Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

ミステリ小説・ドラマ・映画のレビューと、フィギュアスケートに関する話題について。ド素人なので初心者にも分かりやすく、楽しくを心掛けていきたいです。

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2012年年間ミステリランキング

 04, 2013

年も改まりましたので、今年の読書レビューの前に、昨年のまとめをしておきたいと思います。
私が2012年に読んだミステリの年間ランキングです。読書メーターと連動しています。
満足度が4つ以上のものを対象として、1作家につき1作品としました。
ミステリ小説のみを対象としているため、ミステリ以外の作品や映画等は除きます。
【タイトル】 著者名をクリックするとレビュー記事が開きます。


★第1位

【追想五断章】 米澤穂信

これは単行本が出た時からずっと気になっていた作品で、文庫化されるや即買い、即読みしました(笑)
そもそも結末がないのがリドル・ストーリーなのだけど、
あえて結末を用意してペアになるリドル・ストーリーを探すという発想が面白い。
ただリドル・ストーリーを探す話ではなく、実はある仕掛けが施されていて、
それが明らかになった時に全く違う絵が見えてきたのには鳥肌ものでした!
う~んさすがに上手いですね。堂々の第1位です!

★第2位

【アクロイド殺し】 アガサ・クリスティー

ポアロシリーズ第3作です。
刊行当初から物議を醸した問題作で、クリスティ作品の中でも超有名な作品なのですが、
有名作品ゆえか、読む前にネタが割れてしまったことが残念でなりません。
何も知らずに読んでいたら、もしかするとこれが第1位になっていたかも。
これだけ伏線がたくさんあるのに、当時アンフェアだと言われたのですから、
いかに読者の思い込みを上手く利用したのかが分かりますね。
クリスティの手腕が光る作品だと思います。

★第3位

【黒猫館の殺人】 綾辻行人

館シリーズ第6弾。
このシリーズは中村青司が設計した、からくり館が毎回登場しますが、
本作は最大級のからくりが仕掛けられていたといっても過言ではないと思います。
ヒントはたくさんあったのに、全く気付かなかった(^^;)
【時計館の殺人】は大作だったので、それと比べると小粒な感は否めませんが、
随所に遊び心が詰まった面白い作品でした(^^)

★第4位

【ローマ帽子の謎】 エラリー・クイーン

エラリー・クイーンのデビュー作。
ミステリファンたるもの、これを知らずば何とする・・・と思い、ようやく手にした作品ですが、
やっぱり本格推理小説の巨匠、とても面白かったです(^^)
お約束の「読者への挑戦状」には、ワクワクしながら取り組みました。
私にしては珍しく犯人を当てたものだから、多少贔屓目も入っているかもしれません(笑)
私は上記画像の創元推理文庫で読みましたが、角川文庫からも新訳が出ています。
角川のは表紙の男性(エラリー?)がイケメンなんだよ~。

★第5位

【OZの迷宮】 柄刀一

これはテーマ読み【迷宮】で選んだ作品。
探偵小説のお約束を無視した掟破りの作品です。
いや~これには度肝を抜かれました!
探偵役がリレーしていくとは聞いていたのだけど、まさかこんな形になるとは・・・。
柄刀作品は、舞台設定が複雑で飲み込み辛いのが難点ですが、なかなか個性的な作家さんです。
積読本がいくつかあるので、今年も何か読んでみよう(^^)

★第6位

【ガリレオの苦悩】 東野圭吾

これも待ちに待った文庫化、【容疑者Xの献身】以来の久々のガリレオシリーズでした。
本作から女性刑事・内海薫が登場しているのですが、ドラマとはかなりイメージが違いますね。
原作の内海は新人ながら、なかなかの切れ者です。
女性ならではの視点で事件を捜査していくのは、新鮮でよかったですね。
湯川は【容疑者Xの献身】の事件で懲りたのか、始めは捜査に非協力的でしたが、
徐々にマイペースに。意外と人間臭い(一応人間だけど^^;)所もありますね(笑)

★第7位

【マジックミラー】 有栖川有栖

有栖川作品のノンシリーズ長編を初めて読みましたが、
ノンシリーズでもキャラが立っていて、飽きさせませんね(^^)
本作は、時刻表トリックを使ったアリバイ崩しという、私が苦手なジャンルだったのですが、
また随分と小難しいトリックを編み出したものだと、感心するやら呆れるやら(^^;)
それ以上に、巧妙な仕掛けにやられましたね~。
作中にあるアリバイ講義は今後の読書に役立ちそうです。

