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毛髪再生

【「紫の女」殺人事件】 内田康夫

Category浅見光彦
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◆◇◆幽体離脱の正体見たり・・・!◆◇◆

浅見光彦シリーズ50
長編
TOKUMA NOVELS 1991.10
徳間文庫 1995.9
  徳間書店 1999.4
  講談社文庫 2001.8

4062732394 「紫の女」殺人事件
内田 康夫
講談社 2001-08

by G-Tools

■あらすじ

 宮一恵は、和菓子屋を営む熱海の実家で、両親と共に倒れている所を発見された。両親は既に絶命しており死因は、飲んでいたワインから検出された毒物。心中と思われたが、一恵は幽体離脱して犯人を見たと主張した。網代滞在中の「軽井沢のセンセ」を訪ねた浅見光彦は、事件の真相究明を依頼されるが・・・・・・。
(講談社文庫より)

■テーマ
 和菓子
 源氏物語
 幽体離脱

■舞台
 静岡県熱海市
 京都府宇治市

■ヒロイン
  曾宮一恵(23歳・仙台テレビ局アナウンサー)

■感想
 プロローグからいきなりヒロイン・曾宮一恵が殺されるというショッキングな場面。奇跡的に彼女は一命をとりとめたが、一緒に倒れていた彼女の両親は助からなかった。警察は状況から心中事件であると判断したが、意識を回復した一恵は幽体離脱して犯人の姿を見たという。警察が取り合わないので、作家・内田康夫に浅見を紹介してくれるように頼むのだが・・・。

 というわけで、軽井沢のセンセがまたまた登場~。今回は『ぼく』という一人称でセンセ視点で書かれている・・・と思ったら途中からいつもの形式に。逆に「これは事件簿から外しておこう」など浅見側から書かれているし、『ぼく』から浅見に交代してからセンセの登場はなし──というなんだか不思議な作風になっています。曾宮一恵が【上野谷中殺人事件】を読んで浅見光彦の活躍を知った、という設定になっていますので、【上野谷中殺人事件】を先に読まれたほうがいいでしょう。本作と同様、軽井沢のセンセが浅見に事件捜査の依頼・・・というか丸投げしています(笑)

 今回、ヒロインが幽体離脱したという、オカルトチックな話39になっていますが、浅見は事件だけでなく、幽体離脱の正体も解明しています。分かってみると案外そんなものなのかもしれませんね。いまや幽体離脱はザ・たっちの持ちネタとなり、オカルトからギャグに変わりつつありますが・・・(笑)

 それからこの作品、タイトルに『女』がつくシリーズですが、『紅藍』が紅花だっただけに、『紫』はアザミのことかな?と思ったのですけど、見事外れました(笑) 花は全く関係ありません。ヒロインの母親(つまり今回の被害者ですね)が少女時代紫式部が好きだったことから、自分のことを『紫の人』とか『紫の君』と呼ばせていたということです。このエピソードからお菓子のネーミングへと核心に迫る話へ進んでいく訳なんですが、源氏物語との関連性はあまりなくてちょっと残念でした。

 しかし、この作品は美しい夫婦愛420がありました。浅見が感動して泣いてしまうような・・・。こんな地道に努力してきた人達をいともあっさり殺してしまう犯人、許せません。412

 それにしても浅見チャン、女の子の扱いが下手過ぎます!そんな言い方するから泣かせてしまって・・・あーあ。390

■評価(5個が最高)

 

◆トリック度

267267267

◆冷や汗度

404404

◆満足度

★★★★

■特におすすめ!

  • 和菓子が好きな方
  • 源氏物語が好きな方
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浅見光彦内田康夫

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