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毛髪再生

【佐渡伝説殺人事件】 内田康夫

Category浅見光彦
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◆◇◆浅見光彦、殺人事件の容疑者に!?◆◇◆

浅見光彦シリーズ5
長編
カドカワ・ノベルス 1985.4
角川文庫 1987.2
天山文庫 1991.1
  角川春樹事務所 1997.4
  徳間文庫 1997.10
  中公文庫 2003.2
55TVドラマ化作品!(1995.7.31放送 主演:辰巳琢郎)
55TVドラマ化作品!(2011.9.16放送 主演:中村俊介)


■あらすじ

 梅雨の訪れと共に駒津家に届けられる奇妙な葉書。裏には筆書きでただ一文字『願』と書かれていた。4通目の葉書が配達されたあと、56歳になる駒津は何者かに殺された。一方、大学時代の親友4人組の一人三輪も同じ葉書を送られた後、佐渡で死体となって発見された。佐渡の「願」という地名に由来する奇妙な連続殺人。「願の少女」の正体は?
 事件の根は30数年前に佐渡で起こった出来事に!!
 警視庁幹部を兄に持つ、魅惑のキャラクター、浅見光彦が大活躍する本格伝奇推理。
(角川文庫より)

■テーマ
 賽(さい)の河原
 水子地蔵信仰

■舞台
 新潟県佐渡郡

■ヒロイン
 駒津彩子(学生)

■感想
 
浅見は、古本屋で古文調で書かれた、なにやら秘密めいた1冊の本を見つけ、購入した。好色本の類だと思っていたのだが、期待に反して(?)それは念仏唄が書かれたものであった。賽の河原に留め置かれた水子の霊を救うのは、地蔵菩薩である──という内容のもの。プロローグは、浅見の書いたルポという形式になっていて、これに関する宗教批判をしています。

 佐渡といえば、昔は流人の島であり、暗いイメージがありますが、まさか賽の河原があるとは知りませんでした。死んだ子供(水子)が河原で石を積んでいると、鬼がやってきて、積んだ石の山を崩してしまい、また石を積めと命令する──陰鬱な光景ですね・・・。とはいえ、この物語は宗教がらみの話にはなっていません。

 佐渡には『願』(ねがい)という地名があるそうです。まるで殺人予告のように『願』と書かれた葉書が次々に届き1、葉書を送られた人間が殺されていく──。第一章のタイトルが『死亡願』となっているのもシャレています。

 物語終盤の犯人とのやりとりは2時間ドラマのクライマックスシーンさながらの緊迫感がありました。ドラマ化55されたのは10年以上前になりますが、このシーンは特にインパクトがあったのか、よく覚えています。

 ところで、なんと浅見が殺人事件の容疑者にされてしまいます。もちろん《親の七光り》ならぬ、《兄の七光り》で嫌疑は晴れて、捜査に協力する形になるのですが、犯人にハメられた364訳で・・・。いつもは犯人にワナを仕掛けてギャフン(死語356)といわせるのに立場が逆になってしまいました。『名探偵』の名が廃りますよねぇ390

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

  ◆トリック度 267267267
◆冷や汗度 404404404
◆満足度 ★★★★

■こんな方におすすめ!

  • 歴史・伝説が好きな方
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浅見光彦内田康夫

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