Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【フランス白粉の謎】 エラリー・クイーン

 12, 2012

◆◇◆事件はウィンドウの中で起きているんじゃない!◆◇◆

エラリー・クイーン国名シリーズ)2
長編
創元推理文庫(新訳版) 2012.9


■あらすじ

五番街にある<フレンチズ・デパート>のウィンドウに展示された寝台から、女性の死体が転がり出た。被害者はデパートの取締役会長の後妻。遺体のくちびるには口紅が塗りかけで、所持していた別の口紅からは謎の白い粉が発見される・・・・・・。この怪事件から唯一無二の犯人を導き出す、エラリーの名推理。巨匠クイーンの地位を不動のものとした<国名シリーズ>第二作。

(創元推理文庫より)

■感想
この新訳版が刊行された時から、献本に出るのを今か今かと待ち続けて、ついに当選しました!
やった~!\(^0^)/ 実はその前に10連続で落選していたことは内緒です(笑)

国名シリーズ第2弾。事件の舞台はニューヨークにあるフレンチズ・デパート。
フレンチはデパートの経営者の名前ですから、
前作同様、国名シリーズと謳っていながらフランスは全く関係ないです(^^;)
さらに「白粉(おしろい)」は、顔にパタパタ付ける化粧品ではない(笑)
文字通り白い粉なんですね。どうやら白い粉には二つの意味があるようです。

フレンチズ・デパートでは、正午になるとウィンドウで実演展示を行う。
その日も定刻通り、実演が行われた。
しかし、壁に備え付けられたベッドから転がり出たのは、血まみれの女性の死体だった──。

クイーン警視は、やっかいな上司に振り回され、少々お疲れのご様子(笑)
今回はエラリーの友人であるウェストリーが登場。お嬢様に恋する秘書です。
殺伐とした事件の中で、二人のロマンスは物語に彩りを添えていますね(^^)

今回ももちろん、お約束の「読者への挑戦状」があります
この「読者への挑戦状」、賛否両論あるようですが、私はこれがあると燃えてしまうタイプなんですね(笑)
前作の【ローマ帽子の謎】では見事犯人を当てたので、気をよくして臨んだのですが・・・。惨敗です。
証拠隠滅の点から攻めたのですが、これが出来るのは二人しかいないと思ったのですよ。
(そのうち一人は別の理由で却下)。でもデパートの中なら何でも揃うのですね。

エラリーは関係者を集めて謎解きを始めます。捜査段階でも刑事たちに指示を与えたりして、
警視の息子というだけで一体何の権限があるのかという点が気になりました。
この頃からバックに警察幹部がいる素人探偵が存在していたのですね。
それでも自分はあくまでクイーン警視の代理と、父親を立てていたのは
たとえバレバレであっても微笑ましかったです(^^)
しかし、事件はウィンドウの中ではなく、別の場所で起きたことの説明が長過ぎです(^^;)
現場に残された出血量が少ないことから、別の場所で殺されて運ばれたことは明らかなのに。

さて肝心の犯人ですが、ある一つの点からただひとりに限定されるって・・・。
今までさんざん引っ張ってきて、そんな単純だったの?
この点は、一度検討しましたよ。でもそんな簡単な訳はないと思ったので、外したのに~。
日本とアメリカの違いなのか、時代なのか、ちょっと違和感が残る部分です。

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度

267267

◆冷や汗度

404404

◆満足度

★★★

■特におすすめ!

  • フーダニット(犯人探し)が好きな方
  • 論理的に考えるのが好きな方

さて、献本が入った為、ちょっと出遅れてしまいましたが、
次回からテーマ読み「ナンバー」開始します!

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Tag:エラリー・クイーン 国名シリーズ

COMMENT 4

Mon
2012.11.12
23:10

mokko

URL

やはり・・・

有名どころは読んでおかないとダメですよねぇ~
アリス作品が好きなんだから、やはり読まないとねぇ
有名な作家さんって、有名なだけあって
きっと面白いんですよね
本作はちょっと消化不良気味みたいだけど(^◇^;)
有名どころではクリスティーしか読んでないけど
これはどれも面白かったので、他の有名どころの作品も
読んでみたいところです。
いよいよテーマ読みですね((o(^∇^)o))わくわく

Edit | Reply | 
Mon
2012.11.12
23:31

翠香

URL

mokkoさんへ

私もまだまだミステリ初心者なので、有名どころで読んでいない作品がたくさんあるのですよ。
やっぱりクイーン、クリスティ、ドイルあたりは押さえておきたい。
以前は翻訳ものが苦手だったのですが、訳が硬かったせいもあるかも。
今は新訳がどんどん刊行されているので、読みやすくなってますよ(^^)

遅くなりましたが、次回からテーマ読みを開始します。
青春ミステリから海外古典までバラエティに富んだラインナップにする予定です♪

Edit | Reply | 
Tue
2012.11.13
21:23

miroku

URL

シンクロニティ?!

私は同時期に『ハートの4』を読んでいたということですね。
こちらはハリウッドの話で、かなり明るいというか軽い雰囲気です。
クイーンは読ませますね。
国名シリーズは未読。
いつかは読みたいシリーズです。

Edit | Reply | 
Tue
2012.11.13
23:53

翠香

URL

mirokuさんへ

本当、同時期にクイーン作品を読んでいたのですねぇ。
国名シリーズは高校生の時に1作読んだきりだったのですが、
本格的に追いかけることにしました。
同時進行で悲劇シリーズにも着手したいです(^^)

Edit | Reply | 

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