Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【青子の宝石事件簿】 和田はつ子

 15, 2013

◆◇◆宝石に込められた切なる想いと夢◆◇◆

和田はつ子シリーズ外
短編集
ハルキ文庫 2013.5


■あらすじ

青山骨董通りに静かに佇む「相田宝飾店」の跡とり娘・青子。彼女には、子どもの頃から「宝石」を見分ける天性の眼力が備わっていた・・・・・・。ピンクダイヤモンド、パープルサファイヤ、パライバトルマリン、ブラックオパール・・・・・・宝石を巡る深い謎や、周りで起きる様々な事件に、青子は宝石細工人の祖父やジュエリー経営コンサルタントの小野瀬、幼ななじみの新太とともに挑む! 宝石の永遠の輝きが人々の心を癒す、大注目の傑作探偵小説。
(ハルキ文庫より)

■ヒロイン
 相田青子

■感想
テーマ読み「ヒロイン」第9弾は、【青子の宝石事件簿】です。
これまたはじめましての作家さん。
新聞の新刊広告で見つけて気になっていた作品で、急遽テーマ読みに入れてしまいました(笑)
宝石にまつわる謎って、ちょっと神秘的で惹かれたのですよね。
私は宝石についてはあんまり・・・というか全然詳しくないのですが、
以前、パワーストーンにちょっと凝っていた時期がありまして。
自分の守護石である翡翠の球(正確にはネフライト・ジェイド)を持っています。
ハンドル名の「翠香」の「翠」は翡翠の翠なんですよ~。
ただ本作ではパワーストーンについてはほとんど触れられていません。
でも宝石に関する知識は得られます。
ルビーとサファイアが同じ種類の石だとは知らなかった。色の違いで呼び方が変わるとは!

著者の和田はつ子さんは、主に時代小説を書かれている作家さんだそうで、
そのせいか、江戸人情もの香りがそこはかとなく・・・(^^;)
青子(おうこ)と隣の家に住む新太(あらた)は幼馴染。
家族ぐるみのお付き合いをしていて、相田家の庭を新太の母のハーブガーデンにしたり、
相田宝飾店に来客があったりすると、カフェ経営しているお隣からコーヒーとお菓子が届けられたり・・・。

いきなり序盤で青子が務めているホテルをクビになったのには驚きました。
青子には一目みただけで宝石の種類や真贋を識別できる能力が備わっており、
お客様の身に付けているジュエリーが贋物だと気付いてしまうと辛いので、床ばかり見ていたのだとか。
ホテルマンが床ばかり見ていたら仕事にならない。そりゃあクビにもなりますよね(^^;)
ではなんでこの仕事を選んだのだろう?
それに青子は頑張り屋さんで正義感の強い女性です。
この後から始まる活躍を考えると、ホテル勤務の後ろ向きな女性とキャラが合わないのですよね。

本作は4編からなる短編集です。
巻末に宝石についてのQ&Aが載っていますので、ジュエリー選びの参考になりますよ


【第1話 万延元年のダイヤモンドを知っていますか】
青子はホテルでティファニーのエルサ・ペレッティを拾う。
持ち主はフィギュアスケート選手の清水えりかだった。
一方、青子の同級生の瀬波光一が暴行を働き、留置所に入れられたという。大人しかった彼が何故?
さらに光一の部屋からエルサ・ペレッティの偽物が見つかる。

刑事でもないのに、勝手に光一の部屋を物色するのはやり過ぎだと思いますが・・・。
しかもパソコンの中身まで。プライバシーの侵害ですよね
それにしても片山という男、女性たちの心を弄んでとんでもない男です
でも最後には純愛が実ったのでよかった。


【第2話 イワン雷帝の秘薬って何?】
相田宝飾店に母の形見のペンダントとブレスレットを査定してほしいという依頼が届く。
ペンダントは10万円の値が付いたが、ブレスレットは売り物にならない。
何かいわくがありそうだと思った青子は、直接依頼者の元へ返しに行くのだが・・・。

まるで「賢者の贈り物」のような素敵なお話でした
でも青子は他人の人生に首を突っ込み過ぎじゃないかな。
ネットショップの店主となっても、まだまだ甘さを感じます。
しかし、借金が2500万円って・・・青子のお祖父ちゃんも浮世離れしてますねぇ(^^;)


【第3話 夜空に消えない花火を見たことがありますか?】
相田宝飾店ネット店舗の特設コーナーにパライバトルマリンを取り上げることになった。
今回のパライバセットを5セットお買い上げになった松村様にお礼状を差し上げると、
2千万円の予算でなるべく大きなパライバが欲しいという。
一方、青子の元同僚だったみゆきは遠恋の彼に突然別れを切り出されたという。

松村さんのパライバに対する思い入れは多少こじつけな感じがしますね。
いくらお得意様とはいえ横暴ですよ。私物で非売品だという青子のピンキーリングまで奪ってしまうし。
青子にだって思い入れはあるのに。これだけは絶対取り返すと思ったのだけど、なかったですね。
みゆきの伯父さんの話はちょっと偶然が過ぎるけど、ここでも純愛が見られました。


【第4話 宮沢賢治の貝の火はどれ?】
青子の見ている前で、電車のホームから男の子が落ちた
間一髪で助けた中年の男性は、オパール王として世界的に有名な川辺陽介だった!
一方、町内では若い女性のアクセサリーなどが盗まれる事件が多発し、
青子と新太は町内パトロールをすることになる。

う~ん、ここまで偶然が重なりますかねぇ(^^;)
しかし、青子も正義感が強いのは分かるけど、無茶しますよねぇ。
結局、青子が背負った借金はどうなったのかとか、青子の恋の行方は?とか
置き去りのまま終わってしまったのですが、続編があるってことなのかな??

■評価(5個が最高)

 ◆トリック度267267
◆冷や汗度404404
◆満足度★★★

■特におすすめ!

  • 女性の方
  • 宝石・鉱石に興味がある方
  • ハーブに興味がある方

◆テーマ読み「ヒロイン」◆
テーマ読み「ヒロイン」

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Tag:相田青子 和田はつ子

COMMENT 2

Tue
2013.07.16
22:05

mokko

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w(゚o゚)w オオー!

これは面白そうです!
mokkoも宝石には興味ないんだけど
パワーストーンというか、鉱石が好きで
集めていたんですよね
ルビーとサファイアが同じ種類の石ってことは
色々調べていたので知ってましたけど
なにやら軽い薀蓄というかQ&Aもはいってるみたいだから
お勉強にもなりそうですねо(ж>▽<)y ☆
こういうお得感が好きです(○ ̄m ̄)

Edit | Reply | 
Tue
2013.07.16
23:40

翠香

URL

mokkoさんへ

本も薄くて内容も軽い感じなのだけど、宝石の薀蓄はぎっしり詰まってますね。
知っていることもあったけれど、結構勉強になりました。
でもこの本を読んだら、ちゃんと本物を身に付けないとな~と思いましたね。
見る人が見れば良し悪しが分かってしまうのですから。

Edit | Reply | 

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