Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【ゲームの名は誘拐】 東野圭吾

 25, 2013

◆◇◆最後の切り札◆◇◆

東野圭吾(シリーズ外)
長編
光文社 2002.11
  光文社文庫 2005.6
338映画化作品『g@me.』(2003年公開 主演:藤木直人・仲間由紀恵)


■あらすじ

敏腕広告プランナー・佐久間は、クライアントの重役・葛城にプロジェクトを潰された。葛城邸に出向いた彼は、家出してきた葛城の娘と出会う。“ゲームの達人”を自称する葛城に、二人はプライドをかけた勝負を挑む。娘を人質にした狂言誘拐。携帯電話、インターネットを駆使し、身代金三億円の奪取を狙う。犯人側の視点のみで描く、鮮烈なノンストップ・ミステリー!
(光文社文庫より)

■感想
これも5年ぐらい積読していた本。
光文社文庫のカバーデザインが数年前に一新されましたが、私が持っているのは旧デザインのもの。
女性が描かれていて、タイトルもL字型に配置されたインパクトのあるデザインで前のほうがいいですね。

久々にThe東野圭吾を読んだな~という感じです(笑)
東野氏いわく、良い人が出てこない物語を作りたかったそうですが、本当に悪い奴ばっかりです(^^;)
最近の東野作品は人情ものに転じていて、それはそれで感動するのですが、
すっかり毒気が抜かれてしまってどうも物足りなさを感じていたのですよ。
そうそう、これよこれ!この感じ(笑)

主人公の佐久間からして頭はいいけど自信過剰で嫌な奴です(^^;)
色々な女性と適当に遊んで結婚はしない。恋愛すらもゲームのように楽しんでいる男です。
ところがこの佐久間、いきなり苦汁を嘗めることとなります。
クライアントのプロジェクトから突然降板を言い渡されてしまうのです。
そんな折、佐久間を降ろした張本人・葛城勝俊の娘・樹理が家出したのを目撃。
佐久間は樹理に接触して葛城にゲームを仕掛けることを思いつきます。
そのゲームとは「狂言誘拐」。

樹理と結託してまんまと身代金をせしめることに成功したのですが・・・無論これだけでは終わりません。
そう、ゲームはまだ続いていたのです。
本作では一貫して犯人側(佐久間)視点で描かれている為、警察の動きはまるで分かりません。
そもそも警察が動いているのかさえも。それ故、どこか見えない敵に立ち向かっているような感覚でした。
ゲームに勝ったはずなのに達成感がない。佐久間はそう感じていたことでしょう。
実は水面下で別のゲームが進行していて、気が付いた時には一転窮地に立たされてしまいます。
これはなかなか痛快でしたね。絶体絶命のピンチを佐久間がどう切り抜けるのかも見どころの一つです。

それにしても葛城家の人々、皆歪んでますね(^^;)まるで血が通っていない。あの人があまりにもかわいそう。
ちなみに佐久間と樹理が設定した誘拐犯のイメージが江角マキコと福山雅治だったのには笑った(^▽^)
ま、福山の方は佐久間が却下したのだけどね。
よかった。福山が犯人じゃなくて(違うかw)

本作は映画化もされているとのことですが、樹理役が仲間由紀恵さんなのはちょっと合わないような・・・。
でも原作とは内容もかなり変えられているようです。
東野氏本人もちょこっと出演しているそうなので、今度DVDで観てみたいですね(^^)

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

 ◆トリック度267267267267
◆冷や汗度404404404
◆満足度★★★★

■こんな方におすすめ!

  • コン・ゲームが好きな方
  • 痛快な気分を味わいたい方
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Tag:東野圭吾

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