Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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2013年5月読書まとめ

 02, 2013

2013年5月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2737ページ
ナイス数:88ナイス

スイス時計の謎 (講談社文庫)スイス時計の謎 (講談社文庫)感想
ダイイング・メッセージや密室など、本格好みの作品が揃った短編集。『あるYの悲劇』はダイイング・メッセージにリアリティがあって良かった。『シャイロックの密室』はトリックは合理的だと思ったけど、犯人、ミスが多過ぎる(^^;)表題作はこれぞロジック・ミステリ。火村の推理は精巧に作られた時計のように美しい。ただ最後の詰めが仲間内の証言に頼ってしまっているので、少々弱いかなと感じます。アリス、辛い青春時代を過ごしてきたのですね。偽美少女には笑ったけど。でもこれを励みに良い作品を書き続けてください(^^)
読了日:5月3日 著者:有栖川 有栖


angels 天使たちの長い夜 (講談社文庫)angels 天使たちの長い夜 (講談社文庫)感想
建築探偵シリーズ番外編・蒼の物語第2作。ですが、蒼が主人公ではなく、あくまで私立向陵高校の一生徒・薬師寺香澄として描かれています。夏休みの学校で起きる殺人事件、大人たちが誰もいなくなる状況等、設定に現実味がないと感じた。殺人事件よりも、密かに遂行されようとしていた悪意の方に関心が行ってしまった。だって標的が蒼なのだもの。蒼が何故憎まれなければならないのか、もどかしい思いでいっぱいになってしまった。次回作は薬師寺事件に落とし前をつける話だとか。覚悟して読まないといけないなぁ(^^;)
読了日:5月8日 著者:篠田 真由美


甘栗と金貨とエルム (角川文庫)甘栗と金貨とエルム (角川文庫)感想
第2作を読むために再読。甘栗君は高校生のわりには老成しているし、クールでシニカル。でも言動には子供っぽさもあり、そのギャップがまたいいですね。幼馴染の直哉、美術部の三ケ日さんとの関係性は、米澤穂信氏の古典部シリーズとちょっと似ているかも。その他、脇を固める奥山さん、藤森さんなどのキャラもいい。藤森さんが主役のシリーズもあるそうで、そちらも楽しみ。3年ぶりに読んだので、都合よく結末を忘れていて、初見のように楽しめました(笑)舞台が名古屋で、地域の特色が紹介されていて、ちょっとしたグルメガイドにもなりそう。
読了日:5月13日 著者:太田 忠司


甘栗と戦車とシロノワール (角川文庫)甘栗と戦車とシロノワール (角川文庫)感想
甘栗くんシリーズ第2弾。今度の依頼人は「名古屋最凶の中学生」の異名を持つ徳永。始めのうちは人体消失ものかと色めきたったのですが、あまりに単純なトリックで、肩透かし(^^;)後にきな臭い話になってきます。不良グループの抗争がらみかと思いきや、本物のヤクザが登場して、甘栗くん達は危うく東京湾に沈められる羽目に。しかも甘栗くんがピストルを構える一幕も!ヤクザに見込まれる甘栗くんって凄い(笑)今回も名古屋名物・トリビアが満載です。シロノワール、おいしそうだけど、ボリュームが凄い(^^;)ミニでいいかな(笑)
読了日:5月15日 著者:太田 忠司


皇帝のかぎ煙草入れ【新訳版】 (創元推理文庫)皇帝のかぎ煙草入れ【新訳版】 (創元推理文庫)感想
巻き込まれ型のサスペンス。状況証拠が揃い、ヒロインは窮地に追い込まれてしまいます。とにかく読者をミスリードするのが上手い。タイトルが絶妙です。犯人以外の人物もそれぞれの思惑があって行動しているため、さらに事件が複雑化するのですが、どれ一つ取っても無駄がない。よく練られたトリックだと感嘆しました。さすがにクリスティが脱帽するだけのことはありますね。まさに華麗な手品を見せられた気分でした。男性のカーが微妙な女性心理を描いたのはちょっと意外。どちらかというとクリスティ作品を読んでいるような感じでした。
読了日:5月20日 著者:ジョン・ディクスン・カー


カンナ 天草の神兵 (講談社文庫)カンナ 天草の神兵 (講談社文庫)感想
カンナシリーズ第2弾。甲斐たちは熊本・天草へ。今回のテーマは「島原の乱」。天草四郎が何故『四郎』なのか(四男ではない)は考えたこともなかったです。この説は多少こじつけかなとも思うのですが(ツッコミどころもあり^^;)、なかなかの珍説ですね。殺人事件も一応(?)起こっているのですが、特筆すべきものはない。ピンチを切り抜ける忍術が前作と同じで新鮮味がない。前作よりもさらにあっさりとした感じ。この調子で9作目まで引っ張るのでしょうか?歴史の謎はそれなりに面白いので、もう少し推理要素があればより楽しめるのに。
読了日:5月23日 著者:高田 崇史


君の望む死に方 (祥伝社文庫)君の望む死に方 (祥伝社文庫)感想
碓氷優佳シリーズ第2弾。前作『扉は閉ざされたまま』では息詰まる頭脳戦に引き込まれたけれど、本作はそれほどでもなかった。相変わらず石持作品には歪んだ倫理観がありますね。被害者志願者が自ら安全に(?)殺されるようにお膳立てしているのがお節介で笑える。優佳は虫も殺さないような顔をして、目的の為なら手段を選ばないしたたかな女性。人の心の奥底までも見透かして暴き出してしまう、恐ろしい女です(^^;)結末はタイトル通りだと思っていいのかな?冒頭で通報したのが119番だったのがちょっと気になるのですが・・・。
読了日:5月28日 著者:石持 浅海


完全なる首長竜の日 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)完全なる首長竜の日 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
映画公開に合わせて読みました。第9回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作です。審査員の満場一致で受賞が決定したそうですが、確かに新人離れした筆力がありますね。南の島の情景描写は目の前に浮かんでくるようで、少女漫画家である敦美の日常もリアルで、興味深かったです。でもミステリというよりはSFですよね。次第に夢と現実との境が曖昧になってくると、展開が見えてしまった。タイトルとテーマにはスケールの大きさを感じるだけに、真相はあまりに生臭くて矮小なものに見えてしまったのが残念。読後感もあまりよくありませんでした。
読了日:5月31日 著者:乾 緑郎


読書メーター

5月は4月より1冊増えて8冊でした。最後は月末日にねじ込んだのですが(^^;)
ページ数も3月と同じぐらいだったので、これが自分の月間ペースなのかな。

5月はテーマ読み開始前ということもあって、シリーズものを精力的に進めました。
久々に読んだ甘栗くんシリーズは、内容を忘れていたので、先に前作を再読したのですが、
前作のおさらいが書かれているという親切設計だったので、再読しなくてもいけたかも(^^;)
『君の望む死に方』は文庫が出た時に買ったまま積読していたのですが、ようやく読めました(笑)
『完全なる首長竜の日』は、古本でゲットしていたもので、映画化を機に読んでみました。

今月は新しいテーマ読み(テーマ読書)を開催したので、テーマ読み一色になると思います。
テーマはヒロインなので、様々な女性が登場することでしょう。
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Tag:読書 まとめ

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