Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【ミスター・グッド・ドクターをさがして】 東山彰良

 04, 2012

◆◇◆いずみナンバーワン◆◇◆

東山彰良(シリーズ外)
短編集
幻冬舎 2012.1


■あらすじ

医師転職斡旋会社に勤める国本いずみ。いいことなんてなにもなかった。男に遊ばれ、飼い猫は病み、クライアントは落ちこぼればかりで、職場の上司もやる気がない。眠れずに朝を迎え、舌打ちしながら家を出る毎日。
そんな彼女が妙な事件に立て続けに遭遇する。露出狂の出没、秘密裏に行われる臓器移植、医師の突然死・・・・・・。
「腎臓一個ぶん、きっちり働かないとね!」
いずみは自身の再生もかけ、事件の真相を追いかけ回す!
破滅型アラサー独身女が、医療界の最底辺を大暴走!
『このミス』大賞&大藪賞作家が放つ医療ミステリーの新機軸。
(本の帯より)

■ヒロイン
  国本いずみ(元ホステス、医師転職斡旋会社勤務)

■感想
 東川さんの次は東山さんです(ややこしや~w)奇しくもお二人は同い年なんですよね。
 これは、「本が好き!」様から献本いただきました。ありがとうございます。
 真っ白い猫がじっとこちらを見ている表紙です。裏表紙にも黒猫さんがいるんですよ。

 この物語の主人公は、元ホステスで現在は医師転職斡旋会社に務める国本いずみ。
 いわゆる普通のサラリーマンの転職とは違って、クライアントの医師は一癖も二癖もある人ばかり。
 そんなクライアントたちに関わるなかで、いずみはきな臭~いニオイを嗅ぎ付けてしまう。
 もちろん会社の信用問題になりかねないというのもあるかもしれないけれど、
 仕事の使命感というよりは、こんな医者、許しておけるものか!と感情的に突っ走ってしまいます。
 同僚からは、これ以上首をつっこむなと窘められる始末で・・・。
 いずみの暴走っぷりには毎度ヒヤヒヤさせられっぱなしです(^^;)
 実際、いずみ自身も、いずみに言い寄っている一色医師もあわや殺され掛かる目にあっています

 本作は以下の4編からなる短編集です。

 ミスター・グッド・ドクターをさがして
 ミスター・グッド・ドクターにご用心
 ミスター・グッド・ドクターにおねがい
 ミスター・グッド・ドクターによろしく

 医療がテーマなので、始めは重厚な作品なのかと思っていたのですが、意外にも軽妙。
 ただ、時折現れる比喩表現が詩的といいますか、歌謡曲の歌詞のようで、
 よく意味が分からないものも多々ありました。

 医療ミステリーの新機軸と謳っていますが、ミステリー要素はあまりありません。
 どちらかというと、いずみがいつまでも引きずっている恋愛や、
 いずみの親友・絢子(クラブのママです)の家族の問題が浮き彫りになっていますね。

 ただ、いずみがわざとシャツの前ボタンを外してみたり、胸元の開いた服を着て
 セクシー・アピールをする姿には少々幻滅。
 正直、使いどころを間違っているし、安っぽい女に見えてしまう。
 いずみにはカッコいい女でいて欲しかった。

 いずみに言い寄っている一色医師、始めは軽い奴と思ったけれど、
 意外と真剣にいずみのことを考えているみたい。
 そろそろ彼氏に昇格してあげてもいいのではないかな。
 一色医師がいずみにとってのミスター・グッド・ドクターだと思いますよ

 ちなみに見出しは、キャバ嬢から華麗なる(?)転身を遂げたという共通点から
 某作品をパロってみました(笑)

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度267267
◆冷や汗度404404404
◆満足度★★★

■特におすすめ!

  • 医療問題に関心のある方
  • ストレス解消したい方
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Tag:東山彰良 医療ミステリ

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