Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【螺旋館の奇想】 折原一

 11, 2012

◆◇◆盗作のロンド◆◇◆

折原一シリーズ外
長編
講談社* 1990.1
講談社文庫* 1993.8
  文春文庫 2005.6
  *『螺旋館の殺人』

■あらすじ

ミステリー界の大御所が、秩父の山荘で、十年ぶりの新作執筆に取りかかる。タイトルは『螺旋館の殺人』、本格推理ものだ。ある日、作家志望の若い女性が自らの作品を手に訪ねて来る。その後の原稿紛失、盗作疑惑・・・・・・奇妙な事件の果てに待つものは? 折原ミステリーの原点、精緻な多重トリックが冴える長篇。
(文春文庫より)

■感想
昨年末に読んだ【倒錯のロンド】の姉妹編と聞き、偶然にも積読していたので、読んでみました。
なお本作は、【螺旋館の殺人】(講談社文庫・1993年刊)に加筆修正し、改題したものだそうです。
旧題だと綾辻作品と間違えそうですよね(^^;) しかもおなじレーベルだし。
カバーイラストとタイトルからいわゆる「吹雪の山荘もの」かと思われるかもしれませんが
(実は自分もそう思っていた^^;)、残念ながら(?)違います。
一応、山荘は出てくるのですけど、雪に閉ざされて・・・という訳ではありません。

【倒錯のロンド】の姉妹編と言われているだけあって、プロットが酷似しています。
主人公が推理作家を目指す青年から、10年ぶりに執筆することになった推理小説の大家に変わってはいるものの、書き上がった小説を、託した人物が不注意から紛失してしまい、それを別の誰かが盗作して・・・という内容もそっくり。
全体が二部構成なのも同じです。
今回もまた、月刊推理新人賞が絡んでくるし、【倒錯のロンド】に登場した人物の名前もちらっと出てくるので、
先に【倒錯のロンド】を読んでいるとニヤリとできることうけあいです(笑)

今回も話は二転三転し、サスペンス要素もあって楽しめたのですが、オチがちょっといただけない
確かにもう一度プロローグを読み返してみると、なるほどね~とは思うのですよ。
実に巧妙に罠を仕掛けているなと。
気持ちよく騙されるのならいいのだけれど、これだとなんでもありになってしまう。
途中、ちょっと無理があるのではないかと思ったことも全てチャラにできるワイルドカード、
使わないで欲しかったなぁ。

でも作風は私の好みに合うみたいなので、折原一さんの他の作品も読んでみよう。次回に期待です

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度267267267267
◆冷や汗度404404404
◆満足度★★★

■特におすすめ!

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Tag:折原一

COMMENT 2

Sun
2012.02.19
21:51

mokko

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なんと!

音楽とミステリで読んだ本の姉妹品なのね?
翠香さんも騙されたという作品の姉妹品なのね
これは2冊一緒に購入したほうがよさそうですねぇ~
巧妙な罠に嵌りたい(^◇^;)
ニヤリとしたい!
オチがちょっとなんですか・・・
でも何か面白そうですо(ж>▽<)y ☆
早く積読本を消化して本棚に空間を作らないと( ̄▽ ̄;)ゞ

Edit | Reply | 
Sun
2012.02.19
23:58

翠香

URL

mokkoさんへ

そう、これは『倒錯のロンド』の姉妹編なのですが、
これとは別に倒錯三部作というのがあるそうなんです。
ちなみに本作は番外編だそうです。
確かにオチはちょっと・・・。
読み終わった後で、もう一度プロローグを読み返すとなるほどね~とは思うのですけど。
でも折原作品は私の好みに合うみたいなので、他の作品も読もうと思います(^^)
私も積読本、たくさんある~!ネジ巻いて読まなければ・・・。

Edit | Reply | 

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