Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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東野圭吾ミステリーズ「再生魔術の女」

 22, 2012

木曜劇場 東野圭吾ミステリーもついに最終回。
最後を飾るのは鈴木京香さん主演で『再生魔術の女』です。

■放送日時
2012年9月20日(木) フジテレビ系列 22:00~22:54

■番組名
木曜劇場 東野圭吾ミステリーズ「再生魔術の女」

■原作
東野圭吾 再生魔術の女『あの頃の誰か』(光文社文庫)

■CAST
  中尾章代    ・・・鈴木京香
  根岸峰和    ・・・小澤征悦
  神崎弓子    ・・・矢田亜希子
  根岸義政    ・・・竜雷太 
                 ほか

■ナビゲーションパート
  倉敷編集長  ・・・中井貴一
                 ほか

■あらすじ

中尾章代(鈴木京香)が院長の『中尾レディースクリニック』に、根岸峰和(小澤征悦)、千鶴(西田尚美)夫婦がやって来た。章代は不妊治療に取り組む傍ら、それでも子宝に恵まれない夫婦に、望まれずに産まれた子供の養子縁組も行っている。この日、根岸夫婦は章代が手配した子供に会いに来たのだ。千鶴は手放しで喜ぶのだが、峰和は"特別にお持ちした話"という章代の言葉に引っかかるものを感じる。 『根岸コーポレーション』専務の峰和は、社長の義政(竜雷太)の娘、千鶴と結婚した根岸家の婿養子。他人を蹴落とし、なりふり構わず出世して来た峰和が、章代の言葉に疑問を持つのも無理は無い。義政からも、章代とは後腐れのないようにしておけと釘を刺された。 そんな時、峰和は章代に呼び出される。そこは、峰和がかつてよく使っていた店だった。章代は峰和に養子縁組の5つの条件を確認。それは、赤ちゃんを愛すること。経済的余裕。家庭内不和がない。夫婦ともに健在。そして、夫婦ともに犯罪歴がないこと…。そんな章代に、峰和は特別に世話をしてもらった礼だと小切手を渡そうとするが断られてしまう。章代は自ら調べた峰和の経歴が自分に似ていると話す。そんな章代の話に、峰和は"特別"の意味が自分に気があるということではないかと思い…。
(番組HPあらすじより)

■感想
まずはナビゲーションパート。
倉敷はオムライスに飽き足らず、餃子を追加注文していたのですね!
なるほど、これから自殺する人が出前を頼むわけがありません。
自殺説崩れたり!・・・と思いきや、副編集長が手を挙げ
「ああ、俺だ。その餃子」ととっさの嘘でごまかされてしまう。
死人に口なし・・・なす術なく、彼らの犯罪は闇に葬られてしまうのか・・・
しかし天は倉敷を見捨てなかった!
「特注のケチャップです!」
「副編集長も始めたんですか?ケチャップ餃子」
ケチャップが好きで、何にでもケチャップをかけるんです──。
証言の中にこんなセリフがありましたよね。そう、ケチャップをかけるのは倉敷の特性でした。
ここで副編集長が「編集長を真似てケチャップをかけてみたら案外旨くてね~」などと取り繕っても、
警察の目はごまかせないでしょう。
まあラーメン屋にケチャップを特注するのはちょっと苦しいけど、見事どんでん返しが決まりましたね(^^)
本編とリンクさせるという制約の中、古典作品のオマージュも取り入れ、なかなかの出来だったと思います。

それでは、ドラマ本編です。
今回の原作は『あの頃の誰か』収録の「再生魔術の女」でした。
原作は、大半が章代と峰和のセリフで構成された二人芝居的な内容でしたが、
ドラマでは物語に膨らみを持たせていましたね。
出世の為なら手段を選ばない、峰和の冷酷な性格とか、
章代が自分に気があるのでは?と勘違いして、スケベ心を出したりというシーンはアレンジとしては面白かった。

奥さんサイドもきちんと描いていましたね。
政略結婚で、峰和に愛情がないことを知っていたからこそ、子供を願ったのに、
自分の方に問題があって、子供は出来ない・・・。
どうしても子供を、と強く思う気持ちが伝わってきました。

そして、やっぱり鈴木京香さんの美しさと怖さが際立っていましたね~。
あまり感情を込めずに淡々としているところがかえって怖さを引き立たせるという・・・さすがです。

■総評

さて、全11回のドラマが終了しましたが、
東野さんの短編は割とあっさりした作品が多いので、
どのようにアレンジするかで作品の出来が左右されたように思います。

・余計な付け足しをして失敗しちゃったかな?と思われる作品
 【さよならコーチ】【小さな故意の物語】

・はっきり描かないことが読者の想像力をかきたてるのに、一つの解釈を当てはめてしまった作品
 【レイコと玲子】【白い凶器】

最後に、私の独断と偏見による、ベスト3を発表いたします!

第3位

【再生魔術の女】
【さよならコーチ】と迷ったけど、変なストーカーを登場させたのがマイナスポイントになってしまった。

第2位

【エンドレス・ナイト】
しっとりとした大人のドラマでしたね。こういう静かな雰囲気のドラマもいいなぁ。

第1位

【二十年目の約束】
原作はいまひとつな感じだったのですが、素敵なラブストーリーに生まれ変わってました。
この作品が一番最後に配役が決まったそうですが、なかなか丁寧に作られていたなと思います。
皮肉なことに一番ミステリーらしくないのですが(^^;)

 

今回の短編作品を11回放送するというのは、面白い試みだったと思います。
1時間という制約の中、色々な工夫も見られて、原作とは一味違った作品を楽しめました。
豪華俳優陣もたくさん見られてちょっとお得な気分でした(^^)

■参考

▼原作本です。

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Tag:東野圭吾 ミステリー 鈴木京香 中井貴一

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