★第8位

【さよならドビュッシー】 中山七里

これはテーマ読み【音楽とミステリ】で選んだ作品。
本来なら2011年に読み終わるはずだったのだけど、年を跨いでしまったため、2012年に持ち越し。
新年1冊目から年間トップ10候補だと思っていましたが、やはりトップ10に残りましたね。
それなのに、私のレビューにショックを受けたというコメントを頂いてしまった・・・。
なぜ!?私の文書力が足りないのかしらん?むしろ私がショックを受けましたよ(^^;)
これからもっと精進せねば・・・とりあえず誤解ですと言っておきます。 

★第9位

【午前零時のサンドリヨン】 相沢沙呼

これはテーマ読み【ナンバー】で選んだ作品。
これも単行本が出た時から気になっていた作品で、文庫化したと聞き、早速購入しました(笑)
実は青春ミステリはそれほど好きなジャンルじゃないのですが、これは好みに合っていたみたいです。
主人公の須川くんにはちょっとイライラしたけれど、酉乃さんがかわいい。
特にマジックをしている時のキラキラした酉乃さんが好き(^^)
加藤木麻莉さんの表紙イラストも素敵で気に入っています。

★第10位

【修道院の第二の殺人】 アランナ・ナイト

この作品、一般的にはマイナーみたいなんですが、個人的には気に入っています。
ヴィクトリア朝エジンバラという舞台背景がロマンチックムードがあっていいですよね~
ファロ警部補と義理の息子・ヴィンスが法月父子を彷彿とさせます。
ファロ警部補は舞台女優に恋をしたり、有能な部下に嫉妬したりと人間臭く、愛すべきキャラクター。
続編も出たのですが、献本に外れてしまって・・・。残念。
自分で買って読むことにしよう(笑) 

昨年は文庫化を心待ちにしていた作品が多く刊行され、期待を裏切らない出来だったことに大満足。
あまり流行に左右されない私ですが、昨年と一昨年に刊行された作品が6作と新しいものが並びました。
また、テーマ読み作品は3作。全くの偶然なのだけど、各テーマ読みに1作ずつランクインとなりました。
今年はどんな作品と出会えるのか、楽しみですね。

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Tag:ランキング ミステリ

COMMENT 4

Tue
2013.01.08
16:23

akane

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おっ★

おおおi-80
米澤作品が1位とはi-179
この作品私も好きですi-190構成が面白いですよねi-179
ミステリとしても好きだけど、読み終えた感じの切なさとか、米澤作品の魅力ですよねi-237(古典部と他作品もどんどん読みたい~i-178

私は手元に「さよならドビュッシー」と「午前零時のサンドリヨン」ありますi-235(笑)
サンドリヨンの方はシリーズ2作目「ロートケプシェン、こっちにおいで」までも準備済みi-229(笑)
読みたいくせに、欲張りすぎてぜんぜん読めなかった2012年だったので、今年こそ読みたいですi-185

Edit | Reply | 
Tue
2013.01.08
23:42

翠香

URL

akaneさんへ

『追想五断章』は、文庫化を待ち望んでいた作品で
期待に違わぬ内容で大満足でした(^^)
昨年読んだ中でこれが一番印象に残っていたので、文句なしの第1位です♪
サンドリヨンも同じく単行本が出た時から気になっていたのですが、
これはちょっとツボでした。
続編も文庫化されたら読もうと思います。
今年もよい作品に出会えるといいな♪

Edit | Reply | 
Sun
2013.01.13
22:00

mokko

URL

(・0・。) ほほーっ

テーマ読みからは3冊がランクインですね
1位が米澤作品でしたかぁ~
まだ1冊しか読んでなくて、シリーズを積んでますけど
面白そうな本が結構あるんですよねぇ
そしてOZ!
これテーマ読みで購入できなくて、未だに品切れ状態
やはり面白いのですねぇ~
クイーンはやはり読んでおくべきですよねぇ
有栖作品が好きなら特に!(^◇^;)
参考にさせて頂きますо(ж>▽<)y ☆

Edit | Reply | 
Sun
2013.01.13
23:03

翠香

URL

mokkoさんへ

『追想五断章』はお気に入りです(^^)
予想以上の出来でしたね。あの仕掛けには鳥肌が立ちましたよ~。
『OZの迷宮』は独創性を評価しました。
まさか!そんなのあり?って感じ(^^;)
クイーンは、有栖川ファンなら読んでおいたほうがいいかも。
今活躍中の作家さんは少なからず古典作品の影響を受けていると思うので、
元を知っていると、ニヤリと出来るシーンが増えますよ。

Edit | Reply | 

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