Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【しまなみ幻想】 内田康夫

 15, 2013

◆◇◆世界最小の探偵団◆◇◆

浅見光彦シリーズ88
長編
光文社 2002.11
カッパ・ノベルス 2004.11
  光文社文庫 2006.9
  文春文庫 2011.3
55TVドラマ化作品!(2004.3.19放送 主演:中村俊介)


■あらすじ

 広島県尾道と愛媛県今治を瀬戸内の島々で結んだしまなみ海道。その来島海峡大橋から飛び降りたという母の死に疑問を持つ少女・咲枝。平塚亭で、彼女と知り合った浅見光彦も、その死に疑問を抱いた。母親は殺された? しまなみ海道を訪れた浅見は小さな探偵団を結成し、咲枝とともに調査に乗り出す。 美しい海と島を舞台に、浅見光彦が活躍する旅情ミステリー。

(光文社文庫より)

■テーマ
 しまなみ海道

■舞台
 愛媛県越智郡吉海町
          宮窪町
          大三島町
          伯方町
      今治市
      松山市
      新居浜市
 広島県尾道市

■ヒロイン
 村上咲枝(15歳、中学3年生)

■感想
本作の舞台であるしまなみ海道は、1999年5月1日、本州と四国を結ぶ第3のルートとして開通されました。
実は本作、愛媛県知事の依頼によって書かれたものだそうです。
浅見は日本全国を飛び回っているので、うちの地域を舞台に書いてほしい!
という依頼はよくあるのだそうですが、
行政単位、しかも県単位で公式に申し入れされたのは今回が初めてだそう。
先方としては、しまなみ海道全面開通記念の村おこしキャンペーンの一環だったようなのですが、
取材に全面的に協力するという、かなりおいしい話だったそうです(笑)
行政側も地域活性化の為に色々知恵を絞っているのですねぇ。
作中でも地域活性化の難しさを語る場面があるのですが、
ここ数年はゆるキャラブームでかわいいマスコット(中には微妙なものもありますが・・・)が
地域活性に貢献していますね。
本作の舞台である今治市には、昨年あのくまモンを抑えてゆるキャラグランプリ1位に輝いたバリィさんがいます!

バリィさんのホームページはこちら↓
バリィさんホームページ
寸胴ボディにはらまき(今治名産のタオル地らしい)というなかなか味のあるキャラですね(^^;)
頭に載せたクラウンは来島海峡大橋をイメージしているのだとか。
おおっ!来島海峡大橋はまさに本作で事件があった場所ですよ。
なんとタイムリーなのでしょう。すばらしい!バリィさん(笑)

その来島海峡大橋で自殺者第1号が出て、その2年後、唯一の目撃者だった女性が事故死──。
浅見は2つの事件に何らかの繋がりがあると睨み、調査を開始します。
また、自殺とされた女性の娘・村上咲枝が浅見家の近所にあるピアノ教室に通っていた縁で、
浅見と咲枝は「世界最小の探偵団」を結成します(^^)
村上咲枝は浅見光彦シリーズ最年少ヒロインですね。
同学年で【イーハトーブの幽霊】に登場する郡池愛がいますが、浅見はおじさん扱いされてました(笑)
まあ中学生からみれば33歳は十分おじさんなのだろうけど(^^;)
咲枝はなかなかしっかりしていて、賢い女の子。
でもそれゆえに浅見と張り合おうとし、暴走してしまうのだけど・・・。

今回は浅見が携帯電話を持っていない為に勘違いを引き起こし、事件の新たな展開を迎えます。
自宅に連絡を入れるたびに須美ちゃんに文句を言われるのもいい年をして情けないな~と思ったけど、
こんなこともあるのですねぇ。
でも咲枝の暴走を引き起こしてしまったことは間違いないので、いい加減携帯電話を持ちましょうよ(^^;)

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度267267
◆冷や汗度404404404
◆満足度★★★★

■特におすすめ!

  • 中国・四国地方の方
  • ピアノを習っている方
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Tag:浅見光彦 内田康夫

COMMENT 2

Wed
2013.01.30
16:33

結衣

URL

そうなんですか。愛媛県の全面的バックアップがあって書かれたとは知りませんでした。
でも、そういう場合でなくても「浅見光彦」シリーズは単なる「観光名所」扱いではなくて、
歴史的、社会的な知識が豊富な上に、取り上げる場所への愛情にあふれていますよね。
浅見光彦氏はもちろん魅力的ですが、そういう点もこのシリーズの魅力ですね。
ついつい読んでしまう(笑)
これはまだ読んでいませんでしたが(余りに同シリーズの作品が多いので、どれを読んだか忘れてしまう)
いつも通り、読後感の良い1冊でした。出会わせて下さった翠香さん、ありがとう。

Edit | Reply | 
Wed
2013.01.30
23:35

翠香

URL

結衣さんへ

わぁ~結衣さんも浅見光彦シリーズ、読まれているのですね!うれしいです(*^^*)
内田先生はちゃんと取材をして書かれていますからね。
浅見が見聞したものは、そのまま内田先生が見聞したものでもあるのです。
確かにこのシリーズは作品数が多いですよね~(汗)
私は刊行順に読んで、とりあえず抜けとダブりはないようにしています。
まあこのシリーズは基本、どこから読んでも大丈夫なので、
気になったものを選んでみればいいと思いますよ(^^)

Edit | Reply | 

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