Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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宮部みゆきドラマスペシャル 『淋しい狩人』

 21, 2013

■放送日時
  2013年9月20日 フジテレビ 金曜プレステージ 21時00分~22時52分

■番組名
  金曜プレステージ 宮部みゆきドラマスペシャル 『淋しい狩人』

■原作
  宮部みゆき「淋しい狩人」(新潮文庫)

■CAST
 岩永幸吉    ・・・北大路欣也
 安達明子    ・・・加藤あい
 稔         ・・・須賀健太
 稔の母      ・・・藤田朋子
 明子の母    ・・・中田喜子
 樺野刑事    ・・・田辺誠一
                   ほか

■あらすじ

岩永幸吉(北大路欣也)は田辺書店の名物店主。ある日、安達明子(加藤あい)が、亡き父が最後に書いた未完の小説「淋しい狩人」を持って来た。その頃世間では、心臓をひと突きにされ、手には38の文字が切り刻まれた遺体が次々と見つかり、騒ぎになっていた。明子は岩永に、小説の中で起きる事件の内容と今回起きた事件が酷似していると打ち明ける。しかもある手紙が明子のもとに届いたという…。そして岩永幸吉の手によって次第に明らかになっていく事件の真相。そして現代が抱える闇も浮き彫りになっていく。
(とれたてフジテレビHPより)

■感想
原作を放送日前日に読み終え、準備万端(?)でドラマに臨んだのですが、
まず番組宣伝文句にある「盲目の少女」って誰?と思いました。
加藤あいさんが少女なのかという疑問もありますが、それ以前に原作には盲目の人は誰も出てきません。
何故そういう設定にしたのでしょうね?
明子が2通の手紙を1通ずつバッグから出して見せるシーンがありましたけど、
よく順番を間違えずに出せたものだと妙なところで感心してしまいました。
普通に目が見えていてもどちらがどちらか分からなくなりそうだけど・・・。
とにかく原作とドラマでは設定がまるで違いましたね。
何故か稔の父は死んだことになっているし。

一方、安達和郎の未完の小説『淋しい狩人』が契機となり、模倣殺人が起きるのは原作通りです。
ただ殺人事件がかなり猟奇的なものに変えられていました。
心臓を一突きし、手のひらに「38」の数字を刻み付ける・・・
殺人鬼という言葉がぴったりくる犯行で怖かったです

このドラマでは「傍観者」がテーマに掲げられていましたが、これもドラマの創作です。
特に事件や事故を目撃しても何もせず、興味本位で写メを撮る・・・というのは
現代の風潮を表現しているなと思いました。
原作はやっとi-modeが登場した時代に書かれたので、写メなどなかったですから
このあたりは現代風のアレンジが効いていてよかったと思います。

事件を猟奇的なものにし、テーマを「傍観者」として掲げたため、
それに合わせて犯人像も変えることになったようです。
原作では自分を天才だと思い込んでいる目立ちたがり屋さんでしかなかったけれど、
ドラマでの犯人は、母親の事件という具体的に殺人の衝動となるものを抱えていたので
人物像が薄っぺらでなく、上手く肉付けされているなと感じました。
ただ冒頭で犯人が分かってしまうような描き方をしたのはなんとも残念。

ちょっと気になったのですが、撮影は真冬だったのでしょうか?
みんなコートやマフラーを着用してましたよね(^^;)
浅見光彦シリーズでも感じたことだけど、もう少し季節感を出せないものでしょうか?

イワさん役の北大路欣也さんは、私が思い描くイワさん像とはちょっと違うのですが、
例の大ヒットドラマ「半沢直樹」での東京中央銀行の頭取とはまた違った風格がありましたね。
一見怖そうなので、こういう古本屋は入りにくいな(^^;)
でもイワさん、ピストルを持った犯人の前に立ちはだかるとは無謀過ぎです!

上手くすれば、ドラマシリーズ化も出来そうですよね。
おじいちゃん版『ビブリア』も結構楽しそう(^^)

■参考

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Tag:宮部みゆき

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