Love knot~ミステリ&フィギュア通信~

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【名探偵なんか怖くない】 西村京太郎

 22, 2013

◆◇◆豪華名探偵の競演!◆◇◆

名探偵シリーズ1
長編
講談社文庫 1977.8
  講談社文庫(新版) 2006.7

■あらすじ

「三億円事件を再現してお見せしよう」真犯人逮捕のために大富豪が入念に計画した推理ゲーム。クイーン、ポワロ、メグレ、明智といった往年の名探偵たちは抜群の能力を競い合う。だがクリスマス・イヴに予想もしなかった殺人事件が!驚天動地のトリックが圧巻の西村ミステリー。綾辻行人氏との特別対談も収録。
(講談社文庫より)

■テーマ
 三億円事件

■感想
テーマ読み「探偵」3番手は、名探偵なんか怖くない】です。
名探偵がいなくなったので、犯罪者たちが跳梁跋扈する世の中になってしまいました。
へへーんだ。オオカミなんか怖くない~♪名探偵なんか怖くない~っと。

その昔ハマっていた「名探偵シリーズ」。
クイーン、ポアロ、メグレ、明智といった往年の名探偵が推理合戦をするパロディミステリで、
本作の他、【名探偵が多すぎる】、【名探偵も楽じゃない】、【名探偵に乾杯】の四部作になっています。
実は今回のテーマ読みの記事タイトルはこのシリーズの2作目からいただいたものだったのですが、
やっぱり誰も気付きませんでしたね(^^;)
まあ刊行が30数年前とかなり古いですし、ちょっとマニアックなので無理もないか(苦笑)

本書は2006年に新版が刊行され、新たに西村京太郎氏と綾辻行人氏の対談が収められています。
裏話も書かれているのでお得感ありますね(^^)
というわけで新版にて久々の再読になりました。
新版ではちなみに【名探偵に乾杯】も今年新装版が刊行されています。
何故中二作が飛ばされたのかは定かではないのですが・・・。どうせなら四部作全部新版を出して欲しいですね。

初読みの時はまだ子供だったので、クイーンもポアロも知らずに読んでいたのですが、
お馴染みの明智小五郎がいたのと、設定の突飛さが面白くて読んでいたように思います。
でもある程度四人の名探偵が活躍する作品を読んでいた方が楽しめると思いますよ。
クイーンがシルクハットが消えたことに拘っていたのには思わずニヤリとしてしまいました。
言わずと知れた【ローマ帽子の謎】を思い起こしますよね。
このように作品を知っていれば楽しめる趣向がいろいろあるのです。
しかしちょいちょいネタバレしているのでちょっと困り物なんですよね(^^;)

あの三億円事件を再現し、犯人の行動を推理させるために名探偵たちを呼び寄せたという
アウトラインは覚えていたのですが、前に読んだのがはるか昔だったので、
犯人とかトリックとかきれいさっぱり忘れていました(笑)おかげで初読のように楽しむことが出来ました(^^)

時代設定が1970年なので、20世紀初頭に生まれ、活躍していた名探偵たちも既に老境を迎えている。
個々の作品の中で若かりし彼らを見てきたので(ポアロは作中でもおじさんでしたが^^;)、
一抹の淋しさを感じたのですが、でもご心配なく。頭脳はいまだ健在です
クイーンがいたため、「読者への挑戦」が挿入されています。(なんかテーマ読み2冊目と同じパターンですね^^;)
私も挑戦しましたが出来は・・・65点ぐらいですかね~。
大体のトリックと犯人は当てたのですけど、最後のどんでん返しまでは見抜けなかったですね。
言われてみれば伏線はあったのですが・・・。
文体は軽くてスイスイ読めるのがいいですね(^^)楽しい読書でした♪

■評価(5個が最高:★は1点、☆は0.5点)

 ◆トリック度267267267267267
◆冷や汗度404404
◆満足度★★★★☆

■こんな方におすすめ!

  • パロディ、パスティーシュが好きな方
  • この作品に登場する名探偵のファンの方

◆テーマ読み「探偵」◆
テーマ読み「探偵」

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Tag:西村京太郎 名探偵

COMMENT 6

Sat
2013.11.23
10:52

miroku

URL

名探偵とつくと、共演ものやアンソロジーあるいはパロディ的なものが多くなりますね。
いわば変則的なものなのですが、作者・編者のセンスが問われ、かつ楽しいものが多いように思います。
往年の名スター競演。
本作も小説ならではの楽しさがあるようですね。
私は今回、あえて避けてみましたが、魅力的なジャンルです♪

Edit | Reply | 
Sat
2013.11.23
16:43

mokko

URL

なるほど!

テーマ読みのタイトル記事は、そういうことでしたかぁ~
検索していて名探偵のシリーズがあるのはわかっていたのですが
クイーンを読んだ事がないので手が出せませんでした。
やはり色んなのを読んでいないと、こういう楽しい作品に
手を出す事も出来ないのですねぇ~
少しずつ、読み進めていかないと、楽しみが減りますね

Edit | Reply | 
Sat
2013.11.23
23:35

翠香

URL

mirokuさんへ

本作は新版が出たので、いつか再読しようと思っていたのですよ。
このテーマはまさにうってつけでした♪
古い作品ですが、名探偵たちはもっと古いので(笑)、全然気になりませんでした。
パロディものというだけでなく、ミステリとしても十分に楽しめますよ(^^)

Edit | Reply | 
Sun
2013.11.24
00:12

翠香

URL

mokkoさんへ

こういうネタは説明した時点でアウトですね(^^;)
やっぱりパロディものは元ネタを知っていてこそ楽しめますからねぇ。
これ、ネタバレもしているからちょっとまずいのですよ。
犯人の名前とかバッチリ書いてあるし・・・。
オリエント急行~は映画を観ていたからよかったけど、
犯人バラしているので知らなかったら泣いてます(苦笑)
内容は面白いので、ある程度原典に当たってから読むのがよろしいかと思います。

Edit | Reply | 
Sat
2013.12.28
08:36

結衣

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面白い! 楽しい!

いや~ 西村京太郎にこんなシリーズがあったのですね。
『十津川』は時々読んでいたのですが、これは知りませんでした。
面白かった!(^^)! 楽しかった!(^^)!
私は国内ミステリーより先に海外ミステリーに入っているので、
懐かしい、懐かしい、探偵たちに再会!(^^)! というところです。
(ちなみに私はここに登場する4人の中では、メグレが一番好きでした)

今回のテーマ読みは面白そうな本がいっぱいですね。
色々読んでみます(*_*)

今年も終わりですね。
一年間、楽しませていただいて、ありがとうございました。

Edit | Reply | 
Sat
2013.12.28
18:29

翠香

URL

結衣さんへ

なんと!結衣さんは海外ミステリから入ったのですね。
てっきり海外ミステリは興味がないのかと思ってました(^^;)
日常の謎とかのコージーミステリばかりで本格には興味ないのかと・・・。
私よりもずっとミステリを読み込んでいるのかもしれない。
実は私、メグレシリーズは読んだことがないのです(^^;)
海外ものは苦手だったのですよね・・・只今絶賛強化中(笑)
海外のおすすめ作品、ぜひ教えてください。

色々ありましたが、一年間ご訪問いただきましてありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。

Edit | Reply | 

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