Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【プラチナデータ】 東野圭吾

 28, 2012

◆◇◆情報管理技術の闇◆◇◆

東野圭吾(シリーズ外)
長編
幻冬舎 2010.6
  幻冬舎文庫 2012.7
338映画化作品 (2013年春公開 主演:二宮和也・豊川悦司)


■あらすじ

国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。その開発者が殺害された。神楽龍平はシステムを使って犯人を突き止めようとするが、コンピュータが示したのは何と彼の名前だった。革命的システムの裏に隠された陰謀とは? 鍵を握るのは謎のプログラムと、もう一人の“彼”。果たして神楽は警察の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。

(幻冬舎文庫より)

■感想
近未来設定の話で興味があった本作。2回献本の機会があったのだけど、2回ともハズレ
さすがに人気作家の東野圭吾作品ですねぇ。
なんだかんだ言って、自分、東野作品結構読んでますね(笑)まあ映像化の影響が大きいのだけど。
本作も来年の春に映画公開されるそうです。相変わらず映像化の勢いが凄まじいですね(^^;)

事件現場に残された犯人の遺留物(毛髪や血液など)から詳細な解析データをはじき出すDNA捜査システム。
この開発者兄妹が殺された。犯行に使用された拳銃は、
未解決の連続婦女暴行殺人事件で使われたのと同型のもの。
被害者の衣服に付着していた毛髪が犯人のものと断定し、解析を行ったところ、
主任解析員の神楽のものであった。
神楽には全く身に覚えがないのだが、神楽自身に複雑な事情を抱えていて・・・。

読んでいて以前に読んだ山田悠介著【メモリーを消すまで】を思い出しました。
こちらの方は、作中で登場人物が読んだというSF小説とよく似た設定なのですが、
本作ではなまじありえない話でもない為、ちょっと怖いですね。

本作は、警視庁捜査一課の浅間警部補と警察庁特殊解析研究所の主任解析員・神楽龍平という
二人の主人公が登場します。
考え方がまるで正反対の二人の対比が面白い。
神楽は人の心は遺伝子によって決まるという自説を持っていましたが、
逃亡先で出会った人々の生き方に触れ、自分の考えが間違っていたのではないかと思うようになります。
一方、浅間は正義感が強く、熱くなりがちだけど、そこそこハードボイルドしてます。
ちょっとステレオタイプだけど、嫌いじゃないです(笑)
対立していた浅間と神楽との間に奇妙な友情が生まれるところにもご注目

しかし 本作はあまり東野作品らしくないですね。
最先端技術が物語の根底にあるのは、【パラレルワールド・ラブストーリー】【分身】などと同様で、
理系の東野さんらしいのですが、
東野作品特有である人間の愛憎のドロドロ感がない。むしろ人々の心の交流を描こうとしています。
これは、人情ものに移行しつつある東野作品の最近の特徴とも言えますね。
特異なのがスズランという少女の存在。東野さんでもこういうの書くのですねぇ。意外です。

犯人は意外な人物でしたが、実は途中で目星がついてしまった。始めは違う人を疑っていたのですけどね(^^;)
クライマックスシーンはハラハラドキドキしたけれど、ちょっと2時間ドラマぽかったです(笑)
でも結局国家権力の前には無力だったのが残念でなりません

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度267267267
◆冷や汗度404404404404
◆満足度★★★★

■特におすすめ!

  • 近未来小説が好きな方
  • 最先端技術に興味がある方
  • サスペンスが好きな方
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Tag:東野圭吾

COMMENT 2

Wed
2012.09.05
07:12

mokko

URL

未だに・・・

この著者の作品は1冊も読んでないです(^◇^;)
やはり読みのが遅いので映像を期待してしまって・・・
っていうか、これ面白そうって思ったのに
映画になるのですね・・・
本当にすごい勢いでドラマや映画化されてますねぇ~
映像化しやすい内容なのかしら?
1作くらいは活字読もうと思ってるんですが
思ってるだけで終わってます(; ̄ー ̄A

Edit | Reply | 
Thu
2012.09.06
00:32

翠香

URL

mokkoさんへ

私は気が付けば東野作品、かなり読んでますねぇ。
基本、原作を先に読む派なので、映像化と聞くと
急いで読まないと~みたいな感じになってしまいます(^^;)
でも本作に関しては映画化は本を手にして初めて知りました(笑)
これは映像向きだと思いますよ。
ニノとトヨエツが主演だそうですが、ちょっとイメージは違うかな。
東野作品は、割とハズレが少ないので、
好みに合いそうなのを選んでみたら??

Edit | Reply | 

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