香

URL

mokkoさんへ

mokkoさんも読んだのですね。
ざっくりだけど、要所要所はきちんと押さえてますよね。
顔は栗顔だけど(^^;)

あのブタさんの絵もかわいいですよね♪
そのうち読んでみよう(^^)

Edit | Reply | 

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