土曜ワイド劇場【ミステリー作家六波羅一輝の推理(2)京都・陰陽師の殺人】

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By翠香

◆◇◆旧家のしきたりが招いた悲劇◆◇◆

■放送日時
  2012年4月21日 テレビ朝日 土曜ワイド劇場 21時30分~23時21分

■番組名
  ミステリー作家六波羅一輝の推理(2)京都・陰陽師の殺人

■原作
  鯨統一郎「作家六波羅一輝の推理 京都・陰陽師の殺人」(中央公論新社刊)

■CAST
 六波羅一輝    上川隆也
 北村みなみ    横山めぐみ
 三方まゆみ    中山エミリ
 目 一        金子 昇
 真庭燿介      大浦龍宇一
 堂間凌子      木内晶子
 大槻 賢       山下徹大
 住職         竜 雷太
 三方成美      夏八木勲

             ほか

■あらすじ

京都へ取材旅行へやってきた崖っぷちミステリー作家・六波羅一輝とその担当者・北村みなみ。学芸員の堂間凌子の案内で、陰陽師の目一のいる護摩堂へ向かうが、目は、急病人の祈祷のために東京へ行くと言い残し、立ち去ってしまう。戸惑う一輝とみなみだったが、凌子の計らいで三方家の屋敷に泊めてもらうことになる。三方家は京都の名家で、当主、三方成美の一人娘、まゆみの婚礼が整い、許嫁で名門子息の大槻賢の姿もあった。
そんななか、まゆみの許嫁の大槻が殺害される。現場には、陰陽師が使う人形(ひとがた)が残されていた。これを見た一輝は、目の護摩堂で見た人形と同じだと気づき、再び、目を訪ねる。すると目は、式神を使って大槻賢を呪い殺したと刑事に告げていた。だが、殺害時刻に目は東京で祈祷していたはず。案の定、目のアリバイが成立する。完璧なアリバイと式神による殺人!これをそのまま小説にいただこうと喜ぶみなみだが、当の一輝は、式神に殺せるはずがないと、事件の推理にのめりこんでいく。

■感想
前作の【ミステリー作家 六波羅一輝の推理 白骨の語り部】が好評だったようで、
期待通りシリーズ化の運びとなりました\(^0^)/わーい
2作目とあって、上川隆也さんと横山めぐみさんの息もぴったりですね。
ぬぼーとしてあまりやる気の感じられない一輝と、
一輝の尻を叩いて、何とか小説を書かせようと躍起になる編集者、なかなかいいコンビです(笑)
小説が売れず、崖っぷちに追い込まれた一輝だが、このままではみなみの首も危ない。

傑作を書くか、辞表を書くか

それが問題だ。ハムレットですねぇ(^^;) 

ちなみに、ドラマでは今回が2作目ですけど、
原作の『作家六波羅一輝の推理 京都・陰陽師の殺人』は、シリーズ3作目になります。
内容もちょっと違うようで、一輝は、まゆみから手紙を貰って現場に赴くようです。
まゆみの名字も「三方」ではなく「四方」になってます。ドラマでマイナス1にしたのには何か意味があるのかな?
原作は未読なので(手元にはある^^;)、そのうち読んでみたいですね。 

さて、今回はタイトルからも分かるとおり、陰陽師がテーマとなっています。
最初からインチキ臭さムンムンでしたねぇ(^^;)
炎が、龍が踊るかのように舞い上がったトリック、知りたかったなぁ。
あれはCGです、なんて無粋なことは言わないように。
しかし、式神を使って呪い殺したというのは、安倍晴明の時代なら、皆信じたかもしれないけど、
現代ではかなり無理ありますよね~
成美に「私をここで呪い殺してみろ」と言われ、「このような場では無粋というもの」と言い逃れ。苦しいな(^^;)
そのくせ、犯行声明文をネットで公開。なぜか現代風な陰陽師(笑)
それでも赤い筆文字で手書きされているのは、陰陽師のこだわりか?

大槻が殺された時、第一発見者の舞妓が「大槻さんに外で会わないかと言われた」と供述していたので、
てっきり、まゆみと大槻の結婚は所詮は親たちが決めた政略結婚、
大槻は他に女を作って遊んでいたのね~と思ったのですが、逆でしたね。
いや、実際には大槻は遊んでいたのかもしれない。政略結婚も疑いようがないし。
だからこそ、まゆみに他に恋人が出来て破談になるのは困るわけか。

しかし、なんとも時代錯誤な慣習ですねぇ。
成美も大槻が死んでも、結婚の日取りは変えたくないからって別の男をあてがうなんて、むちゃくちゃな・・・。
道具のように扱われたまゆみがかわいそう。
だけど、隠された真相を考えると、成美の行動はどうも腑に落ちないのですよね。
まゆみと八木を引き離すように大槻に命じたが、大槻は八木を殺してしまう。
成美は「殺せとまでは言っていないのに、バカな男だ」と言っています。
この時点でどうして破談にしなかったのだろう。大槻の器の小ささは分かったはずなのに。
八木を殺してしまったという、共犯意識ですかねぇ。
ここで英断を下していれば、こんな悲劇は起こらなかったのに

あと、精神科医の真庭はいったい何だったのだろう?
顔の痣が気になっていたので、過去に何かあるのかと思っていたのですが、ただの演出?
まゆみに「私はこの家を離れるつもりはありません」ときっぱり断られ、嘆き悲しむ真庭。
何だか女々しくてキモかった(^^;)

また、舞台が京都だったので、景色も楽しむことが出来ました。
赤い鳥居のトンネルが続く参道でのシーンは幻想的でしたね。
さすが京都!という感じです。

原作でもシリーズが続いているようなので、いずれドラマも続編が作られるでしょうね。
一輝に傑作ミステリーが書けたのか!?
次回を楽しみに待ちましょう(^^)

■参考
 「ミステリー作家六波羅一輝の推理(2)京都・陰陽師の殺人」
 ~洋館に響く悲鳴!呪いで人は殺せるか!?推理オタクが挑む!華麗な一族 千年の秘密!!~

  ↑番組HPです。

  ↑原作本です。
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