Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【誰彼(たそがれ)】 法月綸太郎

 22, 2012

◆◇◆Who is he?◆◇◆

法月綸太郎シリーズ2
長編
講談社ノベルス 1989.10
  講談社文庫 1992.9


■あらすじ

の人物から死の予告状を届けられた教祖が、その予告通りに地上80メートルにある密室から消えた!
 そして4時間後には、二重生活を営んでいた教祖のマンションで首なし死体が見つかる。死体は教祖? なぜ首を奪ったか? 連続怪事の真相が解けたときの驚愕とは? 新鋭の骨格豊かな力作。
(講談社文庫より)

■感想
前作を読んでから1年空いてしまいました これもぼちぼち読み進めなければ・・・。
本作は法月綸太郎シリーズの第2作です。

綸太郎は依頼を受け、新興宗教「汎エーテル教団」に
「異来邪」と名乗る人物から脅迫状が送られてきた1件の調査に乗り出す。
教祖は高さ82メートルの塔の突端にある《祈りの間》で三日間瞑想に入るのだという。
しかし、教祖は《祈りの間》から姿を消し、とあるマンションの一室で首なし死体となって発見されたのだ。
教祖は信者たちの目を盗んでどうやって塔から脱出したのか?何故首を切り落とされたのか?
異来邪とは一体何者なのか?そもそも首なし死体は本当に教祖なのか──?

塔から脱出したトリックについては、つい最近読んだ某作品に似たようなトリックがあったので、すぐ分かりました。
本作の方が凝っていたけれど。
でも人間消失のトリックはまだ前段に過ぎないのです。
捜査を進めるうちに、教祖が抱えていた恐るべき秘密が明らかになってきます。
しかし、瞑想と称して籠っていると思いきや、陰であんなことをしているなんて、
全くとんでもないインチキ宗教ですねぇ。
まあ冒頭から教団の儀式を見せられたので、胡散臭さ満点でしたが(苦笑)

今回の事件はさすがの綸太郎も手を焼いたようです。
推理を構築して、謎が解けたと思ったすぐそばから根底から覆すような事実が明らかになるのですから。
それが何回と繰り返されるので、だんだん読んでいるこっちも訳が分からなくなってきます
いったいコイツ、誰なんだー?って感じです(^^:)
う~ん、なかなかうまいタイトルを付けたものですね。

綸太郎と法月パパの推理合戦が楽しい。
特に法月パパの合いの手(?)が子供じみていて思わず笑ってしまいます。
ある場面での法月パパのセリフを抜き出してみますと・・・

「またいちゃもんをつける気だな」
「偶然の一致だったのだ」
「何かやむにやまれぬ事情があったにちがいない」
「それこそ、牽強付会というものだ」

ちょっとでも論理的でない部分があると息子につっこまれる。なかなか手厳しいですねぇ(^^;)
でもかくいう綸太郎も的外れな推理をやらかしていることを付け加えておきます(笑)

それにしても、前作では苦悩する法月警視が印象的だったのですが、
本作ではすっかり道化になっちゃいましたねぇ。ああ父親の威厳はいずこ・・・

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度267267267267267
◆冷や汗度404404404
◆満足度★★★★

■特におすすめ!

  • エラリー・クイーンが好きな方
  • 本格推理が好きな方
  • 論理的思考が好きな方
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Tag:法月綸太郎

COMMENT 2

Fri
2012.02.24
17:47

mokko

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(* ̄ρ ̄)”ほほぅ…

これが第2弾なのね・・・
法月綸太郎シリーズは1冊しか読んでないんですよ。
初めて読んだのが第4弾でした(^◇^;)
その時の法月パパのキャラは結構好きだったんだけど
法月の迷推理に結構振り回されて、かなりクドイ感じを受けました。
もう1冊くらいは読んでもいいかなぁ~とは思ってますけど
苦悩する法月パパも見てみたい(mokkoの妄想だけど(○ ̄m ̄))
チェックしておきます( ̄▼ ̄)

Edit | Reply | 
Fri
2012.02.24
23:30

翠香

URL

mokkoさんへ

私も法月パパのキャラは結構好き(^^)
でも前作では、法月パパは陰のある感じで惹きつけられたのですよ。
綸太郎は本作でも迷推理をかまして、読者もひっくるめて振り回しています。
自信たっぷりに間違えてくれるから参りますよね(^^;)
次回作は名作と言われている「頼子のために」なので、読むのが楽しみです♪

Edit | Reply | 

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