Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【甘栗と戦車とシロノワール】 太田忠司

 16, 2013

◆◇◆クールに篤い甘栗くん◆◇◆

甘栗晃シリーズ2
長編
角川書店 2010.2
  角川文庫 2012.2


■あらすじ

父親が遺した事件の解決のため、探偵となった高校生の甘栗晃。夏休みが終わり、探偵稼業は一休み・・・の筈が、新たな依頼人がやってきた! それは、「名古屋最凶の中学生」と恐れられた無敵の不良・徳永馨。「戦車」の異名も持つ彼の依頼は、袋小路で姿を消した、小学生時代の恩師を捜せというもの。それはとんでもなくスリリングな事件の幕開けで・・・。太田忠司が描く、元気になれる青春探偵ミステリ!!
(角川文庫より)

■感想
甘栗くんシリーズ第2弾。
前作を読んでから3年が経っていた為、復習を兼ねて前作を再読してから臨みました。
忘れていた部分がかなりあり、インプットし直せたのでよかったです(^^)
本作の中でも前作のおさらいがあります(もちろん前作のネタバレはしていません)ので、
いきなり本作から読んでも大丈夫です。

甘栗くんは探偵をしていた父を事故で亡くし、前作では父の最後の仕事を引き継いだ格好になったのですが、
本作ではその噂を聞きつけ、新たな依頼人が現れます。
その人物は、「名古屋最凶の中学生」、または「凶暴戦車」という異名を持つ徳永馨。
彼の依頼は、小学校時代の恩師・音辺先生の行方を探してほしいというもの。
始めのうちは袋小路で先生が消えたというので、これは人体消失ものかっ!?と色めきたったのですが、
あまりに単純なトリックだったので、肩透かし(^^;)

ところで、タイトルにある「シロノワール」、私は全く知らなかったのですが、
名古屋ではおなじみのスイーツのようですね。
作中に喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」が出てくるのですが、実在するチェーン店だそうで、
シロノワールはコメダの看板メニューらしいです。
直径20cmほどのデニッシュの上にソフトクリームの渦巻きがぐるぐるっと載り、サクランボが添えられたもの。
これにメープルシロップをかけていただくのだそうです。
これがシロノワールです↓
シロノワール

おいしそうだけど、ボリュームが凄い(^^;)
この他にも今回も名古屋トリビアが満載です(笑)

あらすじには「青春探偵ミステリ」とありますが、青春と呼ぶにはあまりにきな臭い話になってきます。
不良グループの抗争がらみかと思いきや、本物のヤクザが登場して、
甘栗くん達は危うく東京湾に沈められる羽目に
なかなか高校生でこんな経験する人もいないでしょうねぇ。
しかも甘栗くんがピストルを構える一幕も!
探偵の真似事だったはずが、しっかりハードボイルドしてますねぇ(笑)

徳永に関しては、皆が思っているほど悪い奴じゃないなという印象です。
中学時代は荒れていたけど、夢の為に真面目に勉強して、実力で今の進学校に入ったのだから、
それは評価すべきだと思う。それなのに、皆が札付きの不良だと色眼鏡で見ている。
そんな中、ごく普通に接している甘栗くんには好感を持ちました。

甘栗くんは高校生の割には老成しているというか、
幼馴染の直哉や美術部の三ヶ日さんに対してはそっけない態度を取っているけど、
実は熱いハートの持ち主なんですね。
デニッシュの温かさとソフトクリームの冷たさを併せ持ったシロノワールのよう(^^)
一度引き受けた依頼は最後までやり遂げようとする生真面目さもあるし、
一見無謀に見える事でもとっさの機転が利く賢さも持ち合わせています。
ヤクザに見込まれるぐらいだから大したものです(笑)
彼はお父さん譲りの正義感の強い、立派な探偵になれることでしょう

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度267267
◆冷や汗度404404404404
◆満足度★★★

■特におすすめ!

  • 青春小説が好きな方
  • 名古屋出身の方
  • スイーツが好きな方
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Tag:太田忠司 甘栗晃

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